年収関係なくフェラーリを購入する方法は?おすすめのモデル・年式と価格

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車に興味のない女性や子どもでも、フェラーリという名前だけは知っているくらい高級車のヒエラルキーに君臨するのが、イタリアの跳ね馬ことフェラーリです。

車両本体価格がウン千万円単位は当たり前のスーパーカーは、それだけ乗るオーナーを選びます。だからこそ、フェラーリの威光はほかの何物にも代えがたいのも事実です。

私たちには、フェラーリ=お金持ちという固定観念がありますが、必ずしもそうではありません。たとえ年収300万円でも、やり方次第でオーナーになれる可能性があるのです。

そこで今回は、どうしてもフェラーリに乗りたいという方のために、年収に関係なくフェラーリオーナーになるにはどうすれば良いかというお話をしたいと思います。

新車のフェラーリは諦める

世界中のお金持ちを虜にするフェラーリには、それだけの魅力が詰まっています。

メンテナンスが大変だったり、乗車定員が少なかったり、パーツ代が高額だったりなどのデメリットを考慮しても、なお一流の人が認めるモノにはそれだけの理由があります。

お金持ちがウン千万円を支払わなければ体感できないことを、普通の人々がもっとお安い価格で体感するためには、フェラーリがどのような車なのか、どのようなモデルや年式があるのかを知っておいた方が良いでしょう。

現在、新車で販売されているフェラーリは全部で6種類あります。最も安いフェラーリ「488GTB」の新車価格は3070万円、最も高いフェラーリは「F12ベルリネッタ」で3730万円です。

これは普通の庶民感覚ではほとんど不動産に近しい価格です。この金額を支払うことは、わたしには不可能です。

生活の一部を犠牲にしてでも新車のフェラーリオーナーになりたいという方は別にして、もっと合理的にフェラーリのオーナーになるために、中古車を検討しましょう。

中古車のフェラーリは損をしないか

中古車というと、何となく貧乏くさいと考える人もいるかもしれませんが、フェラーリは状態さえ良ければ価格がなかなか下がらない車です。

そのため、中古車で購入したとしても、乗り方によっては売却時にそれほど価格差はないかもしれません。それどころか、購入価格よりも高く売却できる場合もあります。

1.ヴィンテージとユーズドのどちらが良いか

少し前の話ですが、1962年型のヴィンテージ・フェラーリ250GTOがオークションで落札されました。そのお値段は約47億円……。

このようにフェラーリは古くなっても値段が落ちるどころか跳ね上がる名車が揃っていますが、狙うのはこのようなヴィンテージではなく、あくまでもユーズドのフェラーリです。

ヴィンテージ・フェラーリとユーズド・フェラーリの境目は、希少価値と人気の高さで判断されます。もちろん、ヴィンテージカーはメンテナンスも大変なので、普通の人はユーズドのフェラーリがおすすめです。

2.お買い得なフェラーリは8気筒

もともとフェラーリは12気筒エンジンが主流でしたが、1975年に発売した308というモデルから8気筒エンジンが登場します(DINOは除く)。

12気筒に比べてコンパクトなエンジンを搭載した308は、ピッコロ(※ピッコロは伊語で小さいの意)フェラーリと呼ばれ、その系譜は現行モデルの488GTBまで続いています。

8気筒モデルは12気筒モデルよりも新車価格が控えめで、販売台数も多く、中古車市場でも比較的流通されているので狙い目です。中古車は新車のように同じコンディションではありませんが、それでも新車を買うよりもずっとお得に購入できます。

中古車で8気筒モデルのフェラーリが良いことはわかりましたが、どの年代、どのモデルのフェラーリを選べば良いのでしょうか。

V8フェラーリの8モデルと新車価格

では、これまでのV8フェラーリのモデルと日本での新車価格をご紹介しましょう。

フェラーリ308(1975~1985年)※日本未導入

フェラーリ308は、1975年にデビューしたフェラーリ初のV8モデルです。

V8フェラーリの礎を築いた美しいボディフォルムは、イタリアの名門カロッツェリア(工房)の「ピニンファリーナ」が担当しています。

今見てもまったく古さを感じさせない美しいスタイリングは、まさにフェラーリの王道です。モデル名の後ろに「GTB」を冠するフェラーリががクーペ(ベルリネッタ)、「GTS」が屋根が取り外せるオープン(スパイダー)になります。

