失敗しない部屋探し!賃貸物件入居前・内見時の基本5チェック

読了目安[ 8 分 ]

家が変われば生活ががらっと変わるので、家探しは非常に重要です。

しかし、せっかく入居した自分の家について後悔しているという人も少なくなく、ある程度明確な見極めポイントを考えておく必要があります。

内見する物件を決める前に、不動産屋からもらう広告だけではなくインターネットからも様々な情報を得ると思いますが、現地に行かないとわからない情報もたくさんあります。

そこで今回は、家探しで失敗しないために、特に内見をする際に覚えておきたいチェックポイントを5つご紹介します。

まずは内見したい物件探し

部屋探しの3大条件は、

  1. 家賃
  2. 地域
  3. 間取り

です。家賃は毎月かかる費用なので無理はせず、手取り収入の3割までにすることが望ましいと言われています。

「部屋探しサイト」で家賃の上限を設定したら、地域は電車の路線などでざっくり設定をして検索結果を見てみましょう。

検索にヒットする物件数が少なければ、その地域には希望物件が少ないということなので、その場合は地域を変えて調べなおします。このように様々な検索条件を試すことで、地域や間取りの相場感がつかめてきます。

その際、細かな条件、たとえばオートロックやお風呂の追い炊きなどの条件は設定せずに探したほうが良いでしょう。なぜなら、物件情報に書いていない場合でもオートロックが付いている物件もあるからです。その場合は「オートロック有」ではヒットせず見逃してしまいます。

幾つか気になる物件がみつかったら不動産会社に連絡をし、実際に内見をしましょう。内見時には、以降に記載の5つのチェックポイントを忘れないように確認してください。

賃貸住宅チェックポイント1.立地と周辺環境

  • 公共交通機関までのルートと所要時間
  • 自転車の利用を検討する場合、公共交通機関の駐輪場の位置、利用料等
  • バスを主に利用する場合、バス停に屋根があるか、本数が十分か(特に終バスの時間)
  • 最寄りのスーパーの営業時間
  • コンビニエンスストアが近くにあるか
  • 役所や病院など公共施設が近くにあるか
  • 公園が近くにあるか

駅までの所要時間は事前情報としてわかっていると思いますが、駅までの道路や道路周辺情報はなかなか得にくいでしょう。

例えば子どもがいる場合、車通りが多い地域は通学路として歩道と車道が分離してガードレールが備わっているかなど、細かい点にも気を配りましょう。

雨や雪が降った場合、バス停に屋根が無いと5分の待ち時間も辛いものです。長い期間住む可能性があるほど、日々の細かい負担はストレスになります。

近年ではゲリラ豪雨による河川の増水なども考慮に入れておくと良いかもしれません。

内見時に不動産会社の営業マンが周辺環境の確認までお付き合いしてくれれば良いですが、気になる方は内見とは別日にじっくりと確認すると良いでしょう。

賃貸住宅チェックポイント2.建物外周と共用部、他の入居者

続いて、物件屋外のチェックポイントです。屋外から得られる情報(推測できる情報)は意外と多いです。

  • 建物外周の汚れ、亀裂
  • ゴミ置き場は綺麗に掃除されているか
  • 共用部の掃除は行き届いているか
  • 共用部に個人の荷物が放置されていないか
  • 共用部の水道・駐輪場の使われ方が適切か
  • 宅配BOXに空きがあるか
  • 消化器は設置してあるか

建物の外周、共用部に私物やゴミが放置されていたり、雑草が生え放題の物件はあまりおすすめできません。大家または管理会社の管理がずさんだと考えて間違いありません。このような物件は、例えば貯水槽や水道管まわりのメンテナンスも実施していない可能性があります。
(貯水槽のメンテナンスはサイズにより法律で義務付けられてはいますが、、。)

また、たまたま内見に行った時に宅配BOXが半数以上埋まっているようであれば、日常的に宅配BOXの空きがない可能性も考慮しておきましょう。入れっぱなしでなかなか取り出さない住民がいるのかもしれません。

消化器は、基本的にのべ床面積150㎡以上の共同住宅(マンション等)であれば、消防法により設置が義務付けられています。多くの賃貸住宅物件は設置が必要だと考えられますが、フロアを見渡して20〜30m内に消化器消化器が1つもない場合、使用期限で撤去されてそのままの可能性があるなど、管理が適切に行われていない可能性があります。
参考|消火器の設置義務 |安全・安心が、全て。一般社団法人 日本消火器工業会

賃貸住宅チェックポイント3.室内

次は室内のチェックポイントです。壁紙の色や間取りなど、好みによる部分はチェック項目として挙げていません。

  • 季節や時間帯により日当たりが悪くなる可能性はあるか
  • フローリング・床の傾き(ビー玉を持っていきましょう)
  • ギーギー、キシキシというフローリング・床の鳴きがあるか
  • ドアの開閉がスムーズに行えるか、隙間なく閉まるか
  • 窓・網戸の開閉がスムーズに行えるか、隙間なく閉まるか
  • カーテンレールはついているか
  • 収納の数、サイズ、カビ
  • 天井のシミ(雨漏りの形跡)
  • 携帯電話の電波の入り具合
  • 防音、締め切った状態で屋外の交通音などが気にならないか
  • 防音、隣戸が空室であれば隣室で携帯電話を鳴らすなど
  • コンセントの位置・数は適切か

