日本のレゴランドってボッタクリ?入場料金が高すぎ問題は本当なのか、世界と比較してみた

By KAMUI (Own work) [GFDL or CC BY-SA 4.0-3.0-2.5-2.0-1.0], via Wikimedia Commons

読了目安[ 25 分 ]

子どもの頃だけでなく、大人になってもレゴを楽しんでいる人が筆者の周りには結構います。

例えば、ご存じの方も多いとは思いますが、日本の最高学府と言われる東京大学には、LEGO部があります。

そんな老若男女に楽しまれているレゴですが、先日、愛知県名古屋市にレゴランド・ジャパン・リゾートがオープンしたのは大々的に報道されたので、記憶に新しいことでしょう。

オープン後には「入場料金が高い!」「食事の質と料金が合ってない!」「年パスで再入場できない!」などネット上にネガティブ寄りの情報が散見されましたので、もしかするとこちらの方の印象が強い方も多いでしょうか。(実は私もその一人です。)

今回は、本当にレゴランドの食事や入場料はボッタクリと言われるほど高額なのか、また、世界のレゴランドの入場料金はどうなっているのか、調べて比較してみました。

オープン早々にSNSでネガティブな嵐に揉まれたレゴランド・ジャパン・リゾート

名古屋にオープンしたレゴランド・ジャパン・リゾートではなく、大阪のレゴランド・ディスカバリー・センターのチラシの文言が写真付きで引用されたり、捏造されたランチボックスの写真など、名古屋のレゴランドのオープン時には、ネガティブな情報が爆発的に拡散してしまった印象があります。

とはいえ、特にネガティブな操作をしている印象が無い情報でも・・・


若干人が少ないように見えます。

ですが、平日かつ梅雨終盤間近の快晴、夏日真っ盛りのテーマパークの路上に人があふれるほどという状況であるほうが、むしろ不自然な気もしなくはありません。(この炎天下、ひとつのアトラクションに1時間も2時間もお父さんは並べませんよ。。)

魅力的に見えるレゴランド・ジャパン・リゾート

JTBさんの公式で、レゴランド・ジャパン・リゾートの紹介動画が公開されていました。

母親(役?)のテンションに押され気味の子どもたちですが、こちらを見る限りでは、先程の Twitter の写真ほどお客さんがいないとも思えないですし、各アトラクションや、食事も魅力的に感じます。

ラストの娘のスネっぷりも見逃せません。

各アトラクションも楽しめそうな印象ではありますが、こちらの動画にちょろっと写っている食事の価格がわからなかったので、紹介されていたナイト・テーブル・レストランのメニューを調べてみました。

ナイト・テーブル・レストラン

中世のお城の中で、小倉トーストやきしめんから、ローストビーフまで食べることができるようです。

メニュー 価格
きしめんと寿司のセット ¥1,400
フレンチトーストあんことホイップクリーム ¥400
ケーキプレート ¥450
ローストビーフ ¥1,700
SmorrBroad Salmon Roast Duck ¥1,000
サラダ ¥350

動画に写っていたローストビーフはライスも盛られていて1,700円、子どもが食べていた、きしめんと寿司のセットが1,400円。ボリュームを見る限り、テーマパークの食事の質と料金のバランスとしては妥当な印象を受けます。

他に、席のないお店も含めると幾つか食事ができる場所はあるようです。

ピザとパスタが食べ放題のお店も良心的じゃない?

コーラルリーフ・ピッツァ・アンド・パスタという店舗では、大人1,860円、子ども(3~12歳)1,180円で、5種類のピザと3種類のパスタが食べ放題。サラダバーやドリンクバーも付いているうえ、タバスコや粉チーズなども用意されているとのこと。

更にびっくりしたのは、時間制限なし!

1食分の単価で見てしまうと、確かに普段の昼食に払うような料金ではないなぁとは思いますが、これもテーマパークの食事として考えると、納得できる範囲じゃないかと思います。

とはいえ入場料金が高いという意見が・・・

アトラクションも充実している印象ですし、食事もテーマパークとして考えると相応な印象ですが、やはり入場料金に対して高いという印象を持っている方は多いようです。

そこで、各国に展開しているレゴランド・リゾートの料金と比較して高いのかを調べてみることにしました。

各国のレゴランド・リゾートチケット料金を比較しました

世界8ヶ国で展開しているレゴランド・リゾート

レゴブロックの可能性と楽しさを感じて貰うために、1968年デンマークのビルンに初のレゴランド・リゾートが開園しました。

その後、イギリス、アメリカ、ドイツと展開していきましたが、2005年に経営不振からアメリカの投資会社の手に渡り、現在は参加の遊戯施設運営企業にて経営されているということです。
2017年4月時点では、世界8ヶ国で展開されています。


世界のレゴランド

各国のレゴランド・リゾートのチケット料金表

各国の
レゴランドリゾート
1DAYパスポート※1 ※2 年間パスポート※1 ※3
窓口
価格
日本円
換算
日本円
差額
窓口
価格
日本円
換算
日本円
差額
ジャパン 日本 ¥6,900.0 ¥17,300.0
マレーシア マレーシア RM156 ¥4,118.6 -¥2,871.4 RM350 ¥9,240.5 -¥8,059.5
ドバイ アラブ AED 145 ¥4,481.5 -¥2,418.5 AED765 ¥23,643.6 +¥6343.6
ドイツ ドイツ €47,50 ¥6,144.8 -¥755.2 €59 ¥7,632.5 -¥9,667.5
ビルン デンマーク kr379 ¥6,593.3 -¥306.7 kr649 ¥11,290.2 -¥6,009.8
フロリダ アメリカ $73.99 ¥8,399.4 +¥1,499.4 $106 ¥12,033.1 -¥5,266.9
ウィンザー イギリス £60 ¥8,800.4 +¥1,900.4 £100 ¥14,667.3 +¥2,632.7
カルフォルニア アメリカ $96.98 ¥11,008.6 +¥4,018.6 $171.3 ¥19,448.9 +¥2,148.9
※1:通貨レートは2017/7月
※2:休日の当日窓口大人1人分表示価格(割引制度は加味しない)
※3:大人1人

日本の1DAYパスポートのチケット料金は高い?安い?

