幸せな夫婦生活のため!結婚契約書を作る理由と私たちの事例

読了目安[ 8 分 ]

11月22日は「いい夫婦の日」ですね。わたしが、より良い夫婦関係を築いていくためにお勧めしたいのが「結婚契約書」です。

契約書という言葉に抵抗がある人もいると思います。人によっては、「結婚するのになんでわざわざ契約書なんて結ぶ必要があるんだ!夫婦関係はそんな形式的なものじゃないはずだ!」と思うかもしれません。

ただ、よく考えてみてください。結婚とは契約事です。別に家族を作るのに結婚の体裁を取る必要はありません。たとえ子どもができても扶養の問題や相続の問題を解決すれば良く、名字が違っても表向きは同じ苗字を名乗っても構いません。

つまり、結婚契約書は、婚姻届を少し延長しただけのものということです。そして、筆者自身がこの「結婚契約書」を実践しています。

今回は、実体験から結婚契約書をおすすめする理由と実際の結婚契約書をご紹介しましょう。

結婚契約書を作成する理由

結婚契約書には、決まった形があるわけではありません。そのため、どこまで細かい決め事を作るかは、夫婦で話し合いをする必要があります。

突き詰め過ぎると、日々のお金の管理方法や万が一離婚したときの慰謝料など、「結婚したばかりなのに……。」という話に及んでしまうため、まずはお互いの価値観を擦り合わせる程度のことだと認識をしてください。

結婚とは、育った環境の違う他人同士が1つの家族になることです。生活を共にする中で、お互いが当たり前と思っていることに相違が見えてきます。

しかも、そのちょっとした違いは、初めは気づかないくらい少しづつ現れ、お互いが違和感を感じるころには大きなストレスを感じるようになっているかもしれません。

多くの離婚原因が、価値観の相違であり、価値観の相違の根底にはお金に対する感覚が関係しています。

そのため、初めにその相違を認識する洗い出し作業をしておけば、その後の無駄なストレスや悩みを軽減することになるはずです。

結婚契約書の目的とは

結婚契約書の目的は、ズバリ経済感覚、金銭感覚を合わせるために行ないます。

日本人は、お金のことについて面と向かって話し合うのは、いけない事のような気がして避けてしまいがちです。

夫婦、恋人同士に限らず、友人関係でも大きなお金でない限り、「今じゃなくても……。」とか「そのうち……。」など、お金の話をなるべく避けて、後回しにすることも多いでしょう。

たしかに、友人関係や恋人同士の場合、なるべくお金に関する話題を遠ざけて過ごすことは可能です。

ところが、夫婦は全ての生活を伴にし、一生添い遂げる関係のため、必ず共通するお金の問題が出てきます。お金に対する悩みは、どちらか一方だけの問題ではないため、必ず2人で相談して解決しなければいけません。

結婚契約書の目的
・お互いのお金に対する認識を明らかにする
・今後出るお金の悩みや相談をスムーズに解決する
・ちょっとした相違を大きなストレスに変えない

夫婦が結婚契約書を結ぶのは、以上の目的があります。決して、お金だけの関係にするために結婚契約書を結ぶのではなく、幸せな結婚生活、問題を解決できる夫婦、イライラが少ない家庭を作っていくためにあるものだと認識しましょう。

結婚契約書の具体的な内容とは?

私たち夫婦で話し合って、実際に決めた結婚契約書の具体的な内容は、主に「役割分担」「お小遣い」「旅行」「買い物」の申告です。

家計を預かるのはどちらなのか、はっきりさせておくのが役割分担です。我が家はシングルインカムですが、ダブルインカムの家庭こそ、お互いのお金の役割を共有することが大事だと思います。

具体的な内容1.◯年に一度は家族旅行に行く

意外と価値観の相違が出やすいのが旅行や外食についてです。

例えば、毎年家族旅行をする家庭で育った人は毎年旅行に行くのが当たり前の感覚ですが、家族旅行に全く行かなかった人もいるはずです。

そのため、家族旅行が大切だと考えるなら、「◯年に一度は家族旅行に行く」と初めに決めると良いでしょう。もちろん、家族旅行はある程度の出費があるため、貯金計画とセットです。

