40歳は5000万円…交通事故であなたに値段を付ける生命価値とは

読了目安[ 3 分 ]

人の命をお金に例えるなんてしたくありませんよね。

だけど万が一、交通事故などで第三者に後遺症が大きく残るケガをさせてしまったり、死亡させてしまったりしたら損害賠償請求をされてお金を支払うことになります。

そんなときにはどんな基準で人の命の価値を計算しているのか疑問に思ったことはありませんか?

そしてもし、あなたが今、交通事故で死亡してしまったらいったいいくら支払われるのでしょうか?

交通事故の際にはライプニッツ係数を使用

交通事故で後遺障害が残った場合や死亡した場合、被害者の「逸失利益」や慰謝料を請求することになります。

「逸失利益」とは被害者が生きていたらと仮定して、得られた収入から生活費(30%~40%程度)をひいた額をいいます。

死亡した年齢によってあと何年働けたのかが変わってきます。このあと何年かは原則、死亡時から67歳までの期間を指します。

ただし、被害者が未成年者の場合は67歳から18年間をひいた49年間になります。また、年金生活者は平均余命年数を終期とし、高齢者は平均余命年数の2分の1になります。

生涯の収入を前倒しにして一時金で受け取るため、前倒しでもらう分利益が生じると考え、一部を割り引かれます。その割り引く金額を出すために、「ライプニッツ係数」という指数が使われて計算されます。

35歳・40歳・45歳、年収500万円の場合の生命価値は?

年収×(1-生活費控除率)×就労可能年数に対応するライプニッツ係数=死亡逸失利益

という計算式に当てはめて計算してみましょう。生活費控除率は30%としましょう。
35歳の人の場合、ライプニッツ係数は就労可能年数が32年(67歳-35歳)のため15.803を使用します。

5,000,000円×(1-0.3)×15.803=55,310,500円

つまり、55,310,500円が生命の価値となります。

次は40歳で年収500万円の人の場合で考えてみましょう。
40歳の人の場合、ライプニッツ係数は就労可能年数が27年(67歳-40歳)のため14.375を使用します。

5,000,000円×(1-0.3)×14.375=50,312,500円

こちらの人の生命の価値は50,312,500円となります。

45歳の人の場合、ライプニッツ係数は就労可能年数が22年(67歳-45歳)のため13.163を使用します。

5,000,000円×(1-0.3)×13.163=46,070,500円

45歳の人は46,070,500円が生命の価値となります。

高齢者の生命価値は?

では、高齢者はどうでしょうか?70歳の年金生活者(年金100万円)が交通事故で亡くなったとします。平均余命の2分の1に対応するライプニッツ係数8.3064を使用します。生活費控除率は50%とします。

1,000,000円×(1-0.5)×8.3064=4,153,200円

生命価値は4,153,200円という事になります。

まとめ

いかがでしょうか?この価値、高いと見ますか?低いと見ますか?

この生命価値、将来の可能性などは加味してはくれません。自分が被害者になってしまったら家族も納得する金額ではないと思います。

日々、交通事故のニュースを見ない日はありませんし、かなりの確率で交通事故現場を目にするのではないでしょうか? 人の命の価値は交通事故においてはかなり低くなってしまいます。日頃、車の運転などには十分注意を払いたいものですね。

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