Webライターはレベル低いと言われる理由を徹底考察!改善策も解説
Webライターはレベル低いって言われるけど、具体的になにが駄目なの?
このような悩みをお持ちの方はけっこう多いのではないでしょうか。
確かに「レベルが低い」と言われても、なにをもって低いと言われているのか分からないので、具体的になにを改善すればいいのか分からないですよね。
そこで今回は、Webライターのレベルが低いと言われる最大の理由と、レベルの低い現状の改善策も解説していきます。
たとえレベルが低くても、意識すれば必ず改善できます。ぜひ最後までご覧ください。
Komita
・かくらぼ初代卒業生
・webライター独立後4ヶ月で月10万円達成(現在は月40万円前後)
・執筆記事は300以上
・金融領域の記事でGoogle1位を複数回獲得
・かくらぼライティング講師を2年6ヶ月経験
・現在は金融・人材領域のライティングとディレクター業を兼任
Webライターのレベルが低い最大の理由2選
Webライターのレベルが低いと言われる理由はさまざまですが、大きく分けると以下の2つに分けられます。
- ライティングレベルが低い
- 人間性に難がある
ライティングレベルが低い
「文章のレベルが低い」と言っても、細分化すると以下のようなものがあります。
- SEOを理解していない
- リサーチ不足
- 文章が読みにくい
- コピペやリライトした文章を納品する
- オリジナリティのある文章が書けない
- 誤字脱字が目立つ
- ライティングツールを使っていない
- WordPressやGoogleドキュメントなどが使えない
SEOを理解していない
SEOは「検索エンジン最適化」の略称で、記事(コンテンツ)を検索上位に表示するための施策を指します。たとえば「webライター 闇」と検索すると、かくらぼブログの記事が3番目に表示されます。
SEOの要素を押さえたうえで記事を作成すると、このように検索上位に表示されます。ただしSEOに正解はないので、上位表示されない時もあります。
ここで「SEOってなに?」と思った方、危険ですよ!
Webライターが受注する案件は、100%SEOの知見が必要です。個人ブログ然り企業のサイト然り、自社コンテンツを検索1ページ目に登場させたいと考えるのは当たり前だからです。
そのため、SEOのことを全く知らない、もしくはSEOの知見がないのに「SEOの実績があります!」と嘘をついて案件を受注する方は、明確にレベルが低いWebライターと言えます。
リサーチ不足
Webライターの仕事は、リサーチと切っては切れない関係にあります。リサーチを重ねて豊富な知識を収集して、はじめて充実した内容の記事を執筆できます。
しかし、なかには情報が更新されていないサイト、または誤った情報が書かれたサイトの内容を鵜呑みにして、質の低い記事を納品するWebライターもいます。
たとえば引用や参考は。原則として官公庁や大企業のサイトを用いますが、なかには個人ブログやWikipediaの情報を使っているケースも。
情報の真偽を確かめるには、官公庁や大企業のサイトで裏取りをするのがポイントです。
文章が読みにくい
読みにくい文章とは以下のものが該当します。
①前置きが長い
(例)冗長表現は「じょうちょうひょうげん」と読み、前置きが長い・内容が重複している・余分な表現がある・意味のない表現を書く、といった行為を指し、読みにくい文章を形成する代表的な文章表現となります。 ↓ 冗長表現とは、読みにくい文章の代表的なものです。 |
②内容が重複している
重複の例 | 言い換え例 |
---|---|
色が変色している | 変色している |
頭痛が痛い | 頭痛がする・頭が痛い |
全てを一任する | 任せる |
一番最初に・一番最後に | 最初に・最後に |
安心感を感じる | 安心感がある |
価格はだいたい○○円ほどです | 価格はだいたい○○円です・価格は○○ほどです |
③余分な表現がある
(例)英会話マニュアルを改定しました。そのため、成績アップが期待できるでしょう。 ↓ 英会話マニュアルを改定しました。成績アップが期待できるでしょう。 |
④意味のない表現を書く
余分な表現の例 | 言い換え例 |
---|---|
私は人に迷惑をかけないということを心がけています。 迷惑をかけないようにすることで、友達や会社でのコミュニケーションも円滑になり、明るい雰囲気になることになります。 | 私は人に迷惑をかけないことを心がけています。 迷惑をかけないようにと、友達や会社でのコミュニケーションも円滑になり、明るい雰囲気になります。 |
④誤字脱字が多い
誤字脱字の例 | 正解 |
---|---|
代金を決裁する | 代金を決済する |
ファミレスで清算する | ファミレスで精算する |
見ていれない | 見ていられない |
自分で決めれる | 自分で決められる |
⑤読み違いにつながる文章を書く
