トランプ政権スタート成功!ドル円の動きは?【岡安盛男の初心者でもわかる今週の為替市場】

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1月第5週の見通し(2017/1/30)

為替アナリストの岡安盛男です。毎週月曜日にお届けしている『初心者でもわかる今週の為替市場』。今週も宜しくお願いします。

「トランプ政権の姿が見え始めたことで安心感」
大統領就任初めの1週間でトランプ氏は一気に政策を実行に移し始めたことで市場は神経質な展開となりました。

トランプ大統領はまずTPPからの完全離脱を表明。そしてメキシコ国境への壁建設やNAFTA(北米自由貿易協定)の見直しなど、一週間で13の大統領令に署名しました。
これまでの公約を矢継ぎ早に実行。市場はトランプ氏が大統領になれば、これまでとは違い少しは柔軟に対処するのではといった見方がありました。しかし、実際ここまで強硬姿勢を貫くとは予想外の展開です。
また、大統領は日本の市場が閉鎖的であると名指しで非難。また、2国間の通商協議に通貨を含める考えを表明するなど、全て米国に有利な政策を打ち出すなど保護主義を前面に押し出しました。

米国株式市場はこれを好感しNYダウは2万ドルの大台に乗せるなど、リスクオンの動きが強まりました。しかし、米国に有利なものは日本にとっては不利な材料という事で、円売りではなく円買いに反応。また、ムニューチン次期財務長官がドル高に懸念を示し、ドル円は前週に付けた安値112円ミドルまで下落しました。しかし、その後ドル円は反発し週末には115円台に乗せるなど底堅い動きで終了。

トランプ政権がどのようなものかこの一週間である程度見え始めたことで不透明感は徐々に払しょく。良いか悪いかは別にして、これらが見え始めたことで今後の予想がしやすくなったことが市場に安心感を与えたようです。

今週はFOMCや米雇用統計といった重要イベントを控える週となります。特にFOMCでの声明文に注目が集まります。イエレン議長は1月18日の「2019年までは年2-3回の利上げが適当」と言及。また、新たな米経済政策を考慮に入れることを明らかにしました。

今回のトランプ政権の動きを見る限り、今後インフレが予想以上に高まることになり、それを考量すれば利上げの速度が高まる可能性があります。FOMCメンバーでタカ派的な見方が示されるか注目されます。また、週末の雇用統計も雇用者数が前月よりも増加すると予想されることから、ドル円の上昇を促すきっかけになるかもしれません。

ドル円はテクニカル的にみると115円60銭付近を上抜けすると112円ミドルのダブルボトムを形成します。
結果的に今週のドル円は先週底を確認したことで上昇に向かう可能性が高まりそうです。

今週のドル円予想レンジは117円50銭から114円00銭とみています。

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