年会費を払っても得する境界線は?「クレジットカードの使い方」5箇条

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クレジットカードは上手に使えば家計の助けになります。
しかし、お金がなくても欲しいものを手に入れることができるゆえに、使い方を間違えると、いつのまにか借金を抱え込んでしまい、人生設計を狂わす大きな落とし穴となることもあります。

今回は、そんな落とし穴にはまらないよう上手くクレジットカードと付き合っていくための方法を、ご紹介させていただきます。

リボ払いはあなたを貶める甘い罠

リボ払いとは

リボルビング払い(以下、リボ払い)とは、クレジットカードの利用枠の範囲内なら、いくら買い物をしても毎月の返済額が固定されている返済方法のことをいいます。
リボ払いは、ほとんどのカード会社で15%という高い支払手数料率が設定されています。

リボ払いは、毎月の返済額が一定ですので、例えば
「10万円のバックを買っちゃおうかな」
という、少し背伸びをした買い物にも簡単に踏み込めるところが落とし穴です。

筆者もこれまでのFP相談業務で、たくさんの落とし穴にはまったお客様を見てきました。
無駄遣い体質であるほど、リボ払いの罠にはまりやすい印象を持っています。
15%の手数料を払ってでも欲しいものを手に入れようという思考が、そうさせているのかもしれません。

  • カード払いが負担で、貯蓄ができないとお悩みの30代のご夫婦。でも買い物は止める自信がない。
  • 利息のかかる分割払いやリボ払い、キャッシングを利用しての買い物で、100万円単位で借金が膨らみ、さらに不動産投資でウン千万のローンを抱え、身動きが取れなくなった40代のシングル女性。でも買い物は楽しみの一つとか。

リボ払いはあなたを貶める甘い罠

では実際15%の支払手数料はどれくらいなのかを計算してみましょう。
例えば手数料率15%のリボ払いを利用し10万円の洋服を購入したとします。
返済元金が1万円の場合の支払総額は10万6689円(支払回数10回)です。
これくらいの金額ならと思われるかもしれませんが、さらに借入額が増えると毎月の支払額が増え、支払期間も延びていきます。
借入額50万円、返済元金1万円、手数料15%でシミュレーションしてみますと支払総額は約66万円(支払回数50回)です。
約4年で手数料は16万円まで膨らみます。
※いずれもJCBサイトより計算。
参考:クレジットカードで破滅の道へ…「支払い無視で喰らう」ペナルティ4つ

カードの賢い使い方

では、リボ払いのように甘い罠にはまることなく、上手くクレジットカードを使いこなすためにはどんなことに気をつけたらよいでしょうか。

(1)ポイントを上手く使う

クレジットカードの最大の魅力は、利用額に応じてポイントが付与される点です。
このポイント率はカードにより異なり、0.5%や1%と様々。

ポイントは次回の買い物に使うことも可能です。
100円で1ポイント付与されるカードですと還元率は1%です。
さらにカード会社によっては特定の店舗に限っては2%や4%といった還元率を提示していることもあります。
ただし、年間の会費がある場合はそれを考慮して還元率を再計算します。

年会費のモトがとれるかどうかは「年会費÷還元率」で計算することができます。
仮に年会費が3,000円で還元率が2.0%なら、年間で15万円程度利用する見込みがあるなら元がとれます。

(2)ライフスタイルに合わせてカードを選ぶ

よく利用しているスーパーや百貨店、鉄道会社等々を思い浮かべてみると、それぞれの系列会社が発行するカードに切り替えることで還元率が高くなるかもしれません。
例えば楽天カードは通常は1%のポイント還元率ですが、楽天市場では通常の4倍、楽天トラベルは2倍のポイントが付与されます。

どのお店でも1%以上のポイントが付くカードをまず1枚確保し、あとは、ご自身のライフスタイルに合わせて、よく使うお店からポイント還元率の高いカードを押さえると良いですね。

(3)利息のかからない方法で返済する

クレジットカードの返済は、翌月一括払い、または、店舗・カードにより使えないこともありますが、ボーナス一括払い、2回までの分割払いは手数料不要です。
クレジットカード払いを利用後、すぐにカードでの購入額分の現金をカード引き落とし口座に入金できるくらいの資金管理を目指してみましょう。

(4)カードは2枚で充分

クレジットカードは1年目の年会費は無料でも、次年度から有料のものがほとんどです。
この機会に是非、今、お持ちのカードを確認して、年会費だけ払って使っていないものがあれば解約をしておきましょう。

カードもたくさんのブランドがありますが、まずは国内外ともシェア率としては一番と言われているVISAを押さえておけば、使えずに困るということはないでしょう。
JCBやAMEXは使える場所が限られることも多く注意が必要です。

(5)公共料金の支払いをカードで行う

毎月、必ず支払う必要のある、光熱費などの公共料金や、新聞代、携帯代、保険料も最近はクレジットカードで支払うことができます。

仮に、電気代1万円、ガス代1万円、水道代5000円、携帯代5000円、保険料1万円をクレジットカードで支払っているとすると月額4万円分、年間では48万円に対してポイントが付与されます。

ポイント付与率1%のカードでの支払う場合、4800円のメリットが享受できることになります。
つまり、支払方法を現金からカードに変更するだけで4800円の節約効果があるということですので検討する価値はあるでしょう。

しかし、支払額はしっかり把握してカードの引き落とし口座への事前の入金は忘れないようにしてください。

【監修:株式会社Money&You】

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