(例)私は友達と来週の文化祭準備で使う道具を買いに行った ↓ ・私が友達と2人で文化祭準備で使う道具を買いに行った ・私は1人で文化祭準備で使う道具を買いに行き、それを友達と使う予定 ↓ 2つの意味に捉えられる |
⑥漢字を使いすぎる
(例)私は高校の同級生と同窓会を開く為に連絡先を集め始めた ↓ わたしは高校の同級生と同窓会を開くために連絡先を集めはじめた |
⑦表記ゆれが目立つ
(例)台所からなにか匂ってくる。たどってみるとかなり臭かった ↓ 台所からなにか臭ってくる。たどってみるとかなり臭かった |
⑧PREP法やSBS法などの手法を理解していない
PREP法を使わない文章の例 例年であればもうすぐ涼しくなる頃合いです。 今年の9月は残暑が厳しいですね。 どおりで9月も暑いわけです。 天気予報では10月いっぱいまで暑いと放送していました。 PREP法を使った文章の例(結論→理由→具体例→結論) 今年の9月は残暑が厳しいですね。 例年であればもうすぐ涼しくなる頃合いです。 しかし、天気予報では10月いっぱいまで暑いと放送していました。 どおりで9月も暑いわけです。 SDS法を使わない文章の例 ○○県の漁協と直接契約し、厳選された魚介類をランダムに梱包し、鮮度を維持した状態で直接お届けします。 目利きが選んだ美味しい魚介類の味、ぜひお楽しみください。 当社のサブスクでは、新鮮な魚介類を選んでご自宅にお届けします。 SDS法を使った文章の例(概要→詳細→要点) 当社のサブスクでは、新鮮な魚介類を選んでご自宅にお届けします。 ○○県の漁協と直接契約し、厳選された魚介類をランダムに梱包し、鮮度を維持した状態で直接お届けします。 目利きが選んだ美味しい魚介類の味、ぜひお楽しみください。 |
上記に一つでも当てはまる場合は、セルフチェックの時間を増やしてみましょう。
コピペやリライトした文章を納品する
ネット上の記事やAIの文章をコピペしたり、簡単に言い換えただけのリライト記事を納品したりするのもご法度です。
文章力が向上しないだけでなく、著作権侵害につながる重大な問題です。
盗作やなまけは絶対にやめましょう!
ライティングツールが使えない
WordPressやGoogleドキュメントといったライティングツールが使えないと、クライアントから避けられやすくなります。
Webライターの仕事では、WordPress入稿を任されたり、Googleドキュメントで執筆したりすることが多々あります。こうしたライティングツールが使えないと、レベルの低いWebライターと認識されてしまうでしょう。
上記ツールだけでなく、さまざまなツールに触れていくのが慣れの第一歩です。
人間性に難がある
キツイ表現になりますが、以下に一つでも該当する方は人間性に難があると言えるでしょう。
- 返信がかなり遅い・返信しない
- クライアントの要望を無視する
- 締切直前にバックれる
- 修正依頼に逆ギレメッセージを送る
- 相談なく締切を破る
- マニュアルやレギュレーションを読まない
- 平気でネット記事をコピペする
- 真夜中や早朝にメッセージを送りつける
Webライター業界は横のつながりが広いので、上記の行為を繰り返せば仕事がなくなります。
レベルの低いWebライターにならないための改善策6選
ここまでレベルの低いWebライターの特徴を挙げてきましたが、もし該当しても改善策があるので安心してください。早速以下6つの改善策を紹介いたします。
- SEOを学び続ける
- セルフチェックを徹底する
- フィードバックの受け入れと実践
- 専門分野を磨く
- さまざまな記事や本を読む
- コミュニケーション能力の向上を図る
SEOを学び続ける
SEOは「Googleが求める理想の記事を作成して上位表示させる」ために学ぶ必要があります。とはいえ、Googleのクローラーがどのような記事を上位表示させるかは、記事を公開してみないと分かりません。
また、企業案件ではペルソナ設定やキーワード選定、構成、執筆の流れをWebライターに一任するケースもあります。企業として、はSEOの知見があるWebライターに質の高い記事を書いてもらいたいのです。
そのため、記事作成だけでなく、上位表示させるためのPDCAサイクルを回せるWebライターが重宝されます。SEOを学ぶには、書籍を読む・個人ブログを運用する・スクールやコミュニティで学ぶ方法があります。
SEOの知見を持っていれば、企業案件にエントリーしやすくなります。
セルフチェックを徹底する
納品前に文章をセルフチェックし、読みやすい文章になっているかを見ていきましょう。
チェック項目は「文章が読みにくい」で紹介したものも含まれますが、クライアントのレギュレーションに沿っているかも重要。一通り見返したら音読し、読みにくさを感じた部分があったら適宜修正します。
最後にチェックツールを使用し、指摘された部分、およびコピペ判定された部分を直せば完了。チェックツールは有料と無料のものがありますが、個人的におすすめなのは複数のツールを使用することです。
チェックツールごとに得意なチェック項目が異なるので、2〜3個使うのがおすすめです!
