元銀行員FPにウェブ無料相談「個人型DCの拠出額はいくらにすべき?」

読了目安[ 5 分 ]

今回届いた相談は、個人型確定拠出年金について。今回はこちらのケースに対して、質問にお答えしましょう。

相談者プロフィール

・お名前 はなこ(32歳)
・家族構成 夫(32歳)と二人暮し
・今年の自身の予定年収 300万(手取り月約17万)
・現在行っている資産運用 個人型確定拠出年金 月23,000円拠出(2016.6~)

相談内容

税金控除に興味があり、税金を納めることは世の中の為に大事なことだとはわかっていますが、やはり出来るだけ抑えることが出来たらと考えています。 

今の職場では退職金があてにならないので 自分で何とかしなければと思い、今年6月から個人型確定拠出年金を始めました。自分の収入などあまり考えずに始めたのですが、今の収入に見合っているか、また今後DCを続けて行く上で気をつけるべきことなどがあれば教えていただけますでしょうか?

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はなこさんへのアドバイス1:個人型DCの特徴

はなこさん、はじめまして。ファイナンシャルプランナーの高橋忠寛です。国や会社をあてにせず、自力で将来に備えて個人型DC(確定拠出年金)を始められたのは大変素晴らしいです。これからの時代は、誰もが個人で将来のための資産形成に取り組み、資金を管理・運用していく必要があります。

確定拠出年金制度とは、〜個人型確定拠出年金とは?〜高橋先生の教えて経済ニュース でも解説していますが、将来の老後資産の準備のために資金を少しずつ積み立てて、それを個人が自分の責任で管理運用していく制度になります。

この制度には、企業型と個人型がありますが、積立するお金を会社が出してくれるのが企業型、自分自身でお金を出して積立していくのが個人型です。はなこさんは個人型に加入されたとのことですね。

自分自身で管理運用していくのは面倒だと感じるかもしれませんが、税務上大きな優遇が受けられるので、利用しないともったいない制度だとも言われています。

はなこさんへのアドバイス2:拠出額が収入に見合っているか?

予定年収が300万円(手取り月約17万円)で月23,000円の個人型DCへの拠出額が妥当かということついては、ご主人の収入など、家計全体のバランスをみないと判断できません。個人型DCは、一度加入すると基本的には60歳まで脱退できない制度になります。また個人型DCで運用している資金は60歳までは引き出せず、自由に使うことができませんので注意が必要です。

例えば、後々お子様が生まれた場合、出産や教育費などの出費や、住宅購入などの中長期的なお金の支出に対しては、別に用意しなくてはいけません。

ただし、毎月の拠出額については、減額も可能なので、一度、将来を見据えたライフプランをしっかりと立て、その上で負担にならない拠出金額を判断されると良いでしょう。

はなこさんへのアドバイス3:個人型DCのポイント

個人型DCでの運用だからといって特別なことはありません。「資産運用の基本」を守って投資をすれば良いのです。「資産運用の基本」とは、株価など相場の動きに一喜一憂せず、投資対象の分散を行い、積立投資をしながら、長期的な視点で取り組むということです。このような基本に忠実に取り組めば、資産運用は難しくありません。DCは商品の選択肢が限られている分、ご自身で一から資産運用に取り組むよりはかなり負担も少ないはずです。

DC運用の注意点は、個人資産全体でのバランスを考えることです。資産運用の基本である分散投資を実践しようと考えると、DCの資金だけで、分散投資しなければと勘違いしがちです。効率的な資産形成を目指すのであれば、DCの中だけ見て分散投資をしていても、意味がありません。家計全体を把握し、他に貯蓄はあるのかどうかなど、老後資産準備における、個人型DCの位置付けや割合を意識しながら、運用を行いましょう。

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