2016年最終週のドル円予想は?【岡安盛男の初心者でもわかる今週の為替市場】

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12月第4週の見通し(2016/12/26)

為替アナリストの岡安盛男です。毎週月曜日にお届けしている『初心者でもわかる今週の為替市場』。今週も宜しくお願いします。

「年末最後の週は次の流れを示唆」
先週はクリスマス休暇や日本の連休を控え全般にポジション調整の動きが見られました。

ドル円は前週に開かれたFOMC会合後に118円66銭を高値に、利食い売りなどが入り116円ミドルまで下落しました。その後ドル円は117円ミドルを中心とした保ち合いに入りました。先週は日銀会合が開かれ、1年7か月ぶりに景気先行判断を上方修正。これまでの緩和政策を継続するとともに長期金利も0%程度に抑えることを決定。黒田総裁は急速な円安に対し「驚く水準ではない」「今年の2月に戻っただけだ」とし、円安を容認する姿勢を示しました。この発言後ドル円は118円前半まで上昇しましたが結局前回の上値を超えられませんでした。

NY市場では米7-9月期GDPや各住宅販売指数、そして耐久財受注などの重要経済指標はそれぞれ予想を上回る好調な結果を示しました。しかし、市場はクリスマス休暇を控えドル買いの動きは限定的となりました。

クロス円も全般にポジション調整による利食い売りなどが散見され、上値が抑えられました。しかし、これまで急速に進んだドル高や円安などを見ると小幅調整に留まりました。
これは、市場全体のポジションがそれ程偏っていないことを示すものと考えられます。

今週月曜日の海外市場のほとんどが休場。火曜日もNY以外の主要な市場は休場となるため、本格的に相場が動き出すのは水曜以降になると予想されます。昨年はFRBが9年はぶりに利上げを実施し、その後中国株価の下落から金融不安が拡大。ドル円も120円付近から下落に転じました。
FRBは先週利上げを実施。来年の利上げ見通しも昨年と同様に引き上げました。
市場には今年も中国や新興国などを中心に金融不安が再び起きるのではといった警戒感が燻ぶります。

これまでも、急速なドル上昇への警戒感が寧ろドルロングポジションを持ちにくくした経緯があり、その状況は現在も続いているという事になります。

今週も米国景気指標や住宅関連指標が発表されます。これらの指標が先週と同様に米国経済の強さを示すようなら休暇明けの海外勢によるドル買いが再開する可能性が高まりそうです。そうなればドル円は120円の大台乗せも十分視野に入ります。

今週は来年の相場を占う上で重要な週でもあり注目しましょう。年末年始の市場スケジュールや、チェックしておくべき主要イベント等は年末年始「日本・海外の株式市場」休日&経済指標イベント まとめで確認しておきましょう。

今週のドル円予想レンジは121円50銭から116円50銭とみています。

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