自然にお金が貯まる!無理なくできる6つの家計改善・成功事例

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家計を管理することは面倒臭いことで、ときに苦しく感じることだという人はたくさんいるでしょう。

家計管理とは単純にケチケチ生活で節約をしたり、ストレスを感じながら無理な貯金を続けることではありません。

わたしが考える家計管理とは、家族の将来を考え、家族共通の目標を見据え、お金と真正面から向き合うことで家族全員がお金の正しい使い方を楽しく学んでいくことです。

ファイナンシャルプランナー(FP)として相談を受けていると、「いつの間にかお金が増えている」とおっしゃる方がいます。そのような方は年収に関係なく、賢く、かっこ良くお金と向き合っていると感じます。

では、賢く、かっこ良くお金と向き合うとはどういうことでしょうか。

今回は、筆者が家計改善の相談を受けた3組の実例と「なるほど!」と感心した3組の実例をご紹介します。

家計の改善事例1.浪費癖を見つけて無駄遣いを防ぐ

会社員で実家住まいのAさんは、最近仕事が忙しく、帰宅前には必ずコーヒーショップで気分転換をしています。

Aさんは、エスプレッソと豆乳の組み合わせたソイラテを注文しています。おしゃれ且つ身体にも良さ気なところがお気に入りです。

そこでAさんに1か月分のレシートを持ってきてもらい確認すると、仕事の気分転換だけでなく休日も通っていることが判明……。焼き菓子もついで買いしていました。

Aさんは、マイボトル持参で割引を受ければ節約できていると考えていましたが、1か月の支出は1万2000円、単純計算で1年間14万4000円もの支出です。

気分転換は大切ですが、コストチェックも大切です。予めカードにチャージしておき、その金額内に収めるよう提案しました。

癖は誰かに指摘されるまで気付きませんが、お金の使い方、浪費癖は自分で見直せます。たとえ家計簿をつけていなくても、1か月のレシートを集めて月末に確認するだけです。

これなら忙しくてもできますよね。支出のコントロールは貯蓄の近道です。

家計の改善事例2.消費・浪費・投資の違いを知る

幼稚園年長のお子さんがいるBさんは、4月に子どもが小学生になるのを期にパートを始めようと思い、専門学校に通って簿記2級を取得しました。

ところが良い就職先が見つからなかったため、簿記を活かした仕事をあきらめて、別の資格取得を考えていると言います。そこで、Bさんに簿記資格の取得が、消費、浪費、投資のどれにあたるか考えてもらいました。

消費:生活に必要な支出
浪費:衝動買いなどムダだったかもと思う支出
投資:将来資産を増やすために今必要な支出

Bさんは簿記の取得費を「投資」に分類しましたが、わたしの見立てでは「浪費」になります。本来、資格取得は「投資」に含まれますが、うまく活かせなければ「浪費」です。

Bさんの目的は、少しでも世帯収入を増やすことだったため、資格取得で浪費するよりは、確実に働けるように新聞広告、ハローワークや派遣の検索、友人知人に聞くなどして、仕事を探す範囲を広げる提案をしました。

投資は元手を回収できた時点がスタートラインです。その見込みが薄ければ、まずは無駄な支出を減らすことも貯蓄ができる体質づくりへの一歩です。

家計の改善事例3.投資の割合を決めて儲かる家計に

フルタイムで働いて家事も両立しているCさんは、平日は仕事で忙しく、休日は溜まった家事に追われていました。

時間が無いことを言い訳にして、お金は普通預金として預けたまま通帳記入もしていないため、いくらあるかも把握していませんでした。

そこでCさんには、節約と投資で資産を築いた本多静六氏の著書「私の財産告白」から、月給の4分の1を給料天引きする方法を提案しました。月給が20万円のCさんが毎月5万円の貯金で年間60万円、金利がほぼつかない普通預金でも、10年で600万円貯蓄できます。

また、この金額をiDeCo(個人型確定拠出年金)で積み立てた場合、3%で運用できれば10年で約699万円になります。

iDeCoは運用期間中の利息や分配金、解約時の売却益など、運用で得られた利益すべてが非課税です。差額の約99万円は丸々の利益になり、年間60万円の掛け金も所得控除できる節税メリットがあります。

