国内不動産取引価格最高値の東京、10億円あったらどのくらいの土地が買えるか調べてみた

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日本国内で一番地価が高いといったら、やはり東京。それも23区内で銀座や六本木、渋谷などは「特に高い!」というイメージがありませんか?

今の若い世代の方々はそのようなイメージが無いかもしれませんが、「田園調布」「国立」なんかも高額な土地のエリアというイメージを持っている方もいるでしょう。

2017年1月1日時点では、低金利の影響もあり公示地価は全国平均(全用途)で2年連続で前年比プラスということですが、では実際にいくらあればどのくらいの土地が購入できるのか、気になったので調べてみることにしました。

近年物件検索サイトの機能がかなり便利になっており、「10億円で買える土地」「10億円で買える家」はすぐに調べられるのですが、今回はちょっと違った方法を使って10億円で購入できる土地を調べてみようと思います。


国土交通省が提供している不動産取引価格情報から調べてみる

10億円もあたったら、やはり「高い」と言われているエリアの土地を所有して、優越感に浸ってみたい気もするので、国土交通省が提供している「不動産取引価格情報|土地総合情報システム」というウェブサイトを訪れてみました。

不動産市場の信頼性・透明性を高め、不動産取引の円滑化、活性化を図るため、国土交通省が不動産の取引当事者を対象に不動産取引のアンケート調査を実施し、その結果得られた回答などについて物件が容易に特定できないよう加工した上で公表するものです。

webの見方 | 国土交通省 土地総合情報システム

公示地価が高いエリアで決めてもよいのですが、実際に取引実績が無いと実現可能性がありませんので、まずはこちらを参考にどのエリアの土地を購入するのか決めたいと思います。

国内各エリアの最高土地取引価格は?

ということで、日本各エリアの最高取引価格を調べてみました。

平成28年第1四半期~平成28年第4四半期 国内各エリアの土地取引最高価格(坪単価)
エリア 都道府県 所在地 最寄駅 距離 坪単価 平米単価
北海道地方 北海道 札幌市中央区南1条西 大通 1分 610万円 190万円
東北地方 福島県 郡山市駅前 郡山 2分 230万円 70万円
関東地方 東京都 港区新橋 御成門 4分 1,800万円 550万円
中部地方 愛知県 名古屋市中村区椿町 名古屋 4分 900万円 270万円
関西地方 京都府 京都市下京区永松学区 河原町 2分 1,000万円 310万円
中国地方 広島県 広島市中区袋町 広島 25分 330万円 100万円
四国地方 香川県 高松市錦町 高松 8分 230万円 69万円
九州地方 福岡県 福岡市博多区博多駅前 祇園 4分 680万円 210万円
沖縄地方 沖縄県 那覇市西 旭橋 10分 180万円 53万円

平成28年1年間に各都道府県で売買された不動産取引価格最高値は、東京都港区新橋、御成門駅そばの坪単価1,800万円、平米単価550万円の土地だったとのこと。

以降は

  • 2位:京都の河原町そばで坪単価1000万円、平米単価310万円
  • 3位:名古屋駅そばの坪単価900万円、平米単価270万円

となっており、いずれも1位の東京とはおおよそ倍の開きがあり、47都道府県全ての中で桁違いに東京は高い金額です。予想通りというか、やはり圧倒的に東京の土地は価格が高いですね。

東京都の高額地価エリアで夢のマイホーム?賃貸経営?

土地を購入して夢を描くエリアは東京に決めました!

次は、東京エリアで10億円あるとどのくらいの広さの居住空間が手に入るのか、都心なのでそうそう10億円使い切れる広さの土地は出てこないかもしれませんが、もう少しエリアを分解して詳しく調べてみます。

東京都23区 第1位:港区新橋、御成門駅4分

西側には増上寺、そして東京タワーがそびえ、その向こうは六本木、北側には新橋、東側は浜松町、竹橋、浜離宮と、隅田川河口も徒歩圏内なだけでなく、お台場も自転車で行けてしまうくらいの距離と、まさにウォーターフロントとも言えるエリアです。

文化と先端が交わるこんな魅力的なエリアでは、なんと380平米の土地が21億円で取引されたようです。坪単価にすると1,800万円、平米単価で550万円、先程の表で1位になっていた価格です。

港区新橋、御成門交差点で10億円の広さってどのくらい?

仮に、10億円分の土地が売りに出されていたと仮定して、港区新橋、御成門そばだとどのくらいの広さになるかをイメージしてみました。

港区新橋三丁目御成門交差点

港区新橋、御成門そばの取引額は坪単価1,800万円でしたから、約56坪、約184平米が10億円で購入できる土地の広さになり、1辺が約13.5メートルくらいの土地が10億円分の土地の広さになります。
御成門交差点は、上記写真の通り都営地下鉄三田線が地下を走る日比谷通りの幅が約24メートル程度です。
御成門交差点の日比谷通りは片側2車線、中央分離帯もあるので、上り下り1車線づつ+中央分離帯くらいが1辺13メートルとなるので、赤いくらいの土地が10億円で購入できる広さの土地になるようです。

東京都23区内 第2位:渋谷区神宮前、北参道7分

北参道と言われると、駅ができてから10年経っていないこともあり、あまり印象が無い方も多いかもしれませんが、東には神宮外苑、東京体育館陸上競技場や神宮球場があり、西には明治神宮、代々木公園、南側は原宿ですし、北側は新宿御苑と、東西南北徒歩圏内に、デパートやセレクトショップ、飲食店はもちろんのこと、国立能楽堂や将棋会館、競技場や球場と、何から何まで徒歩圏内に揃っているかなり魅力的なエリアです。

夏は神宮球場の花火も楽しめますし、なによりもオリンピック開催時は目の前で様々な競技を楽しめるのではないでしょうか。こんな魅力的なエリアでは、100平米の土地が5億3,000万円で取引されたようです。坪単価にすると1,700万円、平米単価で520万円ですから、10億円あったら、こんな魅力的なエリアに194平米の土地を持つことができるようですよ。

渋谷区神宮前、北参道そばで10億円の広さってどのくらい?

