宝くじ当せん金は…本業以外の収入「申告が必要なボーダーライン」は?

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収入があったらどうすればいいか?

前回では副業収入があった場合、その所得が10種類のうちどの区分に該当するのかを確認する必要があること、そしてその所得金額(収入金額ではないです)が20万円以下であれば、原則申告不要であることを確認いたしました。
参考:副業とは収入いくら以上のこと?税理士が解説「副業の境界線と税金申告」

では、ありとあらゆる収入が何かしらの所得に区分され、申告対象になるのでしょうか?
本業以外の+αの収入が、たとえば親からの仕送りでは? 自家用車を売った場合では? さらにはちょっと豪華なお歳暮をもらった場合では? いかがでしょうか。

恐らくみなさんは経験的、感覚的に副業ではないし、そんなこと(課税されるようなこと)はないだろうと思うものの、自信をもって「これは大丈夫」と言えるかというとそうでもなく…という方も多いかと思いますので、判断に迷いそうなところを中心に整理していきたいと思います。

申告が不要な所得とは?

確かに所得税法上ではその人に帰属する全ての所得に課税することになっています。所得があれば申告をして相当の税金を負担するのが原則です。

しかし、実は所得の中には社会政策上や課税制度上等の理由から、所得ではあるが申告しなくてもいいものがあります。それが“非課税所得”に区分されるものです。

その代表的なものとしては、会社からもらう通勤交通費、宝くじの当選金、失業保険、親からの仕送り、生活用動産の譲渡、損害賠償金、NISA口座内の株式譲渡益、等々。この他にも数的には結構あります。
参考:当選金1億円でも手元に残るのは半分…⁉︎ 税理士が解説「宝くじと税金」

これらの中で判断に迷いそうなものは…?というと、生活用動産の譲渡かと思いますので、次にその内容について見ていきます。

生活に必要な動産

個人の所有する資産は、生活に必要なものとそうでないもの、動産と動産以外といったように特徴によって下記のように分けられます。

本業以外の収入があった時どうすればいいか、副業と申告、マネーゴーランド

上記のような、個人の持ち物のうち、生活に必要な動産の譲渡益、たとえば使わなくなったブランド物のバックや服、30万円以下の骨董品などをネットオークションや知人に売却して得た譲渡益収入などが非課税扱いとなります。

また、自動車につきましてはちょっと複雑で、その用途によって扱いが変わります。主に通勤で使用している場合などは非課税扱いとなるのですが、趣味的色合いの強い物(スポーツカーやキャンピングカー、高級車、クラシックカーなど)や個人事業主などが事業用に使う車は課税対象になります。

その他の収入

モノの譲渡ではないですが、親からの生活費や学費の仕送りやお小遣い、香典、結婚祝いなどの金品をもらった場合も非課税です。ただし程度の問題がありまして、過度に高額なものは問題となる場合があります。

具体的にいくら以上という決まりはないですが、たとえば小学生のお小遣いが毎月10万円とか、仕送りとして毎月100万円もらっているとなると、社会通念上は高額であると判断される可能性が高いです。

この場合、もらった人が課税されるのは所得税ではなく贈与税となり、贈与税としての申告が必要になります。

以上のように、一口に所得税がかからない本業以外の所得と言っても、非課税所得として列挙されているものの他、金額が低ければOKなもの、他の税金が課せられているから所得税がかからないもの(二重課税回避)といったように、所得税が非課税となっている理由の背景が異なりますので、その所得の内容から申告が必要かどうか、またはうっかり課税されてしまったということがないようにしたいものです。

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