WEBライター技能検定は必要か不要かの結論!本当に役立つのか検証
近年、WEBライターを目指す方が増えていますが、その際に悩むのが資格は必要なのかということです。
WEBライティングスキルの指標となるWEBライター技能検定が一番有名ですが、実際に必要なのでしょうか?
また、習得したとして、本当に役に立つものなのでしょうか?
この記事では、そういった疑問をお持ちの方に向けて、
WEBライター技能検定を実際に検証してみた結果
WEBライターに求められる本当のスキルを考察
WEBライター技能検定が必要か不要かの結論
これらについてお伝えしていきます。
これからWEBライターを目指す方や、WEBライターとしてレベルアップするために資格習得を考えている方の参考になれば幸いですのでぜひ参考にしてください。
WEBライター技能検定を実際に検証してみた結果
WEBライター技能検定とは、日本クラウドソーシング検定協会が実施する、WEBライティングに関するスキルを測るライティングの試験のことです。
合格すれば、『WEBライティング実務士』の資格を得るとともに、一定数のライティングに関する知識と資格を保有しているという証明になります。
では、WEBライティング実務士の資格を有していることがWEBライターとしての仕事にどこまで影響するかで考えてみましょう。
メリット①WEBライティングの基礎が身に付く
WEBライター技能検定では、
①WEBライティングの基礎知識
②WEBライティングの書き方
③ビジネスマナー
これらを中心に学習していきます。
こちらは日本クラウドソーシング検定協会が実施しているとあって、クラウドソーシングサービスを利用する前提の内容になっていることに注意しなければなりません。
しかし、今は直接対面してやり取りするシーンは少なく、メールでのやり取りや、クラウドソーシングサービスを利用する方が非常に多いのであまり気にしなくても良いでしょう。
メリット②資格で一定のスキルを証明できる
『WEBライティング実務士』の資格を保有しているということは試験に合格した証であり、上記のWEBライティングスキルを有しているという証明になります。
実績や作成物をお見せできない場合や、同じスキルのWEBライターがいる場合は資格の有無で仕事を依頼されるといったケースがあります。
『WEBライティング実務士』の資格は自身のアピールポイントになります。
メリット③提携しているクラウドソーシングサービスから優遇される
WEBライティング実務士の資格を取得することで様々な特典があります。
日本クラウドソーシング検定協会が提携しているサービス『CROWD』『Lancers』『サグーワークス』などにWEBライターとして登録すると、優先的に仕事を紹介してくれたり、依頼者に自身を宣伝してくれるといった特典があります。
WEBライターになりたての方で、まだ実績がなく仕事の声がかからないといった場合、こういった優遇処置は仕事の受注につながりやすく重宝するでしょう。
デメリット①時間とお金がかかる
「WEBライティング技能検定」は「WEBライティング技能検定講座」を購入した人限定の技能検定です。
WEBライティング技能検定講座は総額4,1000円が必要になり、試験対策としての時間も必要になるでしょう。
まだWEBライターとして収益を得ていない方にとっては安くはない出費となるため、よく考えて受講しなければなりません。
WEBライティング技能検定講座:32,000円
本試験料:6,000円
合格証発行料:3,000円
=総額4,1000円
デメリット②試験の内容は初心者向けである
「WEBライティング技能検定」はどちらかといえば、WEBライティング未経験者・初心者向けの内容となっています。
WEBライティング経験者が受講しても、基本的な内容や知っている知識ばかりであまり参考にならなかったというお声もちらほらあります。
安くはない受講料を払っても、あまり得るものがなかったと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、WEBライティングの基礎を振り返る、自身のスキルを復習するという意味では全く無駄ではないでしょう。
実際に検証してみた結果
結果としては、私にはあまりメリットは感じませんでした。
基本的な内容やすでに知っている知識が多く、得られるものが少なかったからです。
逆にいうと、全くの未経験・初心者WEBライターの方は、自己流で始めるよりもしっかりと基礎から勉強できるという点で検討してみても良いかと考えます。
WEBライターに求められる本当のスキルについての考察
「WEBライティング技能検定」を受講することで得られるメリット・デメリットをご紹介してきました。
ではここからは、今のWEBライティング業界の変化やクラウドソーシングサービスの現状、その影響を受けて変化するWEBライターに求められるスキルについて考察していきましょう。
考察①WEBライティング業界
コロナウイルスの影響や、副業を始める人の増加、クラウドソーシングサービスの盛況に伴い、WEBライターが急激に増えています。
日本最大級のクラウドソーシングサービスである、『クラウドワークス』だけでもライターの登録者は6000名以上います。
もちろん、この中には現役のプロライターや、元有名出版社の編集者など、すごい肩書きをお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。
さらに未経験ライターの参入もあり、競争は激化するでしょう。
考察②クラウドソーシングサービスの現状
WEBライター人口は増えるにつれてライバルはどんどん増えていくでしょう。
そうなると、仕事の依頼者はどういった基準で依頼する候補を絞っていくのでしょうか?
一番重視されるのは、やはり“実績”です。
クラウドソーシングサービスには依頼された件数や評価システムが実装されているケースが多いため、他の依頼者が何人依頼し、どんな評価をしたのかで、客観的にそのWEBライターの実力がわかります。
また人間の心理として、『他の方も依頼しているからこのWEBライターは安心だ』といった気持ちになり、たくさん依頼されているWEBライターに依頼が集中するといった事態が起こり得ます。
考察③必要なスキル
活躍されているWEBライターはどんなスキルを持っているのでしょうか?
必須のスキルとしては下の2つになります。
①ライティングスキル
②正しい物事を調べるスキル
しかし、これはWEBライターとしてのスタートラインです。
ここからプラスアルファの武器として
- SEOの知識がある
- 画像作成や動画作成のスキルがある
- 特定のジャンルに精通した知識・経験がある
これらを用いて他のWEBライターとの差別化を図ったり、自身の強みをアピールしていきます。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
【初心者向け】WEBライターになるための必要なスキル7つを解説
WEBライター技能検定が必要か不要かの結論
上記で考察した内容を表にまとめてみました。
WEBライター技能検定で 得られるもの |
未経験・初心者WEBライター | それ以外のWEBライター |
基礎知識 | 必要 | 不要 |
資格 | 必須ではないがあると有利 | 必須ではないがあると有利 |
実績 | × | すでに活躍している |
提携しているサービス からの優遇 |
実績を作るために必要 | 必要ではないがあると有利 |
プラスアルファの強み | 技能検定では得られない | 何か持っている |
こうして見ると、未経験・初心者WEBライターにはメリットがありますが、それ以上のWEBライターにはあまりメリットを感じないということがわかります。
また、初心者WEBライターから脱却するためには、それ以上の知識やスキルが必要になることもお分かりになるかと思います。
結論しては
- WEBライター技能検定が必要なのは未経験・初心者WEBライター
- 中級者以上のWEBライターにはあまり必要性を感じなかった
- 中級者以上のWEBライターになるためにはさらに努力が必要
ということになります。
WEBライター技能検定はあくまで未経験者・初心者向けの内容になっています。
自身のスキルや経験を客観的に見ながら、、受講料や得られるメリット・デメリットを総合的に判断して検討してみてください。
▷その他のWEBライターにおすすめの資格については下記にまとめています

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