賃貸住宅チェックポイント4.室内(設備)

  • エアコンに不具合は無いか
  • キッチン(換気扇)に不具合は無いか
  • トイレ(ウォシュレット)に不具合は無いか
  • お風呂にカビなど発生していないか
  • 各水栓の水圧は適切か(実際に水を出してもいいか確認しましょう)
  • 給湯に不具合は無いか
  • 照明(電球)に不具合は無いか
  • ブレーカーのアンペアはいくつか(キッチンがIHの場合は大きめが望ましい)
  • 「残置物」の設備はあるか

室内の設備は、電気水道など事前に全ての機能まで確認するのは難しいでしょう。外観や製造年を確認し、怪しいと感じたら事前に「不具合があったら交換をお願いします」という話をしておきましょう。

残置物(以前の入居者が残していったもの)の場合は、入居後に壊れても修理・交換の対象にはなりません。残置物の例として、エアコンやガスコンロ、照明器具や冷蔵庫などが挙げられます。一見「ラッキー」と思うかもしれませんが、メンテナンス状況もわかりませんし、入居後すぐに故障しても文句を言えず、余計な廃棄費用だけ負担することにもなりかねません。可能であれば事前に撤去してもらえないか交渉しましょう。(残置物があるために家賃が安くなっているケースもあるので注意してください)

賃貸住宅チェックポイント5.防犯性・安全性

犯罪に巻き込まれる可能性を下げるため、自分・家族の命を守るために、防犯性・安全性は確実に確認しておきましょう。

  • 周辺の治安(街灯・人通り・お店の種類など)に問題は無いか
  • 玄関の鍵は2個以上ロックが付いているか
  • 玄関ドアに郵便受けがついている場合、外から覗けないようになっているか
  • 窓ガラスは防犯性の高い(割りにくい)ガラスになっているか
  • 1階住居の場合窓に格子やシャッターが付いているか、また、半透明のカスミガラスになっているか
  • ベランダ・バルコニー付き物件の場合、外からの目線が通らないようになっているか
  • ベランダ・バルコニー付き物件の場合、エアコンの室外機に子どもが登って落ちる危険性は無いか
  • 耐震性能は十分か
  • 防火性能・設備は十分か

マンションであれば建築基準法が改正された1981年6月、木造建築であれば2000年6月以降の物件を選択するのが望ましいです(厳密には、それぞれ+1〜2年後以降に竣工した建物)。

大きな地震がいつ起きてもおかしくない日本では、強固な建物に住むことが命を守ることに繋がります。注意したいのは、特にアパートのような賃貸物件の場合に、築年数はそこまで古くないけど増築・改築されていて、大きな地震に耐えられるかは不動産会社、大家ですらわからないことがあります。(耐震補強工事は除く)

また、地震同様に火災への備えも確認してください。前出の消化器の件もそうですが、火災報知器の有無も確認しましょう。

更に、「耐火建築物」「準耐火建築物」として建てられている建物であれば、難燃性の素材、火炎にさらされても特定の時間耐える外壁、玄関ドア、窓、階段など、火災の備えがあれば避難できる時間が確保される設計になっています。耐火建築物かどうかは、不動産会社か大家に確認してみるといいでしょう。

3階建て以上の鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリート造のマンションであれば法令上耐火建築物になっているので確認する必要はないかもしれませんが、ハウスメーカーが賃貸住宅ブランドとして推し出している鉄骨(軽量鉄骨)造の建物は、1〜2階建ての建物でも耐火設備をセレクトしている場合があります。

賃貸物件は後悔しない探し方が大切

いかがでしたでしょうか。今回は、後悔しない賃貸部住宅物件探しとして、全部で42個のチェック項目を挙げました。

「1つの物件をみるのに、こんなにチェックしないといけないのか・・・。」と面倒に思う気持ちはわかります。ただ、ご存知の通り、引越し〜入居には、とてもお金が掛かります。

そして、お金がかかる以上に、普段の生活に不便さを感じるちょっとしたストレスや防犯、災害に対する気遣いの負担が大きいと、せっかく苦労して探した物件だけでなく、住んでいるその町が好きになれないかもしれません。

「住めば都」と言いますが、どんな所でも住み慣れればそこが最も住みやすいと感じるのは、周辺環境や雰囲気であって、住宅のことではありません。住宅の不便さは、目を背けていても住んでいる限りつきまとうものです。

賃貸物件を借りる際の注意点

賃貸物件を借りる際は、物件選びがとても大切です。以下の内容も確認して、賢く借りられるようにしましょう。

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