そうすれば、家族旅行に向けた無理のない貯金計画が立てられ、お互いにストレスなく楽しい旅行に繋がります。無理に結婚契約書に家族旅行を盛り込まなくても、外食など小さなことでも同じ様に考えると良いと思います。

具体的な内容2.◯円以上の買い物をする際は相談する

普段の買い物は金銭感覚の違いが出やすい項目なので、いくらなら高額と思うかの金額を擦り合わせることは大切です。

そのため、夫婦で話し合ってある程度の金額の基準を決め、たとえお小遣いの範囲内であっても「◯円以上の買い物をする際は相談する」と決めておくと良いでしょう。

たとえ、メイクに必要なものや洋服、大切な趣味であっても、家庭に所属していることを認識しておけば、無駄な出費を防ぐことができます。

具体的な内容3.実家への帰省の頻度

家族はその家に住んでいる人だけで関係性が完結するわけではありません。そのため、我が家の場合、「実家への帰省の頻度」という項目も入れてあります。

家族の関係性を意識することで、お互いがお互いの両親を思うきっかけになるため、何となく行っていた帰省の偏りが無くなりました。

結婚契約書の記載事例

結婚契約書に記載することはそれほど難しい内容でもなければ、堅苦しい内容でもありません。結婚式の誓いの言葉や普段の夫婦の会話の中で交わされた約束を契約書仕立てにしただけのものです。

結婚契約書の実物、マネーゴーランド
筆者の結婚契約書です
結婚契約書

夫、○○(以下「夫」と称する)と妻、○○(以下「妻」と称する)は、愛情に包まれた夫婦生活を行うことに合意したので、お互いに下記条項すべてを理解し、誠心誠意その履行に努力することを制約したことを証し、ここに謹んで宣言いたします。

(お互いの尊重)
第1条 夫と妻は結婚生活を営むにあたって、お互いを誰よりも深く愛し、敬い、支え、お互いの信頼を永遠に獲得、維持していくことを誓います。

(夫婦のあり方)
第2条 夫と妻はいかなることも誠心誠意話し合うようにします。疲れている時こそ、思いやり、ねぎらいの気持ちを忘れません。

(夫婦の約束)
第3条 夫と妻は結婚記念日(=海の日)、お互いの誕生日○月○日と○月○日ふたりそろってお互いの健康と幸福を祝福します。そして毎週日曜日は「家族の日」として家族で過ごすこととします。また、ひな祭り、七夕、クリスマスなどの年中行事は、家族で飾り付けなどの準備を楽しみ、行事を祝うようにします。

(妻の父親との約束1)
第4条 夫と妻は父との約束(①絶対に暴力をふるわないこと ②年に2回は帰省すること)を必ず守ります。

(妻の父親との約束2)
第5条 妻は父親と約束した通り、家族より、子どもより、何よりも、夫にとって今何が一番大切なのかを常に考え行動し、夫をサポートしていくことを誓います。
(両親の尊重)
第6条 夫と妻はお互いに自分の両親以上に相手の両親を大切にし、お互いの兄弟姉妹とも円満な関係をつなげていけるように努めます。

(収入と家計)
第7条 夫の収入は収入の100%を共有の家計で管理し、妻は家庭の仕事をまっとうします。妻の家庭の仕事は夫を補助する対価として認識されます。

(家計の管理)
第8条 家計の管理は妻が行ないます。ただし、2万円以上の物品の購入に関しては、個人使用のものであっても必ずお互いに事前相談するようにします。緊急購入した場合も、事後報告するようにします。また、株式等の有価証券の売買については夫に任せます。

(以下、続きます。)

結婚契約書のQ&A

Q1.契約書の話をいつパートナーに切り出すべきか?

