ピコ太郎は来年970万の請求!? 一発屋芸人に学ぶ「収入が激減時」税金の恐怖

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今年大ブレイクしたお笑い芸人といえば、ピコ太郎、永野、ハリウッドザコシショウ、メイプル超合金、平野ノラなど……。しかし厳しい芸能界で、生き残っていくのはごくわずかで、一発屋芸人としてすぐに消えてしまう人も少なくありません。

貧しい下積み時代があって、そこから一気に売れまくったのに、あっという間にテレビ画面から消え収入が激減…。そのように急激に収入が大きく変動するのは、なにも芸能人だけに限りません。

そこで、今回は収入が激増・激減した時、手取りの収入額がどうなるのか、芸人Aさんの場合を一例にして見ていきましょう。

収入の激増・激減で家計はこう変わる

Aさんの家族構成
Aさん(35歳)、妻(30歳、パート年収90万円)、子ども1
人(5歳)

Aさんの年収

2015年 2016年 2017年
100万円 1億円 100万円

ご覧のように、Aさんの年収は2016年だけ急激に増加しました。
では、実際の手取り額を見ていきましょう。会社員と同じく給与として計算していきます。

2016年のAさんの手取額

2016年 2017年
給与所得 計算式 年収1億円-給与所得控除額220万円 年収100万円-給与所得控除額65万円
9,780万円 35万円
計算式 9,780万円-所得控除80万円※1 35万円-所得控除80万円※2
給与所得額 9,700万円 0円
所得税 計算式 9,700万円×45%-479.6万円 2016年の所得をベースに計算するので、9,700万円×10%
3,885.4万円 0円
住民税 計算式 100万円(2015年の年収)-給与所得控除額65万円
給与所得額 35万円 970万円
計算式 給与所得35万円-所得控除80万円※3
住民税額 0円 970万円
手取り 計算式 1億円-所得税3,885.4万円-住民税0万円 100万円-所得税0円-住民税970万円
手取り額 6,144.6万円 ▲870万円

※1:所得控除は所得税・住民税とも同額で計算。2016年・2017年とも同額で計算。
※2:社会保険料は考慮していません。
※3:住民税の均等割は考慮していません。

2016年に年収1億円を稼いだAさんの手取り額は、6,144.6万円になりますが、翌年には年収100万円になってしまったため手取り額は、なんと▲870万円と大赤字になる計算です。

前年の収入がベースとなる住民税に注意

Aさんの2016年と2017年の年収と手取り額を見ると、とても重要な問題があります。
それは、「住民税」です。住民税は、前年の年収をベースに計算します。つまり2015年の年収が100万円だった2016年は、実際にお財布からの支払いはありません。

しかし注意したいのは、高額を稼いだ年の翌年。Aさんの場合、前年の年収1億円にかかる住民税970万円は、翌年2017年に支払うことになるのです。

収入の変動に備えてやっておくべきこと

収入が大きく変動するのは、給料だけではありません。
不動産の売却金や退職金でも同じことが起こり得ます。一時に多額の収入が入ったからと言って、それに合わせて支出を増やしてしまうと、後になってお金が足りないということにもなりかねません。多額の収入があった時は、税金を考慮しておくことをお忘れなく。

また、給料が上がり続ける時代ではなくなりました。転職やリストラで給料が急に減ることもあるかもしれません。そんな時に病気でもしたら大変です。
万一の備えとして、最低半年から1年位の生活資金は確保しておきましょう。

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