耐える力は必要なし!仕事のストレスコントロール力とは

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社会人として誰からも必要とされる人になるためには、どのような能力を身につければ良いでしょうか。

経済産業省が提唱している「社会人基礎力」は、「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」の3つの能力と、それらの能力を構成する12の要素があります。

参考|社会人基礎力(METI/経済産業省)

この「社会人基礎力」を身につけるために、能力を構成する12の要素をクイズ形式で診断してみましょう。

今回のテーマは、「チームで働く力」の構成要素であるストレスコントロール力です。まずは、あなたのストレスコントロール力を事例クイズでチェックしてみましょう。

ストレスコントロール力の事例クイズ

社内の昇進試験の後、あなたは部長から呼び出されて、「うちの部署は昇格試験の成績が悪くて、私は恥をかいた。君にはもっと頑張ってもらわないと困るよ。」と怒られてしまいました。

「通常業務が忙しくて、昇進試験の勉強をする時間がなかったのは、部長も知っているはずなのに……。」

このようなとき、あなたは部長が言うことをどのように受け止めたらよいでしょうか。

A.「通常業務に加えて勉強も頑張らないといけないのか……。」と考えて、途方に暮れる
B.「部長は自分の立場のことしか考えていないんだなぁ。」とあまり深く考えないようにする
C.「成績の良かった部署は何か対策を立ているのだろうか。」とすぐに気持ちを切り替える

ストレスコントロール力とは

ストレスコントロール力とは、ストレスを感じないようにしたり、ストレスへの耐性を付けることではなく、ストレスをいなして精神への影響を軽減したり、ストレスをポジティブな方向に変える力のことです。

社会人として仕事をしていると、仕事の成果や人間関係など、様々な理由で日々ストレスを感じます。ストレスのない仕事はほとんどありません。

人のストレス耐性と普段受けるストレスは数値化できません。

そのため、自分がストレス耐性がある方だと過信すると、ストレスに耐えられる限界を超えたときに、精神的に大きなダメージを受け、身体にも影響を及ぼします。

ストレスの受けとめ方、逃し方、切り替え方など、ストレスを軽減したり、コントロールする手段を複数持っておくことで、ストレスによる影響を抑えながら仕事を進めていくことができるようになるでしょう。

ストレスコントロール力の診断結果

ほとんど嫌味や愚痴にしか聞こえない上司の発言をまともに受け止めると、その日1日うんざりするものです。あなたはどのように対処するでしょう。

A:ストレスコントロール力0点
B:ストレスコントロール力50点
C:ストレスコントロール力90点

Aを選択する人は、ストレスを真正面から受けてしまっています。昇格試験の出来が悪かったことは反省する必要がありますが、勉強ができなかったこととは別問題です。このくらいのことでショックを受けたり落ち込む必要はありません。

Bを選択する人は、気持ちの切り替えが上手な人です。たとえ失敗してしまっても、終わったことを深く考えないようにできれば、ストレスコントロールができていると言えるでしょう。

Cを選択する人は、ストレスコントロールによって、失敗を自分の成長に変えられる人です。失敗したことを悔やむより、失敗した原因を理解して成功する方法を導き出せれば、ストレスを与える存在にも感謝を感じられるかもしれません。

ストレスコントロール力を鍛える5つのポイント

では、社会人に必要なストレスコントロール力を鍛えるためにはどうすれば良いのでしょうか。基本は以下の行動を理解することです。

  1. ストレスは生きていく上で必要なものだと前向きに考える
  2. どう考えても無理なことは無理だと認めてしまう
  3. ストレスは溜め込む前に発散する
  4. 気分転換や気分が高揚する手段を複数持っておく
  5. 仕事も大切だけど、まずプライベートを充実させる

なかなか気持ちが切り替えられず、マイナス思考になり、常にストレスフルな性格な人はいます。ストレスコントロール力が低い人は、モチベーションが下がりながらも課題に取り組もうとするため効率が悪く、余計な時間を費やしてしまう傾向があります。

失敗は失敗と受け止めつつ、まずは楽しくなることに時間を費やしてから、気持ちを切り替えて課題に取り組むようにしましょう。この繰り返しによって、気持ちを切り替えるストレスコントロール力が高まります。

社会人基礎力講座

  1. 社会人として誰からも必要とされる人になるための12のスキル
  2. なぜ社会人には主体性が必要なのか?主体性の事例と鍛える方法
  3. 働きかけ力を向上させたい!周りを巻き込むには人間関係と準備が大切
  4. 社会人に必要な実行力を身につける方法は?行動力だけではダメな理由
  5. 仕事の計画力を強くする方法は?普段の電話応対で計画力を自己診断
  6. 仕事の創造力を鍛えるには?必要なものは才能よりも知識と工夫
  7. 新社会人に必要な傾聴力とは?聴く力の向上で仕事を効率化する方法
  8. 仕事で発信力を高めるには?人間関係を構築する情報の正しい伝え方
  9. 柔軟性がある性格とは?仕事や人間関係を円満にする自己診断
  10. チームに必要な情況把握力とは?自分と相手の立場を理解する方法
  11. 規律性のある行動とは?人から信頼される規律を守る社会人診断
  12. 耐える力は必要なし!仕事のストレスコントロール力とは
  13. 社会人に必要な課題発見力とは?課題を見つける情報収集と整理方法

このシリーズは、著書『わかる!できる!「社会人基礎力」講座 誰からも必要とされる人になるための12のスキル』(高橋忠寛著・ビジネス教育出版社)を一部改編しながらお伝えしていきます。

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