モメ事はなくても…意外と大変「ひとりっ子相続の問題点」解決策は?

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ひとりっ子相続の場合、「争う人がいないのだから大丈夫」と思っている人も多いかもしれません。しかし、ひとりっ子だからこそ大変なこともあります。

まずは手続き面において、どのようなことが大変なのかをみていきましょう。

ひとりっ子の相続手続きは意外と大変

ひとりっ子の場合、両親がともに亡くなった場合には、親の財産をすべて相続することになります。兄弟がいる場合には、法定相続人全員が集まり遺産分割協議を行い、相続配分を決め、遺産分割協議書を作成します。このときに争い事が起こることが多いのですが、ひとりっ子の場合には遺産分割協議は必要ありません。「だから気が楽」と思ったらとんでもありません。ひとりっ子だからこそ大変なこともあるのです。

では、ひとりっ子相続の場合は何が大変なのでしょうか? それは、手続きをすべて自分一人で行わなければならないということです。兄弟がいれば、相談しながら手分けして手続きを進めることもできますが、いなければ自分で行うしかありません。専門家などに頼むことも可能ですが、それなりの費用がかかります。よくわからないことを自分一人で調べながら実行していくということは、不安でもあり、負担でもあります。

主な相続手続きとは

では、相続手続きにはどのようなものがあるのでしょうか? 主なものをみていきましょう。

まず、亡くなった親の出生から亡くなるまでの戸籍謄本一式を取り寄せます。他に相続人がいないか、つまり、本当にひとりっ子なのか、ということを戸籍謄本等で証明しなければいけないからです。

戸籍謄本は、まず被相続人の最後の本籍地の役場で取得します。婚姻、転籍、改製などにより新しい戸籍が編製されている場合には、ひとつひとつさかのぼって出生時から死亡時までの戸籍を調査していきます。そして、それらを持って金融機関や法務局などで相続手続きを行うことになります。

また、被相続人のすべての財産を洗い出す必要があります。金融資産、不動産、保険、さらに借金などがあればそれらもすべて調べていきます。不動産は評価額の算出が難しい場合もあるので、専門家の力を借りる必要があるかもしれません。

そして、課税遺産総額を算出し、相続税がかかる場合は、通常、相続開始から10ヶ月以内に現金で納付します。ひとりっ子相続の場合は控除額が少ないため、多額の相続税がかかることも考えられます。また、「小規模宅地等の特例」など、相続税の軽減措置を利用する場合は、相続税がかからなくても10ヵ月以内の申告が必要です。

相続手続き以外にもやることはたくさんある

その他にも、被相続人が年金をもらっていたならば年金支給停止の手続きをしたり、生命保険に加入していたならば保険金の請求をしたり、所得税等の未払いなどがあれば支払の手続きをしたり、健康保険証を返還したりなど、相続以外にも様々な手続きがあります。

親の重要な書類はどこにあるのか、どのような財産があるのか、生命保険等に加入していたのかなどを全く把握していない場合には、それらを調べるだけでも一苦労です。これらの手続きはひとりっ子に限ったことではありませんが、ひとりっ子の場合は、一人であるがゆえに手続きもすべて一人で行わなければならず、負担が大きいということがいえるでしょう。

生前から親とのコミュニケーションを密に

相続時の負担を減らすには、生前からの親とのコミュニケーションが大切です。できれば、重要書類の置き場所などは親と一緒に確認しておくとよいでしょう。親側も子に負担をかけたくないと思うなら、金融資産や不動産などの財産一覧を作成するなどの準備をしておきたいですね。エンディングノートなどを作成し、そこに必要なことをすべて記入しておく、というのも一つの方法です。

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