TVほど簡単じゃない…「おひとりさまの地方移住」考えたい資金計画とは

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シングルの人が「田舎暮らしをしてみたい!」そう思ったらまず何からはじめたらいいのでしょうか。

もちろん自分にあった移住先を探すのはとても大切なことです。ただ、同時に忘れてはならないのが“資金計画”。

地方移住するために資金計画を立てる際は、どんな点に注意したらいいのでしょうか。

移住先を決めるまでの資金計画は?

まず、移住先を探すということは、そこへ行くための交通費や宿泊費用がかかります。

自治体などが運営する体験ツアーなどに参加するのもひとつで、気に入った地域があったら、地域行事にも足を運び地元の人と触れ合いながら自分が馴染めそうかを確認します。

もし費用の準備が足りないなら、直感を優先せねばなりません。あとで後悔しないよう多めに見積もっておきましょう。

そして、移住先が決まったら、引っ越し代や、場合によっては荷物が届くまでの宿泊費、また、友人や職場の同僚などへの挨拶や食事会などの交際費も必要です。行先はどこにせよ引っ越し業者からおおよその見積もりをとり、挨拶をしたい人のリストを作っておけばそれなりに予算が立てられるものです。

移住先での生活費が幾らかかる?

移住したい地域が決まったといって、持ち家を売却するなど直ぐに身辺整理を始めるのはNG。まずはお試しで一定期間だけ暮らし、長期的に生活していけそうか、生活費がいくら掛かるかなど確認する時間も必要です。

関係機関が出している統計値も参考になりますが、実際の生活費は地域ごと人ごとに違います。車に乗るならガソリン代はどのくらいかかるのか、食費はどうか、寄合いなどの交際費は・・など、お試し生活の中で知ることができます。“実際はどうか”を体験することがリアルなマネープランに繋がるのです。

移住先の助成制度を利用する

また、自治体によっては助成制度がある場合もあります。

たとえば、栃木県矢板市は、100年の歴史がある古民家で1ヵ月~3年間のお試し生活ができます。他にも、宮城県南三陸町は、新規就農者に最長5年、150万円を給付する制度があったり、北海道三笠市は、賃貸住宅の家賃を3年間、最大2万円の助成をしてくれたりと様々です。

筆者が確認した時点では、上記の古民家は3月まで予約がいっぱいのようでした。このような制度を利用するなら早めに検討し、事前に問い合わせるなどした方がよさそうです。

住宅の処分や移住後の生活費に幾らかかる?

また、持ち家は、賃貸住宅として人に貸すか、売却するかを検討する人もいるでしょう。

もし賃貸をするなら、一般社団法人移住・住みかえ支援機構を利用するのもひとつです。50歳以上の人が利用できる借り上げ制度で、相場の85%程の賃料となりますが、一度借り手がついたら空室時でも賃料を保証してくれるため生活の基盤作りにもなります。

生活費が分かると、どのくらい働くべきかもみえてきます。

「ひとりだし、それなりに貯金があるからしばらくのんびり暮すつもり!」・・・

とタカをくくるのは危険です。

もし毎月15万円で生活するのなら、1年間で180万、3年では540万円、5年なら900万円の貯金を取り崩すことになります。

貯金の底をついてから慌てることがないよう、働き先はどんなところがあるのか事前に下調べをしておきましょう。一般的には、少なくとも年金がもらえる65歳までは働いて、先々のために蓄えを増やしておくのが賢明です。

移住先を終の棲家とするのか?

随分先の話になりますが、いつまで移住生活をするのかもイメージしておきたいところです。一生そこで暮らすのか、たとえば、介護が必要になったら地元へ戻るとか、医療施設が充実している都会に移り住むのかなどです。

シングルの場合は、特に、人生の終盤をどう過ごしたいのか考えをまとめておく必要があり、それに伴いマネープランも変わってきます。

移住して心機一転の生活を考えているエネルギッシュな人は個人的にも応援したいところですが、少なくとも上記のマネープラン1,2についてはしっかりと計画を練り、お金の裏付けをしてから行動するようにしましょう。一度しかない人生、ステキな道を歩まれますように。

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