※1973年にフェラーリが製作した208/308GT4というV8モデルが存在しますが、このモデルはフェラーリブランドではなくディーノブランドで発売されたため、実質的には308が最初のV8フェラーリです。

フェラーリ328(1985~1989年)※日本未導入

フェラーリ328は、308の後継モデルとして1985年に登場し、1989年まで製造されました。308をさらに洗練させたフォルムで、こちらも「ピニンファリーナ」がスタイリングを担当しています。

発売当時から非常に人気が高く、数あるフェラーリの中でもスタイリングの美しさは随一と評されています。こちらもGTBとGTSが存在します。

フェラーリ348(1989~1994年)|1650万円~

フェラーリ348は、328の後継モデルとして1989年に登場しました。

328のデザインから大幅な刷新が図られていますが、こちらもスタイリングは「ピニンファリーナ」が担当しており、ボディサイドのスリットや一体型のテールランプなど、当時のV12フェラーリであるテスタロッサの意匠が盛り込まれています。

フェラーリ348には、クーペの「tb」と屋根が取り外せる「ts」があります。

フェラーリF355(1994~1999年)|1490万円~

フェラーリF355は、V8フェラーリの中で当時から人気の高かったモデルです。348をさらに洗練させたF355のスタイリングは、やはり「ピニンファリーナ」が担当しています。

F355人気の要因のひとつが、オートマ(セミAT)が導入されていることです。そのため「AT免許でも乗れるフェラーリ」として人気を博しました。

※ただしV12フェラーリは、1976年にATモデル(400)が発売されています。「ベルリネッタ」はクーペ、「GTS」は屋根が取り外せるモデル、「スパイダー」は電動ソフトトップのオープンモデルです。

フェラーリ360モデナ(1999~2005年)|1758万円~

フェラーリ360モデナは、スポーツカーらしくないほど流麗な流線型のスタイリングを持ったスポーツカーで、スタイリングは、「ピニンファリーナ」が担当しています。

こちらもMTのほかにオートマ(セミAT)が存在します。「モデナ」がクーペ、「スパイダー」が電動ソフトトップのオープンモデルです。

今の若い世代の方は、角ばったボディのフェラーリではなく、360モデナ以降をフェラーリと認識しているかもしれません。

フェラーリF430(2004~2009年)|2600万円~

フェラーリF430は、360モデナの人気を受けて登場したモデルです。発売当初は、予約困難になったほどの人気ぶりで、日本でも大きな話題を集めたことを覚えている方も多いでしょう。

顔が大きくなりましたが、360モデナに似た雰囲気をもち、現代にも通用する多くの最新テクノロジーを導入しています。また、電動ソフトトップの「スパイダー」もあります。スタイリングは「ピニファリーナ」に所属するデザイナーが担当しています。

フェラーリ458イタリア(2009~2015年)|2920万円~

フェラーリ458イタリアは、吊り上がったヘッドライトや3本出しのセンターマフラーなど、全体的にスパルタンな印象が特徴的なモデルです。

スタイリングは「ピニンファリーナ」が担当しています。クーペのほかに「スパイダー」が存在しますが、幌ではなくアルミ製のルーフが電動で開閉できるクーペカブリオレという仕様に変更されました。

フェラーリ488GTB(2015年~)|3070万円~

フェラーリ488GTBは、現行モデルのV8フェラーリです。前モデルを踏襲したスタイリングは、フェラーリ社の自社デザインによるものです。

狙い目はF355、360モデナ、F430

上記でご紹介したように、V8フェラーリには現行型の488GTBも含めて計8モデルが存在していますが、この中で年収関係なく買えるモデルはどれなのでしょうか。

もちろん、現行の488GTBは除外するとして、あまり新しいモデルでは中古車でも高い値段で取引されています。新車価格が2000万円オーバーなので、半額でも1000万円……もちろん手が届かないので諦めます。

逆に古すぎる車は、車両のメンテナンスに手間とお金がかかるため、車体価格が安くても手が出しづらいでしょう。

基本的に10年落ちの中古車は避けた方が賢明とされていますが、フェラーリの場合はもう少し幅を広げて15年で考えると良いでしょう。すると360モデナあたりが範囲に入ってきます。

