どうなる大統領選とドル円⁉【岡安盛男の初心者でもわかる今週の為替市場】

読了目安[ 2 分 ]

11月第1週の見通し(2016/11/7)

為替アナリストの岡安盛男です。
毎週月曜日にお届けしている『初心者でもわかる今週の為替市場』。
今週も宜しくお願いします。

「大統領選挙の結果次第」

先週はFOMCや日銀会合、BOEやRBAといった各国中銀の政策金利が発表されました。また、米国利上げを占ううえで重要な米国雇用統計が発表されるなどビッグイベントが集中。
しかし、市場の注目は米大統領選挙にくぎ付けとなり他の材料に対する反応薄となりました。

前週末にクリントン候補の私用メール問題が再燃して始まった東京市場では落ち着きを取り戻し、ドル円は105円台で始まりました。
しかし、その後世論調査でトランプ氏がクリントン氏を1ポイントリードしたとの結果が報道され市場のセンチメントは一変。リスク可否の動きが強まり安全通貨である円やスイスフランに資金が流れ込み、ドル円は一時102円ミドル付近まで下落しました。

日銀会合では物価目標の達成時期を2017年度中から2018年度頃へ延期したことで市場は追加緩和も当面据え置かれるとの見方が広がりました。しかし、既に市場は織り込んでいたことから円高には反応しませんでした。

FOMC会合では予想通り金利は据え置かれました。
声明文では特定の利上げ時期に関して言及はなかったものの、12月利上げ観測を後押しする内容と受け止められました。
しかし、大統領選への警戒感からドル買いには繋がりませんでした。

週末に発表された米雇用統計は非農業部門の雇用者数が予想を下回ったものの、8月と9月分が上方修正されたことでトータルから見ると予想を上回るものでした。
また、平均時給が+2.8%と7年ぶりの高水準となったことからドルは全円高となりドル円も上昇する場面も見られました。
しかし、トランプショックが影響し上値も限定的。
結局103円付近でNY市場を引けるなど上値の重い展開が続いています。

今週はその注目の大統領選挙が8日行われます。
結果は9日の東京市場で明らかになるとみられ、相場が大きく乱高下することは間違いないでしょう。
結果はクリントン氏が若干優勢とみられますが、かなり拮抗していることから蓋を開けるまで予断を許しません。
もしトランプ氏が当選となればドル円は100円を割り込む可能性が非常に高いとみられます。一方、クリントン氏が当選すればドル円は反発し105円を上抜き107円台も視野に入ります。

大統領選が終われば不透明感も払しょくされ、いずれFRBの金融政策に市場の注目が戻ることになるでしょう。
そうなればリスクオンの円安と米利上げ期待のドル買いが再び強まるとみています。

コメントを残す

  • コメント欄には個人情報を入力しないようにしてください。

  • 入力いただいたメールアドレスは公開されませんがサーバーに保存されます。
  • 入力いただいた情報の他に、IPアドレスを取得させていただきます。取得した IPアドレス はスパム・荒らしコメント対処ために利用され、公開することはありません。