こちらも、10億円分の土地が売りに出されていたと仮定して、渋谷区神宮前、北参道そばの千駄ヶ谷小学校交差点で、どのくらいの広さかをイメージしてみました。

渋谷区千駄ヶ谷二丁目付近千駄ヶ谷小学校交差点

渋谷区神宮前、北参道そば、住所的には千駄ヶ谷との境目になってしまいますが、千駄ヶ谷小学校交差点で比較してみました。
北参道での取引額は、坪単価で1,700万円でしたから、約59坪、194平米が10億円で購入できる土地の広さになり、1辺が約14メートルくらいの土地が10億円分の土地の広さになります。
千駄ヶ谷小学校交差点は、上記写真の通り東京メトロ副都心線が地下を走る明治通りの幅が15メートル程度です。
千駄ヶ谷小学校交差点の明治通りも片側2車線ですが、中央分離帯は無いので、明治通りの幅から少し短い程度が1辺14メートルとなるので、赤いくらいの土地が10億円で購入できる広さの土地になるようです。

東京都23区内 第3位:杉並区善福寺、上石神井駅18分

西武新宿線の上石神井駅から18分と少し距離がありますが、吉祥寺、荻窪、西荻窪に大泉学園へも往来するバスも走っていますし、何よりも善福寺川の水源地、8,000㎡弱の善福寺公園のそばというのが一番の魅力と言えるでしょう。

善福寺公園内にある善福寺池は、井の頭恩賜公園の井の頭池、石神井公園の三宝寺池と並ぶ武蔵野三大湧水池であり、ボート乗り場にバーベキュー場、ドッグラン、サイクリングコース、レストランやゲートボール場など、遊びからスポーツ施設まで幅広く取り揃っている、充実した公園です。

更に青梅街道と早稲田通りが交わる場所には、縄文期にまで歴史が遡られる井草八幡宮もあります。
青梅街道そばなので、吉祥寺や荻窪駅にまで買い物に出ずとも、大型量販店や飲食店も豊富なため、駅からの距離はさほど気にならないでしょう。

こんな魅力的なエリアで、175平米の土地が8億1,000万円で取引されたようです。坪単価にすると1,600万円、平米単価で460万円ですから、10億円あったら、こんな魅力的なエリアに220平米の土地を持つことができるようですよ。

杉並区善福寺、上石神井そばで10億円の広さってどのくらい?

こちらも、10億円分の土地が売りに出されていたと仮定して、杉並区善福寺、上石神井そばの井草八幡交差点で、どのくらいの広さかをイメージしてみました。

杉並区善福寺一丁目付近井草八幡交差点

杉並区善福寺、上石神井そば、住所的には善福寺一丁目付近となりますが、青梅街道の井草八幡前交差点で比較してみました。
上石神井そばでの取引額は、坪単価で1,600万円でしたから、約63坪、207平米が10億円で購入できる土地の広さになり、1辺が約14メートルくらいの土地が10億円の土地の広さになります。

詳細としては、北参道そばだと1辺が13.94メートル、上石神井そばだと14.37メートルですが、どちらもおおよそ14メートルとさせていただいています。
井草八幡交差点は、上記写真の通り青梅街道の幅が16メートル程度です。
井草八幡交差点の青梅街道も片側2車線ですが、中央分離帯はないので、青梅街道の幅から少し短い程度が1辺約14メートルとなるので、赤いくらいの土地が10億円で購入できる広さの土地になるようです。

渋谷のスクランブル交差点でイメージしてみる

それぞれの交差点でなんとなくその場所の雰囲気と土地の広さを見てみましたが、同じ場所でどのくらいなのかをイメージしてみたくなったので、渋谷のスクランブル交差点に重ねてみました。

渋谷スクランブル交差点

井の頭交差点の幅が約14メートルなので、この幅を1辺としたが、渋谷区神宮前、北参道そばと、杉並区善福寺、上石神井そばで10億円で購入できる土地の広さ、約207平米となり、内側のが1辺約13メートルの194平米で、御成門そばで10億円で購入できる土地の広さになります。

東京都心で高額な土地の特徴とは?

こうして23区内で坪単価、平米単価の高いエリアをみてみると、基本的には

  • 公園を始め歴史のある自然が徒歩圏内にある
  • 文化厚生施設が徒歩圏内にある
  • バスを始め公共交通機関を徒歩圏内で複数選択できる=店舗が多い

といった点が挙げられるようです。

ちなみに、「不動産取引価格情報|土地総合情報システム」では土地だけでなく、土地と建物両方や、中古マンション、農地や林地といった取引された種類や、間取りや建ぺい率、容積率だけでなく、土地取引価格の基本統計量 (土地面積あたり単価の平均値など)を平成21年度より土地取引価格の概況として公開しているので、気になるエリアの取引価格が上がっているのか、下がっているのかなどもわかりますし、数年の間での取引件数もわかるので、10億円で購入する土地を選ぶだけでなく、使うタイミングやエリアを絞っていくのにも便利です。

東京都での取引件数は若干横ばい傾向なものの、都心住宅地の価格は微増しているようなので、10億円手に入ったら早速購入する土地を探してみるのが良いかもしれません。

当然不動産取得税、固定資産税などを始めとした各種税金、保険などなど・・・、それらが掛かってくることも考慮して全額土地とマイホームにつぎ込まないように注意してくださいね。

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