年収300万でフェラーリに乗る!庶民が高級外車を購入する方法、マネーゴーランド
フェラーリ360モデナ

というわけで、もし購入するなら中古車のフェラーリ360モデナ(上記写真)がおすすめなのですが、問題は中古車が見つかるかどうかです。

そこで、比較的探しやすいF355を候補に入れても良いかもしれません。また、F430でも車両価格が安いものが見つかるかもしれません。

フェラーリの中古市場相場を知る

狙い目のフェラーリはF355、360モデナ、F430の3モデルに絞り込みましたが、狙うモデルが分かった今、次に知りたいのは「どれくらいのお金が必要なのか?」ということですね。

中古車は新車のようにはっきりと価格が分かるものではないので、中古車相場はあくまで参考価格です。また参考として、フェラーリ348の中古車相場も調べてみました。

フェラーリ348の中古車相場価格

中古車相場:400~700万円台 ※参考

フェラーリF355の中古車相場価格

中古車相場:900~1200万円台
※新車価格は1490万円~

フェラーリ360モデナの中古車相場価格

中古車相場:800~1200万円台
※新車価格は1758万円~

フェラーリF430の中古車相場価格

中古車相場:1400~1600万円台
※新車価格は2400万円~

さすがにフェラーリだけあって、15年落ちでも1000万円近い相場価格です。フェラーリ348になると一気に車両価格が下がるため、金額だけを見ればありですが、30年近く前の車両のため不安も多いはずです。

メンテナンスの手間や費用だけでなく、インテリアデザインや使い勝手も時代を感じます。また、ATが導入されたのもF355以降です。そのため、やはり少し無理をしてでも、355・360モデナ・F430に絞り込んだ方がよさそうです。

中古車のフェラーリの予算は800万円

中古車相場は、あくまで目安のひとつですが、それでも指標にはなります。

相場のこなれ具合から見ても360モデナを狙うのがおすすめですが、購入のネックになるのは車両価格です。最低でも800万円は必要になります。

自動車ローンを組むとしても頭金はある程度必要ですし、何より「本当に800万円の価値があるの?」という不安を持つ方も多いと思います。

逆に考えるなら、15年前の中古車でもフェラーリなら800万円で売れるということですが、車に800万円を出すのは大変な勇気と決断が必要です。

しかし、もしフェラーリに乗れて、支払う金額が800万円ではなく300万円だとすれば、かなり気持ちは軽くなるのではないでしょうか。

市場においてフェラーリは圧倒的な人気を誇り、その価値は何年経っても色褪せることがありません。

つまりこれから入手するフェラーリにも、その価値は残り続けます。このフェラーリブランドが持つ価値を有効活用することで、フェラーリのオーナーになる夢を実現できます。

フェラーリは売却を考えて乗る

これからフェラーリを手に入れて、3年ほど楽しいフェラーリライフを過ごした後、再びフェラーリを中古車市場に手放した瞬間、そこではこれまでと違った感覚が味わえます。

出典|ライバル車徹底比較:フェラーリ 360モデナ VS ランボルギーニ ガヤルド、中古の人気度・再販価格・残価率・燃費・走行性能・ボディサイズで総合評価!(2017年9月最新版) – 中古車自己査定のオトオク

フェラーリは長距離を乗る車ではないため、わたしの体感的にも売却価格は、購入価格の70%ほどではないかと思います。つまり、「800万円で買ったフェラーリが500万円以上で売れる……。」

このようなフェラーリの圧倒的なバリューは、ほんのひと握りのフェラーリオーナーにしか味わうことができません。

年収300万でフェラーリに乗る!、マネーゴーランド

360モデナの販売時期は1999年~2005年なので、この間の3年違いの中古車相場を見れば、値段がほとんど変わっていないことがわかります。

そのため、800万円で購入したフェラーリが500万円以上で売れてしまうということです。市場動向によっては、フェラーリの中古車相場が上がり、同額かそれ以上で売れることさえあるかもしれません。

支払った瞬間から価値がどんどん目減りする車とは違い、時間が経っても色褪せない価値と魅力がフェラーリにはあります。

それをしっかりと理解すれば、800万円の車両価格も決して高いものではないということが分かります。

これで少しは、フェラーリに乗ってみようという気になったでしょうか。次回は、踏み込んだ購入プランと選びたい条件(ボディカラー、MTかATか、オプションの有無)を具体的に解説していきます。

5コメント

  1. 黒川英樹

    フェラーリ328(1985~1989年)※日本未導入の意味がわかりません。コーンズで売ってたのでは?

  2. 匿名

    フェラーリ308(1975~1985年)※日本未導入の意味がわかりません。コーンズで売っていたと記憶しています。

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