料金や敷居が高いは勘違い!歌舞伎初心者も安心して観られる理由とは

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日本の伝統芸能の「歌舞伎」が、近年注目を集めています。

以前は、歌舞伎というと敷居が高く、高齢の方が楽しむ娯楽というイメージを持っていた人も多いでしょう。ところが、最近は歌舞伎役者が舞台だけではなく、テレビにも積極的に出るようになり、若者を取り込んだ幅広い客層を獲得しています。

たとえば、中村勘九郎さん、市川海老蔵さん、中村七之助さん、片岡愛之助さん、尾上松也さん、中村獅童さん、市川猿之助さんなどはバラエティ番組でも見かけることがあり、歌舞伎の舞台関係なく認知度が高いですね。

もちろん、それほどバラエティ番組に出演しておらず、歌舞伎をあまり知らない人でも、坂東玉三郎さん、松本幸四郎さん、中村橋之助さん、中村隼人さん、尾上菊之助さんなどは、よく名前が知られています。

そのため、「1度歌舞伎を見てみたい!」と興味を持った人もいるはずです。ところが、「舞台で使う言葉が理解できなそう……。」「観劇費用が高そう……。」「おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に見るのは……。」など、尻込みする要素があることもわかります。

そこで今回は、歌舞伎未経験者・初心者が歌舞伎を観ることで、高コスパな趣味になる理由についてお話します。

歌舞伎とは

歌舞伎は、もちろん日本が伝統を伝えていくべき文化の1つではありますが、難しいものではなく、上流階級の人だけが楽しむものでもありません。

歌舞伎公式総合サイトの「歌舞伎美人(かぶきびと)」では、歌舞伎を以下のように解説しています。

歌舞伎の語源は「傾(かぶ)く」。流行の最先端をいく奇抜なファッション、世間の常識はお構いなしの「かぶき者」をまねた扮装で見せたのが、歌舞伎のルーツといわれる「かぶき踊り」でした。既存の考えにとらわれずに流行を取り入れ、人々を楽しませる――それは、歌舞伎がたえず受け継いできた精神なのです。

歌舞伎を成り立たせているのは、芝居、踊り、音楽。この3要素で楽しませることを追求し、一つの総合芸術にまで磨き上げてきました。面白いものを貪欲に取り込み、楽しませるための工夫や努力を重ねた結果が、歌舞伎を多彩なものにしました。

引用|歌舞伎へ行こう!|そもそも、歌舞伎って何?

つまり、歌舞伎は変に文化を意識して気合を入れて観るものではなく、芝居や踊り、音楽の雰囲気を味わい、楽しみに行く娯楽だということです。通常の舞台の様に、涙あり、笑いありのエンターテイメントだと考えましょう。

最近では、歌舞伎の演目を現代風にし、大衆に受け入れやすくアレンジした「スーパー歌舞伎」も上演されています。ちなみに漫画で大人気の「ワンピース」も歌舞伎でアレンジされています。

参考|シネマ歌舞伎『スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース』公式サイト

歌舞伎の観劇料はいくら?

歌舞伎の観劇料は、コンサートと同じように席によって料金が変わります。例えば、歌舞伎美人で演目の公開情報詳細ページを見ると、料金が記されています。

歌舞伎座の観劇料例
1等席|18,000円
2等席|14,000円
3階A席|6,000円
3階B席|4,000円
1階桟敷席|20,000円

歌舞伎座の席次は以下を参考にしてください(クリックで拡大)。

出典|歌舞伎座客席表

歌舞伎を上演している劇場は、全国にいくつもありますが、まずは歌舞伎座での観劇をおすすめします。

通常、歌舞伎座の公演は三幕に分かれていて、上記の席以外に「幕見席」という席があります。幕見席は、三幕のうち一幕だけを観劇できる自由席の当日チケットのことです。席は4階にあり、約150人が優先的に観劇できます。

歌舞伎は料金が高いイメージがあるかもしれませんが、もともとは庶民が楽しむものです。まずは、雰囲気を味わう目的で、幕見席での観劇を経験すると良いでしょう。

歌舞伎の内容は難しい?

「歌舞伎って昔の言葉を使ったり、時代背景も昔の内容だから難しいんでしょ?」

たしかに、歌舞伎のセリフは独特の言い回しやリズムがありますし、演目の時代背景も現代の内容ではないため難しく、若者よりも高齢者が見るものと思っても仕方がありません。

でも、よく考えてください。歌舞伎は、おじいちゃん、おばあちゃんが生まれるはるか昔の物語を題材にしています。そのため、高齢者でも歌舞伎の言い回しや時代背景に懐かしさを感じるわけではありません。

前述した通り、歌舞伎は芝居、踊り、音楽を楽しむものです。つまり、少々セリフの意味がわからなくても、時代背景がわからなくても、動きや音で楽しむことができます。

また、劇場では、イヤホンガイドが500円(保証金1000円)でレンタルされています。

イヤホンガイドとは、公演の最中にイヤホンを付けると音声の「同時解説」で、あらすじや配役、時代背景、独特の約束事などをタイミングよく説明してくれる便利な道具です。

そのため、伝統芸能ならではの言葉づかいやストーリーが理解できない人でも、心配をする必要はありません。

歌舞伎は敷居が高い?

さて、料金的にも、内容的にも問題をクリアし、敷居の問題は解決したように思えますが、「おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に見るのは……。」「そもそも、劇場に入るのに抵抗が……。」という人もいるでしょう。

そこで、とにかく歌舞伎を見てみたいという人のために「シネマ歌舞伎」という選択肢があります。

シネマ歌舞伎とは、歌舞伎の舞台を撮影して映画のスクリーンで上映するというものです。シネマ歌舞伎を上映する劇場は全国で増えているため、探してみると近所で歌舞伎を楽しむことも可能かもしれません。

シネマ歌舞伎の上映劇場は、以下で探してみてください。

参考|上映劇場 | シネマ歌舞伎 | 松竹

シネマ歌舞伎の料金は2,100円程です。もちろん、歌舞伎は臨場感溢れる生公演が最も魅力が味わえるのですが、客席から観るのとは違い、映画で観ると役者の表情まで細かく映し出されるため、違った魅力があります。

このシネマ歌舞伎をきっかけに歌舞伎ファンになった人も多いようです。

歌舞伎にハマったら松竹歌舞伎会の会員がお得

みなさんにも少しは、歌舞伎未経験者・初心者の方にも歌舞伎のお手軽さや魅力は伝わったでしょうか。

もちろん、人の好みは好き好きです。歌舞伎の魅力にどっぷりハマる人もいれば、そうではない人もいるでしょう。

もしあなたが歌舞伎にハマッたら、年会費3,240円の「松竹歌舞伎会」に入会するのもおすすめです。

会員になると、先行発売情報、松竹グループ映画館で当日料金の割引サービス(1800円→1300円)、劇場近くの飲食店の特典などかなりお得です。ポイントを貯めてゴールデン会員になれば、さらに早いタイミングのチケット予約も可能です。

今は、歌舞伎女子と言われる若い女性の歌舞伎ファンも急増しています。まだ、歌舞伎にとっつきにくい印象を持っている人も、「趣味は歌舞伎の観劇かな。」というと、何となく知性が高く、上流な雰囲気がしませんか?

そういう意味でも、歌舞伎はあなたにとってコストパフォーマンスが高い趣味になるかもしれませんよ。

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