お小遣い・浪費・教育費の価値観が…夫婦がお金で揉める理由ベスト3

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新婚以外の夫婦で、これまで夫婦喧嘩をしたことがないという人はほとんどいないはずです。

ファイナンシャルプランナーであり、心理カウンセラーでもある筆者は、家計の相談を受けているうちに夫婦喧嘩の相談も受けることがよくあります。

また、夫婦揃って家計の相談を受けているうちに、いつの間にか夫婦喧嘩に……という現場に遭遇することもよくあります。

というのも、夫婦喧嘩の原因で最も多いのがお金で揉めることだからです。お金の問題でヒートアップすると、わたしの前でもお構いなしに、激しい喧嘩を始めてしまいます。

では、夫婦で揉めるお金の問題とは、どのようなことでしょうか。

今回は、FPの私が実際に見たり、相談を受けた「夫婦がお金で揉める理由」についてお話したいと思います。

夫婦がお金で揉める理由1.消費と浪費の価値観

「夫は、車をいじるのが大好きで、数万円の部品を取り寄せているんです。」
「妻は、3週間に1回8,000円のネイルサロンが欠かせないって言うんです。」

そして、お互いが「これってお金の無駄ですよね?」ということで、家計の相談にお越しになったご夫婦から審判を求められたことがあります。

よく聞くとご主人はお酒もたばこも興味がなく、趣味は車のみです。また、奥様は他にお稽古やつきあいの女子会もあまりなく、ネイルだけが楽しみだとのことです。

お互いが日々家計のやりくりを考えていれば、進んで無駄な出費をすることはないはずです。

現にご主人はお酒もたばこもしない代わりに車をいじっているという感覚でしょうし、奥様もお友達との食事に行かない代わりにネイルを楽しみたいという感覚なはずです。

誰しも、「ここは譲れない!」という楽しみがあり、その消費を我慢してまで家計を考えなければいけないと言われると、息が詰まってしまいます。

お金の使い方にメリハリがあれば、何が無駄とは一概に言えません。節約しすぎても疲弊するだけなので、夫婦でお互いの楽しみを理解したうえで、家計を考えるようにしましょう。

夫婦がお金で揉める理由2.教育費の価値観の違い

子どもがやりたい、欲しいと思うものは、それが教育費なのかそれ以外の費用なのかで、お金を出す出さないを決めるのが教育と家計管理を兼ねた1つのルールになります。

そこでよく起こる夫婦のお金の揉め事は、「どこまでを教育費とするか」の価値観の違いですね。

例えば、金融マンの家庭で育った筆者の家庭では、自動車免許の取得費用は「教育費外」扱いだったので、自分でアルバイトをして貯めたお金で取得しました。

今は、携帯電話代、サークルなどの学校外活動費や書籍代など、教育費か否かの選択を迫られる出費は多岐にわたるでしょう。

「まぁ、これくらいは買ってあげても良いんじゃない?」という考えで教育費に含めてしまうと、お互いが育ってきた環境による価値観の違いは必ず出てきてしまいます。

そのため、まずは教育費は定義が難しいという認識を夫婦で共有しましょう。そのうえで、家庭にあった方法で決めるようにします。以下は、1つの案です。

1.何の費用を出してあげるか予め決めておき、それ以外のものは夫婦の話し合いで決める
2.もし意見が対立したら、出したい方が自分のお小遣いの範囲で出してあげる
3.お小遣いの範囲が難しい場合は、子どもに条件付きで出すことを夫婦で検討する

どちらにしても難しいお話ですし、子どものことなので無碍に扱っていないはずです。できるだけ感情的にならず、家族でしっかり話し合っていきたいものです。

夫婦がお金で揉める理由3.お小遣いへの不満

家計のやりくり相談で、奥様がまずメスを入れたがるのは、やっぱりご主人のお小遣いです。

多くの方が、ご主人のお小遣いカットが前提で、「この金額は多すぎですよね?」「他の家では、お小遣いの額はどれくらいですか?」とお小遣いカットの理由を探ります。

その家庭の収支や考え方によって、一概に家計の○%がお小遣いと決めるのは難しいでしょう。そこで、やはり参考にするのは他の家庭との比較です。ただし、単純に年齢の平均額だけを見て比較してはいけません。

新生銀行が行った「2016年サラリーマンのお小遣い調査」で、子育て世代の状況別お小遣い平均額と年代別お小遣い平均額を見てみましょう。

出典|2016年サラリーマンのお小遣い調査|新生銀行

全体のお小遣い平均額は37,873円ですが、20代が最も多く40,879円、30代36,846円、40代35,670円とお小遣いの平均額は下がっています。これは、30代から住宅ローンや子どもにかかるお金が考慮されているためだと予測できます。

また、子育て世代の状況を見てみると、子どもが1人の家庭と2人の家庭ではお小遣いの平均額が異なります。家計のことを考えて、お小遣いを減らしたい奥様は、このようなことを説明しながらコントロールすると良いでしょう。

ただし、ご主人側からのご相談もあります。「このお小遣いでは妻にプレゼントをあげたくてもあげられない。」という悩みです。そう言われてしまうと、女性としては嬉しくもあり、悩ましくもありですね。

夫婦がお金で揉めないためには

お金に対する夫婦の話し合いは、生計を維持するうえでとても大切なことですが、夫婦の価値観が違うと話し合いを面倒に思ったり、見て見ぬふりをして放置しがちです。

また、お金に対するとりとめのない話をしても埒が明きません。そこで、「いつ」「何に対して」「いくら必要なのか」というライフイベントに合わせた取り決めをするようにしましょう。

例えば、「いつ」「何に対して」「いくら必要なのか」を以下のように書き出し、それを達成するために今からいくら貯金したら良いかを話し合います。夫婦になったからには、お金の話し合いは、老後まで続けましょう。

いつ|退職の記念に(退職後に)
何に対して|思い出の新婚旅行に行ったハワイ旅行
いくら必要なのか|40万円

また、ライフイベント表を作ってある程度のライフイベントを管理すると、夫婦で家計について定期的に話し合いをするきっかけになります。ライフイベント表は以下を参考にしてください。

参考|家計管理と見直しに必要なライフイベント表とは?作り方と事例

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