ニャインドフルネス 〜猫のビジュアルでマインドフルネス

読了目安[ 2 分 ]

実践することで、判断力や実行力が高まり仕事の能率アップやストレスの軽減につながるとも言われる「マインドフルネス」。その基本は、「今・ここの、ひとつのことに意識的に注意を向ける」ことです。

ニャインドフルネス。
このシリーズでは、猫との暮らしで得られるマインドフルネスに注目していきます。

今回は「視覚編」です。

色・模様

真っ白の布団カバーに乗っかって
完全に同化。
布団カバーとの境界線の不確かさに
意識を集中します。
しばらく猫が布団の上で
まったりしている間にも、
そのかすかに揺れるふさふさの体毛と
干したばかりの純白のコットン生地を
隔てる境界線は曖昧に溶け合います。

ふいに立ち上がり
布団カバーから降りる瞬間に、
一つであったものがあっけなく
二つに分離する。
それは突然のことですが、
ただ受け止めるべき
「今、ここ」での体験です。

寝姿

丸くなって眠る猫のその丸は、
呼吸に合わせて伸縮を繰り返します。
その様子にしばらく注意を向け、
今度は自分の呼吸を
シンクロさせることで
「今、ここ」に自分をつなぎとめます。

ふわふわの塊を
そのまま紙に丁寧に描き写すことは
気付きを深め、
描き終えた瞬間、その体験は
心地良さと共に
過去へと消えていきます。

猫の瞳に正面からじっと顔を
見つめられるのはほんの数秒です。
その水晶玉のような瞳を
じっくり見つめるのに適したアングルは、
どうやら横からのようです。

猫がその瞳に捉える対象を
つぎつぎ変えていくと、
つるんとした鏡のような瞳に
映る景色の中にあらゆる色が
踊り始めます。

やがて、猫が思い出したように
こちらを向いた時には、
自分はその風景の中に一片の彩りとして
存在していることに気付くでしょう。

さまざまなポーズ

猫は驚くほど身体の柔らかい生き物で、
実にさまざまなポーズを
とることができます。
脱力している時には
頼りないほどふにゃふにゃで、
力が込められると
一気に強靭な芯が通ります。
しかし、どのようなポーズを
とっている時でも、
常に無駄の無さと完璧な合理性を
全身に宿しているのです。

彼らの姿を注意深く眺めている時に
気づくことができる「余分なもの」は、
そっと手放すべき「今、ここ」から
離れてしまった
自分の思考や感覚のみでしょう。

次回、「ニャインドフルネス 〜猫のたてる音でマインドフルネス」をお届けします。

連載:ニャインドフルネス

  1. ニャインドフルネス 〜猫との暮らしで得られるマインドフルネス
  2. ニャインドフルネス 〜猫のビジュアルでマインドフルネス
  3. ニャインドフルネス 〜猫のたてる音でマインドフルネス

同じカテゴリの記事

コメントを残す

  • コメント欄には個人情報を入力しないようにしてください。

  • 入力いただいたメールアドレスは公開されませんがサーバーに保存されます。
  • 入力いただいた情報の他に、IPアドレスを取得させていただきます。取得した IPアドレス はスパム・荒らしコメント対処ために利用され、公開することはありません。