家計の感心事例1.家族会議でお金の教育

会社員のDさんは専業主婦の妻、小学3年生・5年生の子ども2人といっしょに家庭の支出予算を立てています。

「子どもも一緒に?」と思うかもしれませんが、小学生の子どもにも、将来の自分の学費や生活のために貯蓄が必要なことは少しずつ教えた方が良いでしょう。

子どもといっしょに夏休みの旅行計画などを考えることで、目標を持って無駄使いを減らす生活を意識できるだけでなく、その過程で固定費を考慮した節約方法を覚えるなど、結果的に良いお金の教育につながっているようです。

Dさんは「今は子どもの支出チェックが一番厳しい!」と嬉しい悲鳴をあげていました。

家計の感心事例2.先行投資で時間を買う

パート勤務のEさんは、家電の買い替え時期に思い切って乾燥機付き洗濯機、自動食器洗い機、ロボット掃除機を購入しました。これらの家電は、機能を見直せばもっと安い商品はいくらでもあります。

これらの家電に共通しているのは、時短と自動です。Eさんが寝ている間に洗濯物は乾き、ちょっとした家事の合間に食器が洗われ、お出かけの最中でもある程度掃除が完了します。

このように家事の負担が減ったことで、小学1年生の子どもが帰ってくるまでの時間は、近所の介護施設で働きながら地域の方々との連携を深めているようです。

ママ友とのつきあいだけでは親の介護や老後の暮らしのイメージができなかったけれど、高齢者と話をすることで老後の備えを考えられるようになり、ライフプランの見直しを始めています。

また、Eさんが契約している電気料金プランは時間帯や季節によって料金単価が異なるため、単価の安い夜間に電力を使うことで光熱費の削減も心がけています。さて、Eさんが購入し高い家電類は贅沢な浪費でしょうか。

家計の感心事例3.先取り貯蓄以外は自由に使う

夫婦共働きのFさんは、給料天引きで強制的に先取り貯蓄し、残りを自由に使っていいという家計のルールを作っています。

「何かあるといけないから……。」と貯蓄を月末に回してしまう人がいますが、そのやり方では月末になぜかお金が残っていません。

それならいっそのこと、一定の先取り貯蓄分以外は自由に使えるようにした方が、1か月の間ずっとお金のことを考えなくて済みます。

ライフイベントを見据えたうえで、それ以上の貯蓄を行なっていても無理のない生活ができ、以前のように「お金を残さなきゃいけない……。」「思ったよりお金が残らない……。」というストレスがなくなったそうです。

また、年収の5%を寄付するというルールも無理なく継続しています。

人によっては、寄付をすることはピンと来ないかもしれませんが、寄付ができているという心の余裕が人生を豊かにし、生活の満足度が増す人もたくさんいます。

家計管理は体験するほど楽しくなる

冒頭でお話した通り、家計管理を単なる節約や無理な貯金だと考えると精神的にストレスと感じてしまいます。

そうではなく、生活の中で効率良く無駄を発見し、ゲーム感覚で節約したり、他の物に置き換えたり、投資をして継続的な節約につなげたりなど、様々な方法を考えて体験することで楽しさを理解できるようになります。

今回ご紹介した3つの家計の改善事例では、まず家計の考え方や簡単な改善方法を知ってもらい、3つの家計の感心事例のようにその家庭の独自の考え方ややり方を工夫して、楽しくストレスがない家計管理ができるようにしましょう。

わたしたちは、つい日々のことに追われ何でも後回しにしてしまいがちですが、家計管理は、ほんのちょっとの工夫でスタートできます。

まずは、今できることから無理なく始めて、お金と真正面から向き合い、徐々に家計を改善する楽しさを知って、より豊かな人生設計できるようにしてください。

また、以下にも家計管理が上手な夫婦の実例を掲載しているので参考にしてください。

参考|家計管理が上手な3夫婦の実例!収入が多くなくてもやりくりするコツ

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