春は夫婦の危機!「3月に離婚件数が急増する」意外な理由とは…

19

読了目安[ 4 分 ]

厚生労働省 平成21年度「離婚に関する統計」の概況によると、子供の有無にかかわらず、離婚届けの届出がされるのは、年間の中で3月が最も多いのです。(たとえば平成20年11月の離婚届け件数は17,567件に対して、同年3月は25,888件です。)

ではなぜ、3月に離婚が多いのでしょうか。そこで、離婚届出が3月に多い理由について、これまでの経験も踏まえていくつか考えられることを挙げていきます。

離婚で多いのは小学校進学前と大学進学・就職後

一般的に離婚が多いのは、結婚から子供が小学校に入学する前までの結婚後5年くらいの間と、子供が大学進学や就職などをした後の結婚後20年以上経過した場合とに分かれます。

小学校進学前の場合、「子供が小学校に入学した後に、子供の苗字が変わるのでは可哀そう」、ということから、なんとか子供が小学校に入学する前に離婚を成立させたい、というケースが多いようです。その結果、小学校入学前の3月に駆け込み需要的に離婚届出がだされることが多く見受けられます。

子どもが小学校に入学する前までの間の離婚が多い主な理由は、夫の家事や育児への非協力に対して、妻が不満に思っていることが挙げられます。また、その背景には、そもそも夫婦が2人とも若く、未成熟であることから、精神的なぶつかり合いや幼稚性が出てしまうことが大きく影響しているようです。

当然、当人同士は、幼稚であるなどとは思ってもいませんが、数十年連れ添った夫婦からしたら、「それくらいのことで、まだまだ若いねえ」と言いたくなるような理由です。

離婚を受け入れる時代背景も関係ある⁉︎

また、昔と違い、今は実家でも、「合わないのなら我慢することない。帰ってこい」といった具合に、離婚を容易に受け入れてくれることも、離婚しやすくなった理由の一つにもなっているのではないかと思われます。

大学進学や就職をした後の場合には、子供が大学に進学したり、就職をする4月に離婚を切り出したりすることが多いのですが、一般的に離婚の協議には長期間を要することが多いので、もしかしたら、4月から話し合いを始めて、1年くらいかかってしまった翌年3月頃に話し合いがまとまって離婚届けを出すことができた、ということが多いのかもしれません。

子供がいない場合でも春は始まりの季節

子どもがいない夫婦の場合、上記のような「子供が小学校に入るまで」といった理由はありません。ですが、子供がいない場合でも、4月は、転勤、単身赴任や海外赴任、転職などの転機となることが多い季節です。

そのため、例えば次の転勤先には一緒について行きたくない、といった理由などから、3月までに離婚を成立させて、というケースが多いということも考えられます。
そのような理由がない場合であっても、離婚協議や夫婦不和の状態を長く続けていた場合には、雪解けや春の訪れに、自分の人生も次に進もうという気持ちになって、3月に離婚届けを出して区切りをつける、ということも考えられると思います。

いずれにしても、春はお別れの季節、新しい人生の転機の季節です。不仲になってしまったとはいえ、結婚をした相手の方は、人生の貴重な時間を、それもかなりの長期間にわたって共に過ごしたり、子供を授かったりと、とても深いご縁をいただいた方です。感謝と幸運を祈って、お互い、気持ちよく別れたいものですね。

<夫婦のトラブルを回避する!おすすめ関連記事>

お小遣い・浪費が問題…FPは見た!「夫婦がお金でモメる理由」TOP3
浮気と〇〇がダントツ!夫婦トラブル専門弁護士がジャッジ!「夫婦の離婚理由」TOP5
女性の再婚禁止100日へ短縮!離婚を防ぐ「夫婦のお金のルール」5か条

同じカテゴリの記事 この著者の記事を表示

コメントを残す

  • コメント欄には個人情報を入力しないようにしてください。

  • 入力いただいたメールアドレスは公開されませんがサーバーに保存されます。
  • 入力いただいた情報の他に、IPアドレスを取得させていただきます。取得した IPアドレス はスパム・荒らしコメント対処ために利用され、公開することはありません。