宝くじ7億円が当たったときの理想の資産運用とは?元銀行員FPに相談

読了目安[ 5 分 ]

老後の生活、将来の生活に対して、漠然とした不安を抱える方は多いはずです。

ある程度の蓄えが必要だとわかっていても、いつからどのようにどれ位を貯蓄をしておけば良いかは、受け身ではなく、自分から求めなければなかなか情報が集まりません。

ちなみに、老後に必要な資金は3000万円ほどだと言われています。

参考|年金受給開始年齢が75歳に引き上げ?老後資金は最低3000万円必要…

今回は、マネーゴーランド編集部に寄せられた将来の漠然とした不安を抱える男性からの質問にお答えしたいと思います。

ご質問にお答えいただくのは、10年以上の銀行勤務を経て、あらゆる側面でお金を扱うプロフェッショナルなFPとして活躍されている高橋先生です。

質問.もし宝くじで7億円当選したら最適な資産運用は?

相談者|むかいさん(32歳)
家族構成|妻(30歳)、子ども(1歳)

初めまして、こんにちは。子どもや自分のために、少しずつお金に強くなるために、今色々と勉強をしております。

それで気になったので教えていただきたいのですが、もしも宝くじで1等7億円が当たったら、どうやって資産運用するのがおすすめですか?

小さい頃、学校の先生が「年棒1億円のプロ野球選手は、そのお金をそのまま銀行に預けておくと毎年400万くらい入ってくる。」と言っていたことを覚えています。

もちろん今はそんな時代ではないので、どうしたら良いのかを知りたくなりました。

アドバイス1.宝くじとは何か?

むかいさん、はじめまして。ファイナンシャルプランナーの高橋忠寛です。

お子さまが生まれて、将来の為にお金の勉強を始められたのは大変素晴らしいことだと思います。

もし、年末ジャンボで当選し1等7億円を手にしたら、誰しも嬉しい反面、戸惑いますよね。まずは、投資の観点から、宝くじとは何か説明します。

宝くじは、「マイナス・サム・ゲーム」です。マイナス・サム・ゲームとは、そのゲームに参加した人が支払った金額の合計額よりも、勝者へ支払われる金額の合計額が少ないゲームをいいます。

具体的には、宝くじの場合、収益金(宝くじ購入代金の合計額)の53%が公共事業や経費に使われ、残りの47%が当選金に充てられます。集まったお金のうち、当選者に還元されているお金は半分以下ということです。

つまり、宝くじを買っても基本的には儲からず、主催者側が一番得をする仕組みになっています。ただし、宝くじは「運に夢を託す」という楽しみもあります。この楽しみを得る代金だとも考えられますし、どう捉えるかは自由です。

アドバイス2.お金を守るために投資する

もし宝くじが当選した場合、7億円の大金を手に入れたら誰しも戸惑いますよね。かといって、思いのまま、消費していたら、いつのまにか無くなってしまうかもしれません。

ここでお金の管理の仕方として、3つの流れが考えられます。

1.資産運用する

もし仮に、当選金で資産運用をした場合、1%の運用で年間700万円、2%で1400万円、3%なら2100万円の利益(税金等は考慮せず)が得られます。

元手が大きな金額であるほど、上手な資産運用で手に入る利益も大きく違ってきます。そのため、きちんと運用方針を立てて資産運用に取り組むことをおすすめします。

2.資産価値を維持する

また、お金の価値を守るために投資するという考え方もあります。

資産価値を維持するには、将来のインフレ(モノの値段が上がる=お金の価値が減少する)に備えて、物価上昇と同程度のリターンを目指す必要があります。

金融資産だけでなく、不動産など実物資産にも投資すると家賃収入も期待できます。資産を守るためにも様々な投資対象に分散投資することは、資産運用の基本として重要です。

3.資産運用せず取り崩していく

一方で、資産運用には失敗してしまう可能性もあります。そのため、資産運用はせずに少しずつ取り崩していくという考え方もあります。

7億円であれば、毎年700万円使っても100年は続けられます。そう考えれば、将来の不安がなく安定的な生活を送ることが可能です。

お金は、貯めているだけでは意味がありません。使って始めて価値があるものですし、家族に必要以上のお金を残さなくても良いと考えるのであれば、計画的に取り崩して使っていくのも良いでしょう。

アドバイス3.社会に還元する

7億円の価値をどう捉えるかによりますが、お金の使い道の1つとして、いくらかを社会に還元するという選択肢もあります。

アメリカでは、お金持ちほど寄付する文化が根付いています。もちろんこれは、税制の違いもあるので、すぐに日本人に受け入れられるものではありません。

また、寄付だけではなく、将来性のある企業へ投資をすることも社会への還元方法の1つです。これは、社会への還元でもあり、投資でもあります。投資した企業が成長すれば、大きなリターンを得られます。

このように外に目を向けてみれば、自分のお金を社会や他人のために使うことで、より良い社会づくりに貢献するという新しい価値観を手にすることができます。

税金と資産運用の基本を押さえよう

確率論で言えば、宝くじは決して儲かるものではありません。とは言え、当選者がゼロということもありません。普段から宝くじをよく買う方は、万が一のときのために、税金や運用のある程度の基本知識は知っておきましょう。

参考|当選金1億円でも手元に残るのは半分!? 宝くじと税金を税理士が解説
参考|宝くじや競馬に当たると課税対象?ギャンブルにも税金がかかる?

ちなみに、もしわたしが宝くじに当選して運よく大金を手にした場合は……持っている知識をフルに活かして、手堅く資産運用をすると思います。

というわけで、みなさんも宝くじが当選して7億円を手にした際は、不動産なども含めて資産分散を行い、資産価値を維持できるように資産運用に取り組むと良いのではないでしょうか。

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