意外と損することだらけ⁉︎ 住宅「現金一括購入で起こるデメリット」

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マイナス金利が導入されて1年が経ちました。賃貸住宅に住んでいると、「このままずっと家賃を払い続けるよりも、金利が低いうちに家を購入した方がいいかも!」と考えることがあるのではないでしょうか。

ただ、いくら金利が低くても何十年も利息を支払い続けることは家計の負担になります。もしも現金一括でマイホームを購入できたとしたら。メリット・デメリットについてご紹介します。

現金で一括購入するメリットは?

諸費用を節約できることが一番のメリットです。現金で一括購入する場合にも不動産取得税や登記費用などの諸費用が掛かりますが、住宅ローンを組むとその他に、融資手数料やローン保証料、抵当権設定費用なども予算に含める必要があります。

例として、販売価格3000万円の住宅を頭金1000万円、返済期間35年(ボーナス払いなし)金利1.400%(超長期固定金利型30年超~35年以内)で2000万円を借り入れしたとして、シュミュレーションをしてみました。

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参照:りそな銀行HP 住宅ローンシュミュレーション「新規お借入れシュミュレーション」
*選択した金利が借入全期間変動しなかった場合の新規借り入れ(平成29年2月現在)

この場合、利息と諸経費の合計約590万円が余分にかかる費用です。登記費用は現金での購入時にもかかる費用なので、約577万円が現金一括購入との差額となります。引っ越し費用や新居に合う家具や家電をそろえたとしても、おつりがきそうな金額ですね。また、住宅ローンの申込みにかかる時間と書類を集める手間が省けることも、忙しい人にはメリットだと感じることでしょう。

現金で一括購入するデメリット

利用できる制度や低金利のメリットを活かせないことがデメリットです。
まず、一定の住宅ローンを組むことで利用できる「住宅借入金等特別控除」の対象外ということ。この控除は、住宅ローンの年末残高の1%(平成31年6月30日までの期間。上限40万円)を10年間所得税等から控除できるところが魅力です。年末の住宅ローン残高が2500万円だとすると、1%の25万円が控除できる限度額となります。

次に、一括購入すると住宅ローンはない代わりに貯蓄も減るということ。足りないお金を教育ローンやカードローンに頼ってしまうと、住宅ローンに比べ高い金利を支払うことになりかねません。また、住宅ローンを組むと一般的に団体信用生命保険に加入でき、死亡保障だけでなく高度障害になった場合は住宅ローンの残債が保険金で完済されます。団信生命保険は一般の生命保険よりも保険料が割安な事が多いため、万が一に備えることもできます。

さらに、住宅ローン金利の水準よりも高い運用利回りが可能であれば、手元資金を支払いにあてず運用することで、得られる利益を住宅ローンの支払いに充当していくことができます。

できれば住宅ローンを組まず現金一括購入するに越したことはありませんが、このように意外とデメリットもあることがわかります。おすすめは、ある程度余裕資金を残しつつ、有利な住宅ローンを組むということ。返済計画を立てるときにはファイナンシャルプランナーなど、住宅購入に詳しい専門家を頼ってみるのもひとつの手でしょう。

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