こうして並べてみると、8ヶ国中4番目に高い結果となりました。

一番高額なのは、カリフォルニアで、日本円で1.1万円を超えます。続いてイギリス、フロリダが8千円台となっています。日本の1DAYパスポートの料金は、デンマークのレゴランド・ビルン・リゾートより少し高い程度。為替レート次第ではありますが、決して日本の入場料が高いわけではないようです。

入場料金が一番安かったのは、レゴランド・マレーシア・リゾートですが、それでも4千円を超えています。

日本の年間パスポートのチケット料金は高い?安い?

続いて年パスの料金でみると、8ヶ国中3番目に高い結果となりました。

一番高額なのは、ドバイで、日本円で2.4万円を超えます。続いてカリフォルニアが1.9万円台となっています。日本の年パスの料金は、カリフォルニアとイギリスの中間です。

一番安いのが、ドイツで、7.6千円と、日本の年パスの半額以下。マレーシアは日本の半額とまでは行きませんが、9千円台と安く見えます。

ということで、各国で入場料金に差はあるものの、日本の入場料金が圧倒的に高いという印象にはなりませんでした。

[補足]
日本以外は、プール施設が付いているレゴランド・リゾートが多く、入場料金もレゴランド本体と、プール付き施設と個別に設定されていたり、両方入れるチケットが販売されていたりします。
これは年間パスポートも同様で、両方入れるパスポートとなると、上記の料金よりも高くなります。

各国の平均月額賃金に対して入場料金はどのくらいの比率なの?

もしかすると、レゴランドで遊ぶのに払う費用(対価)として、感覚的に高いな・・・と感じるのかもしれません。

そこで、各国の平均月額賃金に対してどの程度の割合を占めているのかを調べてみました。

各国の
レゴランドリゾート
通貨 平均賃金 日本円換算 賃金の内チケット代が占める割合
1DAYパスポート 年間パスポート
ジャパン ¥ 274,857.36 2.51% 6.29%
アラブ ディルハム AED 12,012.52 ¥ 369,708.55 1.21% 6.40%
デンマーク クローネ kr 19,209.71 ¥ 333,965.22 1.97% 3.38%
ドイツ ユーロ € 2,172.17 ¥ 280,854.62 2.19% 2.72%
フロリダ ドル $ 3,033.09 ¥ 342,881.26 2.45% 3.51%
ウィンザー ポンド £ 1,779.69 ¥ 259,498.00 3.39% 5.65%
カリフォルニア ドル $ 3,033.09 ¥ 342,881.26 3.21% 5.67%
マレーシア リンギット RM 3,420.74 ¥ 90,172.27 4.57% 10.25%

レゴランド・リゾートを展開している各国の月額平均賃金でみると、日本は8ヶ国中6位で、決して月額平均賃金が高いわけではありません。

ドイツ、イギリス、マレーシアも月額平均賃金30万円を切っています。マレーシアにおいては月額平均賃金が9万円とのことです。

日本の1DAYパスポートのチケット料金は高い?安い?

月額平均賃金に対して占める割合が一番高いのは、やはり月額平均賃金9万円のマレーシアで、4.6%、日本は8ヶ国中4番目で、月額平均賃金の2.5%を占めている結果となりました。

1.2%とアラブは圧倒的に低い比率ですが、月額平均賃金からみても、日本のレゴランド・リゾート(だけ)が高いとは言えなそうです。

日本の年間パスポートのチケット料金は高い?安い?

続いて年パスの料金が占める割合で見てみると、日本は8ヶ国中2番目に高い結果となりました。一番高い割合を占めているのは、1DAYパスポートと同様にマレーシアで1割を超えています。

年間パスポートに関しては、確かにちょっと高いと言えるかもしれません。ですが、批判の多くは1DAYパスポートに向けられているように思います。

料金が高いと感じている声は途切れない?

入場時にはキャラクターの出迎え、スタッフが写真撮影をしてくれたり、7つのエリアに40のアトラクションと、決して足りないわけではないし、休日は開園前に長蛇の列ができているなど、一部の情報で語られていることは、かなり一部の切り出しとも感じます。

ネガティブな声というのはひとつの価値観なので、無視したり、消し去るのではなく、受け入れることが大事だと筆者は思います。

読み手の価値観から、刺激を強く受けてしまうケースはあるでしょうけれど・・・

レゴランドはレゴの可能性を楽しむためのパークと考えれば、レゴには興味がない、受け入れられないという価値観だと、対価として支払うには高額に感じるのかもしれません。

もしくは、期待度が高く、期待を満たすことができなかった事から、高額に感じてしまう可能性もあるかもしれません。

いずれにしても、まだまだ今後レゴランド・ジャパン・リゾートにはアトラクションが増える予定とのことですし、将来的には他国のレゴランド・リゾート、ディズニーランドにシーが出来たようにプールなどのパークも増園するかもしれません。

今のレゴランド・ジャパン・リゾートは今しか楽しめない一面もあると思います。
機会があれば実際に行ってみて、その入場料金や食事代に対してボッタクリだと感じるか、いや料金以上に楽しめた!と感じるか。
皆さん自身で判断してもらえればと思います。

各国のレゴランドホームページ

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