年々増加するリノベーショントラブル件数。初めてのリノベで失敗しない会社選びとは

読了目安[ 6 分 ]

皆さんは今のお住いに満足されていますでしょうか。

「そろそろ子供部屋を作らなきゃ」とか、「仕切り壁を取って見渡しのよい広いリビングにしたい(それだと子供にリビング学習させられるかも!)」などなど、ライフスタイルや家族構成の変化によって「こんな家だったらいいなぁ」とか、いっそのこと、現在の住まいの作り替えをしてしまおうかなどと考えたりしますよね。

最近では、新築物件に比べて安価な中古物件を購入して手を加え、自分好みのスタイリッシュで心地よい居住空間にする人も増えて来ているようですが、実はそれに伴いトラブルも増加しているんです。

そこで、マネーゴーランドでは取材を通して見えてきたリフォーム・リノベーションに関する落とし穴を数回に渡ってお届けしていきます。

年々増加するリフォーム・リノベーション件数とトラブル

国土交通省がまとめた資料によると、リフォームローンの利用件数及び残高金額は年々増加しており、ローンを利用してリフォームを行っている方が増えていることが伺えます。

リフォームローン残高金額と残高件数
2012年 2013年 2014年 2015年
リフォームローン残高金額 ¥343,315 ¥382,972 ¥420,398 ¥865,280
リフォームローン残高件数 159,397 160,873 171,579 182,165

しかし、それに伴い公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」への相談件数、特にトラブルに関する相談も年々増加しています。

2012年 2013年 2014年 2015年
リフォームに関するトラブル相談件数 7,318 9,013 9,305 9,852
出典:住宅相談統計年報 2016より年数を絞って掲載

何故このような事態になってしまうのでしょうか。順番に紐解いて行きたいと思います。

リフォームとリノベーションの違いとは

・・・ちょっとその前に、皆さんはリフォームとリノベーションの違いについてご存知でしょうか。

  • 「リフォーム」:小規模な改修工事(壁紙の張替、システムキッチン、ユニットバスなどへの変更など)
  • 「リノベーション」:間取りの変更を伴ったり、水道管、排水管の交換、冷暖房設備の取り換えなど、住居の構造的な変更を伴う比較的大規模な工事を指す

本来は上記のような事を指しますが、ただし「リノベーション」という用語はまだあまり一般的に普及していないため、「リノベーション」も含め、まとめて「リフォーム」と呼ぶことが多いようです。

普段の会話の中で使い分ける必要はあまりありませんが(どちらでも伝わるので)、業者さんとお話する時には齟齬を無くすためにも少し気にしておいたほうが良いかもしれません。

リノベーションはいつのまにか出費がかさむもの

2LDKの住居を3LDKへ、あるいは3LDKを2LDKへ。

間取りの変更を伴う改修工事が「リノベーション」として普及するにつれ、築年数の長い住宅を個性的で特別な空間に作り変える人はますます増えているようです。

満足の行くリノベーションをされた施主さんのお話を聞くと、すぐにでも飛びつきたくなりますが、リノベーションは工事の規模が大きくなることから費用の面でもリフォームよりは出費が大きくなりますので、ついつい希望を盛り込みすぎてしまうと、驚くような金額になることもあります。

まずは、高い買い物であるということを心構えとして持っておきましょう。

失敗しないリノベーション会社選び

実際に工事が終わった後に

  • 希望していた出来と違う
  • 見積もりよりも費用が高くなった
  • アフターサービスがおろそか

などの事態は絶対に避けたいものです。

「やらなければよかった」なんてことにならないために、やはり確かな会社に仕事を依頼するのがベストです。「過去に施工を依頼し金額、出来ともに満足だった」「知り合いの会社で安心」という人が身近にいれば安心ですが、そうじゃない場合は、インターネット検索に頼るしかないのは誰しも同じ。とはいっても、インターネット上にはありとあらゆる情報があふれていて、ついついきれいな事例写真に見とれて、おさえておきたい情報を見落としてしまいがちなものです。

良さそうな施工業者に話を聞いてみたが・・・

実際、インターネット検索でお洒落感あり、価格設定にも工夫が見られる業者を探して取材を進めてみると、『500万のパッケージプランで間取りの変更(スケルトン)までできます!』と謳っている会社を見つけたので、詳しく話を聞いてみました。すると

「広さや使いたい建材によって金額は異なります。あくまで標準仕様を選択された場合の一例です」
「ということは、実際には500万で出来る工事の方が少ないのでは?」
「そういうことになると思います」

ですよね……。

「500万で間取りまで変更できるって相場よりずいぶん安いと思いました」という具合です。こちらの具体的なコンディションを踏まえて話をしなければ意味がないし、かといって気になる会社に片っ端からコンタクトするのも気が遠くなる作業です。私ならそんなことをしているうちに、「やっぱりリフォームもリノベーションもしなくていいかも!」とか、「引っ越した方が早いわ!(いやいや、早くないけれど)」という気分になりそうです。

独自の審査基準を持ったリフォーム仲介業者という選択肢

そんなときにオススメしたいのが「リフォーム会社紹介サイト」。パソコンでリフォーム・リノベーション希望のパーツ、プラン、予算、住まいの状況などを入力すると要望にあった会社を複数社紹介してくれるマッチングサイトです。

例えば、年間60万人が利用するリフォーム紹介サイト最大手の「ホームプロ」は、利用者の要望にあった会社を複数社、無料で紹介し、利用者はその中から気に入った会社に見積もりを依頼し、価格やプラン、担当者の対応を比べて依頼先を探すことができます。
参考:リフォーム会社、比べて、選べる。|ホームプロ

利用者は匿名で質問や商談ができるシステムなので、氏名や住所などの個人情報は相手の会社に公開されることはなく、直接営業を受ける心配がありません。さらに、加盟している約1,000社の会社は、財務諸表の提出(債務超過などがないこと)、建設業許可などの資格を有しているなどのホームプロ独自の厳しい審査をクリアしています

こうしたサイトを最初にチェックすれば、情報に簡単に流されず、効率的に自分のプランにあった業者を見つけることができるでしょう。ただし、リフォーム会社の増加に伴い、紹介サイト自体の数も増えているので加盟会社の審査基準は厳格か、どのような審査項目か、といったチェックもお忘れなく。
他参考:【タウンライフリフォーム相談センター】リフォーム相談員の現地調査(自宅)プロモーション

次回は、見積もりを中心に、最終的に依頼する会社選びのポイントをおさえていきます。実際の住まいの状況によって事情が全く違ってくるのがリフォーム、リノベーションの世界。定価がないのは当たり前で、相場にもかなりの幅があります。サイトに載っている費用に飛びつかず、じっくり精査することが大切です。

連載:リフォーム、リノベーションで得する人、損する人

  1. 年々増加するリノベーショントラブル件数。初めてのリノベで失敗しない会社選びとは
  2. 無免許施工業者の落とし穴。知らないと失敗するリノベーションとその対策法
  3. リノベーション成功事例。ライフスタイルに合わせた家づくりはいくらでできる?広々リビング・こだわり無垢フローリング
  4. 予算もプランも主婦主導!「施主様支給」というコストカットの裏ワザも。総額500万越えのリノベーション事例
  5. とことん「理想の黒」を求めて。妥協なしの究極のこだわりリノベーション事例

コメントを残す

  • コメント欄には個人情報を入力しないようにしてください。

  • 入力いただいたメールアドレスは公開されませんがサーバーに保存されます。
  • 入力いただいた情報の他に、IPアドレスを取得させていただきます。取得した IPアドレス はスパム・荒らしコメント対処ために利用され、公開することはありません。