お互いのズレを感じ始める前で、対等に話ができる時がおすすめです。そうなると、やはり結婚準備の1つとして契約書を作成することが一番スムーズだと思います。

ただ、きちんと話し合える機会があるならば、結婚生活が始まってからでも全く問題ないと思います。結婚記念日や誕生日だと切り出しやすいかもしれませんね。

私の場合は、結納が終わり結婚式の準備を始めた頃に「我が家の取扱説明書的なものを作りませんか?」と提案しました。夫も最初は驚いていましたが、理由を説明したら乗り気になってくれました。

Q2.契約書を拒否された場合はどう対応するべきか?

理由をきちんと説明する!これしかないと思います。

私がおすすめする結婚契約書は公式な契約書ではなく、”結婚契約書もどき”なので、「家庭のルールを契約書みたいな感じで残してみない?」と軽い感じで提案するといいと思います。

一方的に話を進めると新たなズレを生む可能性もあるので、きちんと結婚契約書の意味を理解してもらうことが重要です。

Q3.契約書の存在を周りの人は知っているか?

私の場合は、みんな知ってます。結婚契約書を作ったと上司に話したときは、「お前は鬼嫁だな!」なんてからかわれましたが、実物を見たら「羨ましい」と言っていただけました。

契約書と聞いてイメージしたものと実物が違ったのでしょう。その上司は結婚式の祝辞の中でも私たちの結婚契約書に触れてくださり、お褒めの言葉を頂きました。それから私の友人の多くが結婚契約書を作るようになりました。

結婚契約書との付き合い方

世帯収入や家族構成など、家族のライフスタイルはどんどん変化していきます。

そのため、結婚契約書は更新していきましょう。ちなみに我が家では結婚記念日を契約更新日にしています。結婚記念日にお互いへの感謝の気持ちを確認するとともに、お小遣い交渉をし結婚契約書を更新しています。

私は専業主婦なので、やり繰りして浮いたお金を主婦業の対価とすることも定めてもらいました。

「年収がこれだけ上がったから、お小遣いをこれだけアップしたい!」「いや、子どもの教育費が上がったからそれは難しい。◯円アップでどうでしょう!」なんて会話を毎年しています。

このように当たり前の価値観を共有する結婚契約書は、決して相手を縛るためのものではありません。言葉だけでなく、文章で見えるようにすることで、家族みんながハッピーな気持ちで毎日を過ごすための大きな味方になるはずです!

私は結婚契約書を作ることで良かったことがたくさんありました。普段なかなか言葉にすることが難しいこと、例えば要望や不満だけでなく日頃の感謝の気持ちなども「契約書の更新」という名目で話し合える機会ができます。

私にとって契約交渉の時間は、現在の家庭の状況やお互いの気持ちを確認しあえる楽しい時間になっています。

結婚契約書作成において、最も大事なことは、すべての項目を必ず話し合って決めることです。正直な気持ちを確認しあい、お互いが納得できる良い結婚契約書を作ってください。

夫婦とお金に関するおすすめ関連記事

夫婦がうまくいくために合わせておきたいお金の価値観にまつわる記事をピックアップしました。

  1. 夫婦がお金で揉める理由ベスト3は…お小遣い・浪費・教育費の価値観
  2. 男性の年収が100万円減ったら?別れ・離婚を考える女性は2割も…
  3. 夫の借金発覚で家計のピンチ!離婚を考える前に妻がやる5つのこと
  4. 来世は違う人と結婚したい妻が約7割…夫婦円満と収入に関する調査
  5. 幸せな夫婦生活のため!結婚契約書を作る理由と私たちの事例
  6. 半数がお金で夫婦喧嘩!揉めない家計管理方法は?お財布は別が良い?

コメントを残す

  • コメント欄には個人情報を入力しないようにしてください。

  • 入力いただいたメールアドレスは公開されませんがサーバーに保存されます。
  • 入力いただいた情報の他に、IPアドレスを取得させていただきます。取得した IPアドレス はスパム・荒らしコメント対処ために利用され、公開することはありません。