諸費用ってこんなにかかるの?「マイホーム購入とお金」失敗例

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Hさんは、うれしくてたまりません。住宅ローンの事前審査にパスしたからです。これで、夢だったマンション購入が、現実となりそうです。

Hさんの資金計画

マイホームの資金計画をたてるにあたって、Hさんが意識したのは、「頭金」を1割は入れること。それから、「子どもたちの大学進学のための貯蓄」は取り崩さないこと。あとは、イザというときのために「予備費」を確保することです。これでカンペキだと思っています。

ところがHさん、手渡された契約準備のための書類を眺めるうち、自分の計画が甘かったと気付きます。「マイホームを買うときは、マイホームの代金以外にも、お金が必要になる」ことは知っていました。でもまさか、こんなにかかるなんて。

「もっとしっかり確認しておくべきだった」。

マイホーム取得にかかる諸費用

マイホームを取得するときは、マイホームのお金以外にも、さまざまな費用がかかります。例えば、新築マンションを購入するHさんの場合、売買契約書やローン契約書に貼る「印紙代」をはじめ、表題登記や保存登記、移転登記、抵当権設定登記といった「不動産登記に要する費用」が必要です。所有期間に応じた「固定資産税・都市計画税の精算金」の負担も求められるし、火災保険料だってばかになりません。そのほか、修繕積立基金や管理準備金、ローン利用のための手数料や保証料といった費用もかかります。

問題なのは、これらの費用を合計すると、物件価格の4%にもなることです。引越しをすればその費用もかかるし、カーテン、できればソファーも新調したいのに。さてこれを、どうやって確保するか。

Hさんがまっさきに頼ったのは、「予備費」です。でもまさか、全部使ってしまうわけにはいきません。そこで次に頼ることにしたのは、「子どもたちの大学進学のための貯蓄」です。「ローン返済がはじまっても、貯蓄を続けるから」というHさんですが、大丈夫でしょうか。

こういった経緯で、手元に確保しておくべきお金を減らしてしまうケースは少なくありません。ところでHさんはまだ契約前。少し勇気のいることですが、いちど立ち止まって、考えてみることが大切でしょう。

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