離婚理由ベスト5は?夫婦トラブル専門弁護士が見た浮気・モラハラなど

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夫婦は何年、何十年もいっしょに暮らしていると、男性と女性から夫と妻になり、パパとママになり、お互いが家族として空気のような存在になっていく場合が多いです。

もちろん、「いてくれて、ありがとう。」「あなたがいることが、家族にとって当たり前。」という良い意味で空気のような関係なら良いのですが、「いてもいなくてもどっちでも良い。」「お互いの役割だけこなしてれば良い。」という悪い意味で存在が空気のような家族になってはいけません。

もし、家族として良い関係を築けなければ、ちょっとした甘えや不注意により、「じゃあ、いっそのこと離婚。」になってしまいます。

厚生労働省の人口動態統計によると、平成27年度の離婚件数は22万5000組、婚姻件数は63万5000組のため、3組に1組以上が離婚しています。つまり、離婚は決して他人事ではないということです。

今回は、夫婦のトラブルなどを専門に解決・アドバイスする弁護士の筆者が、離婚相談で多い夫婦トラブルのベスト5をご紹介します。

離婚相談第1位|浮気

離婚のご相談は男性、女性どちらからもありますが、やはり、離婚をしたいと希望するのは男性よりも女性の方が何倍も多いものです。

そのため、必然的に夫婦トラブルや離婚の理由となる夫婦間の問題も、女性側の視点で見た理由が多くなります。

最近の傾向としては、夫からのモラルハラスメント、いわゆる「モラハラ」のご相談が増えていますが、モラハラを上回って断トツの1位、2位は、昔も今も「夫の浮気」「夫の不倫」です。

これは、男女間の感覚の違いが大きいことが原因かもしれません。

というのも男性は浮気をそれほど重大なことや悪質な裏切りだと捉えていない反面、女性は男性の浮気によって大きな精神的ダメージを受けるからです。「たった1回位……。」が即離婚になり、取り返しがつかないケースも少なくありません。

離婚相談第2位|不倫

浮気と不倫は分ける必要はないかもしれませんが、浮気よりも極悪な行為が夫から見ても不倫となるケースです。

相手の女性にパートナーがいない浮気とは違い、夫から見ても不倫になるダブル不倫は、2つの家庭を同時に破壊してしまいます。夫の不倫相手が、自分よりも若い女性であれば、そのことが余計に女性を傷つけます。

そのため、こちらの方が離婚に至る可能性は高いでしょう。

離婚相談第3位|モラハラ

モラハラ(モラルハラスメント)とは、言葉や態度で傷つけたり、不安にさせて精神的に相手を支配したり、コントロールするなど、いわゆる精神的虐待をする行為です。

モラハラを受けやすい女性の特徴は、真面目で素直な良い女性です。結婚生活の間、モラハラは女性が長年我慢をするため、熟年離婚の原因になることが多いですね。

夫は、コンプレックスや自信のなさ、また幼少時の母親からの愛情不足などの理由によって、従順な妻を自分の支配下、コントロール下に置いて、より自分の思い通りにしようとします。

モラハラをする夫のことを「モラ夫」と呼びますが、モラ夫は良く言えば話がうまい人、悪く言えば理屈っぽい人が多く、妻が1を言えば10理詰めで言い返されるため、そのうち言い返すことも諦め、ひたすら我慢をすることになります。

ただし、夫は自分が妻に我慢をさせたり、怖い思いをさせているとは微塵も思っていません。これがモラハラの厄介なところです。

離婚相談第4位|家事への非協力

最近の若い世代の男性には少ないのですが、50代以降の男性には、「男は外で仕事、女は家庭を守る」という男女の固定観念を持った人が少なくありません。

熟年離婚で相談にくるのは、だいたい50歳前後のバブル期を過ごした女性たちです。ずっと夫に「家事をやらされている感」があり、こちらもモラハラ同様、我慢を積み重ねています。

20代で若くして結婚し、出産、子育てを終えて、子どもが大学入学や就職をしたタイミングで、「残りの人生を夫と2人で一緒に暮らすなんて嫌!私は自由になるのよ!」とタイミングをはかってご相談にいらしゃいます。

つまり、アクティブな女性ほど、責任や負い目がなくなった途端に離婚で解放されたい気持ちになりやすいということですね。

この場合にも、夫にとっては寝耳に水ですが、妻から三行半を突きつけられた後は、すでに後の祭りです。

離婚相談第5位|経済的不安定など

収入が少ない、職が不安定、浪費などの金銭感覚のズレによる経済的不安定が夫婦の離婚の原因になることも少なくありません。

こちらは、経済的な不安がありつつも、1人立ちが難しい女性が長く悩みを抱えていることが多く、子育てに解放されてから働きに出て少しずつ下準備を進める方が多いですね。

感の鋭い夫は、何か不穏な空気を感じるかもしれませんが、悪いことをしているわけではないため止める理由がありません。女性が行動を開始するということは、強い意志の現れです。その時点で手遅れなのかもしれません。

また、急激な世帯収入の減少も離婚の原因になります。家計を預かる女性は、男性が思っているよりもシビアなのかもしれません。

参考|夫や恋人の年収が100万円減ったら?別れ・離婚を考える女性は2割も!

夫にとって離婚は突然…

もちろん、夫の浮気や不倫など原因が明らかな場合は、奥様が怒りのあまり瞬間的に離婚を切り出すことは仕方がありませんが、その他の理由は全てうちに秘めた我慢が蓄積されて、離婚に至ります。

ところが、男性にとっては、いつ離婚を切り出されるのか全くわからず、何が原因かも思い浮かびません。

「妻の夫に対する満足度は、妻の話を夫が聞いてあげる時間に比例する」とよく言いますが、普段の態度を軽んじてしまうと、いつの間にか離婚の影が忍び寄ってきてしまいます。

「最近優しくしてないかも……。」と見に覚えのある男性も、そうでない男性も、老後の保険だと思って奥様の話に耳を傾けて挙げてください。

ちなみに同じ女性の立場から1つアドバイスをすると、女性の話には本当にオチがありません。ただ、うんうんと聞いて、たまにねぎらってあげれば良いのです。

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