筆者がおすすめするチェックツールは「文賢」「enno」「CopyContentDetector」の3つです。
- 文賢:正しい日本語の使い方だけでなく、句読点や漢字の使用頻度なども考慮して「より読みやすい文章」のアドバイスをしてくれる有料ツール。
- enno:フォーマルな文章の校正に強く、基本的な文章のミスを指摘してくれる無料ツール。
- CopyContentDetector:無料版だと4000文字、有料版だと8000文字までをコピペチェック可能なツール。判定速度と精度に定評がある。
フィードバックの受け入れと実践
クライアントからいただくフィードバックは、新たな知見の宝庫です。一つひとつのフィードバックをメモし、次のライティングで活かすとスキルが向上していきます。
時に大量のフィードバックをいただくこともあり、落ち込むこともあります。しかし、第三者視点の意見は新たな「気づき」につながるので、貪欲に吸収していきましょう。
ただし、フィードバックが二転三転する場合は参考にしない方が吉です。
専門分野を磨く
YMYL領域だけでなく、ご自身の得意分野を磨いて専門性を高めるのも効果的です。
YMYL領域は情報が定期的に更新されるため、常に知識のアップデートが必要です。また、ファッションやグルメなどの分野であれば、トレンドを常に意識しておくのが必要となるでしょう。
正しい知識やトレンドの意識を磨くことで、クライアントにも読者にも濃い内容の記事を届けられるのです。
Webライターの使命「正しい情報をわかりやすく届ける」を忘れずに!
さまざまな記事や本を読む
文章表現を豊かにするには、さまざまな記事や本を読んで書き方や語彙を研究するのが良いでしょう。
筆者も同じクライアントの元で執筆しているライターさんの記事やネットニュース、幅広いジャンルの書籍を読みます。今まで使わなかった言い回しや語彙が豊富にあるので「この言い回しは参考になる!」「この語彙はなんだろう!読み方を調べてみよう」とワクワクした気持ちになります。
まずは好きなジャンルの記事や本を読み、さまざまな書き方に触れてみてください。
慣れてきたら「自分だったらこう書くな」と、より読みやすい文章になるよう心の中で添削してみてください!
コミュニケーション能力の向上を図る
「人間性に難がある」の項目で解説した内容を改善するには、以下の方法を繰り返し実践するのがポイントです。
- 返信がかなり遅い・返信しない→メッセージには20分以内に返信する・返信できない時は事前に連絡する
- クライアントの要望を無視する→クライアントの要望を受け入れつつ、自身のアイデアも共有する
- 締切直前にバックれる→最低でも締切当日には提出する(締切数日前に納品するのが理想)
- 修正依頼に逆ギレメッセージを送る→修正依頼には真摯に対応する
- 相談なく締切を破る→締切数日前に提出できない旨の報告と納期相談を行う
- マニュアルやレギュレーションを読まない→マニュアルやレギュレーションを読み、不明点はすぐに質問する
- 平気でネット記事をコピペする→文章表現を学びつつ、オリジナリティのある文章に仕上げる
- 真夜中や早朝にメッセージを送りつける→事前に連絡可能な時間帯を確認してからメッセージを送る
自分がされたらイヤなことはしない!の精神が大切です。
レベルが低いWebライターは意識次第でハイレベルになれる!
たとえレベルの低いライターの特徴に当てはまっても、「変わりたい」と悩んでいる方は伸びしろだらけです!
世の中にはレベルが低いWebライターであると気が付かず、現状に満足してしまう方もいます。そんな中で、自分を変えたいと考えている方は成長の余地がたくさんあります。
高単価案件を獲得できるWebライターになれれば、WebディレクターやWebマーケターといった上位職にキャリアアップする可能性も出てきます。
もし最短距離で上位職にキャリアアップしたいとお考えの方は、同じ考えを持つ仲間がキャリアアップに精を出す「かくらぼ」に入ってみるのもおすすめです。
かくいう筆者もWebライター初心者の頃からかくらぼに加入しており、講師の方々からライティングの基礎から高単価案件の獲得方法など、実にさまざまな知識を教えていただきました。現在ではWebライター&かくらぼライティング講師&Webディレクターとして活動しています。
この記事をご覧の方も、ぜひかくらぼでキャリアアップを目指してみませんか?
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