生命保険の転換と変換とは?99%損する保険会社の契約変更・更新

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先日、高校の同級生から保険の相談を受けました。

「保険を見直したいので、今、自分が加入している保険をみてほしい。」ということでした。

そこで現在契約している保険の内容を見せてもらいましたが、すぐにわかりました「これは残念な内容の保険」だと言うことが……。

今回は、生命保険の契約に関する転換制度と変換制度と損をしない契約の考え方についてお話します。

保険会社のカモにされた定特転換

相談者は、就職したときにその保険に加入したということでしたが、保険の書類を見ると2年前に契約をしたことになっています。

よく話を聞くと何度も保険を変更してきたそうで、恐らく保険の営業員から何度か保険を勧めら、てその通りに契約を変更していったのでしょう。

こういった保険契約を見るたびに、保険会社のカモにされてきたのだと「はぁ~っ……。」とため息が出てしまいます。

過去の契約履歴がないため想像ですが、30年前だと予定利率が5.5%という今では考えられないような割の良い保険に入っていたはずです。

ところが、保険契約を更新しているということは、更新のたびに予定利率の低い商品に変えられていることが予測できます。

さらに保険料を安くするために、前の保険で貯まっていた解約返戻金を使って、掛け捨て部分の定期保険の一部を前納しているのです。これを「定特転換」といいます。

つまり、せっかく貯めて戻ってくる自分の資産を、定特転換によって掛け捨ての部分に使われていたのです。しかも、7年後には契約更新になり、なんと保険料が現在の2.3倍になってしまいます。

保険会社が不利な契約をさせた理由

バブル時に保険会社は高い予定利率を約束していましたが、バブル崩壊後はその逆ざやで苦しんでいました。

そこで、保険会社が行ったのは、契約者の高い予定利率の商品を転換して、低い予定利率の商品に変えるという戦略でした。

保険契約は馴染みのない人には難しいため、多くの人が保険営業員のセールストークを鵜呑みにするしかありません。

しかも高い予定利率のときは、散々良い将来像を刷り込まれていたため、保険契約者は担当者またはその保険会社を信じ切ってしまっています。

その結果、保険会社は高い予定利率の商品の負担が減り、保険営業員にとっては契約によって成績が上がったわけです。

もちろん、これは保険契約者にとって大きな不利益にしかなりません。

保険の転換と変換とは

生命保険は長期契約する保険のため、生活環境の変化によって保障内容の見直しが必要な場合があります。そこで行われるのが、「転換」や「変換」です。

転換とは

転換とは、加入している保険を下取り(解約返戻金相当)して、下取り金を新しい保険商品に充当して新規契約する制度を言います。新規の保険契約になるため、健康告知が必要です。

加入保険の下取りをして新しい保険に充当ため月々の保険料は安くなりますが、前述した通り、市場状況に合わせて予定利率が低くなる場合が多々あります。

変換とは

変換とは、加入している保険の保障金額内で、他の種類の保険に切替える制度を言います。契約内容の切り替えのため、健康告知の必要はありません。

もし、加入している定期保険が満期を迎える場合、終身保険に切り替えるために変換を使います。変換は新規契約ではないため、契約時の健康状態と現在の健康状態が変わっていても、切替えが行えます。

保険会社のカモにされない方法

このように保険営業員から保険の変更を勧められた場合は、まず転換と変換の確認をしてください。

そのうえで、「なぜ転換が必要なのか。」「なぜなぜ変換が必要なのか。」を質問してみましょう。

ちなみに、保険契約の変更をすると現在は99%損をしてしまいます。このような残念なことが起こるのは、保険営業員に勧められたままに保険を変更してしまうためです。

しかも、さらに残念なことに契約をした本人も、それに気づいていないのです(それはそれで幸せなのかもしれませんが……)。

もしあなたが保険会社のカモになりたくなければ、勧められた保険だからという理由ではなく、保険に対する知識を身につけて、損得の判断や納得できる考え方を持つようにしましょう。

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