規律性のある行動とは?人から信頼される規律を守る社会人診断

読了目安[ 4 分 ]

社会人として誰からも必要とされる人になるためには、どのような能力を身につければ良いでしょうか。

経済産業省が提唱している「社会人基礎力」は、「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」の3つの能力と、それらの能力を構成する12の要素があります。

この「社会人基礎力」を身につけるために、能力を構成する12の要素をクイズ形式で診断してみましょう。

今回のテーマは、「チームで働く力」の構成要素である規律性です。まずは、あなたの規律性を事例クイズでチェックしてみましょう。

規律性の事例クイズ

今日は、朝から大切な月次の社内全体会議があります。ところが、いつも利用している交通機関で人身事故が発生したせいで、新人のあなたは始業時刻までに会社に到着することが難しそうな状況です。

そんなとき、あなたはどのような対応をするべきでしょうか。

A.同期入社の友人にメールで「電車が止まっていて遅れそう。」と伝える
B.交通機関で事故が発生したことは、遅延証明書を持っていけば遅刻と認められるので、特に連絡はしない
C.遅延状況や到着予定時刻を会社に電話して伝え、電話が繋がらないときはメールなど別の手段で連絡をする

規律性とは

規律性とは、社会のルールや組織内やグループの決まりごと、人との約束を守る力のことです。

わたしたちが守るべきことは、法律や会社の規則だけではありません。特に仕事の現場で決められた約束事を守れなければ、社内だけでなく、顧客から批評の対象にされてしまいます。

もちろん、決められた約束事には暗に重み付けがされることがあり、約束事によっては「担当からあの人外してほしいんだけど。」「ちょっと次のお取引は考えさせてください。」と言われてしまう可能性もあるため、約束事の優先順位を推測する力も必要でしょう。

また、仕事で決められた納期や結果などを守ることも大切ですが、納期や結果などを守ろうと努力することも同じくらい大切なことであり、この行動は規律性が高い行動だと言えます。

起立性が高い行動は、約束事を共有する相手との信頼関係が構築され、この信頼関係が仕事を進めていく効率を上げ、トラブルを防止することに役立ちます。

規律性の診断結果

A:規律性50点
B:規律性0点
C:規律性90点

Aを選択する人は、ルールを守るべき自覚はありますが、それが人の評価基準につながる意識を持っていない人です。遅刻をしそうなのはあなたで、それを伝えるべき相手は上司であり、会社です。会社や上司にどう評価されるかの自覚を持って、事前連絡しなければいけません。

Bを選択する人は、ルールを守る自覚がない人です。安全上の理由で連絡できない場合はやむを得ませんが、決められた始業時刻に出社できないときには、いかなる理由でも連絡が必要です。

Cを選択する人は、ルールを守る自覚がある規律性の高い人です。この件で大切なことは、「遅刻しそうだ」と発信することではなく、ルールを守れない理由を認識してもらうことです。遅れることが明らかな時点で、業務に影響があるかもしれないと考えて、会社へ連絡しましょう。

規律性を鍛える5つのポイント

では、社会人に必要な規律性を鍛えるためにはどうすれば良いのでしょうか。基本は以下の行動を理解することです。

  1. ひとつひとつの約束にこだわり、言ったことはやりきる意識を持つ
  2. 期限は必須だが、間に合わないときは早めに報告をする
  3. なぜルールやマナーがあるのか、その必要性と意味を理解する
  4. 同じ失敗を繰り返さないように、努力と工夫をする
  5. 自分勝手な解釈をせず、相手への確認と自分への厳しさを持つ

人間ときには、小さなことを気にしないおおらかさも大切ですが、仕事においては基本的なことからある程度細かいことまで、約束事がある方が全体の効率を上げることになります。

規律性を高めるためには、まず自分が率先してルールを守る姿勢が必要です。誰かに決められたルールを守るだけでなく、自分の中でルールとルールを守る意味を作り、自分に厳しくするよう心掛けましょう。

社会人基礎力講座

  1. 社会人として誰からも必要とされる人になるための12のスキル
  2. なぜ社会人には主体性が必要なのか?主体性の事例と鍛える方法
  3. 働きかけ力を向上させたい!周りを巻き込むには人間関係と準備が大切
  4. 社会人に必要な実行力を身につける方法は?行動力だけではダメな理由
  5. 仕事の計画力を強くする方法は?普段の電話応対で計画力を自己診断
  6. 仕事の創造力を鍛えるには?必要なものは才能よりも知識と工夫
  7. 新社会人に必要な傾聴力とは?聴く力の向上で仕事を効率化する方法
  8. 仕事で発信力を高めるには?人間関係を構築する情報の正しい伝え方
  9. 柔軟性がある性格とは?仕事や人間関係を円満にする自己診断
  10. チームに必要な情況把握力とは?自分と相手の立場を理解する方法
  11. 規律性のある行動とは?人から信頼される規律を守る社会人診断
  12. 耐える力は必要なし!仕事のストレスコントロール力とは
  13. 社会人に必要な課題発見力とは?課題を見つける情報収集と整理方法

このシリーズは、著書『わかる!できる!「社会人基礎力」講座 誰からも必要とされる人になるための12のスキル』(高橋忠寛著・ビジネス教育出版社)を一部改編しながらお伝えしていきます。

参考|社会人基礎力(METI/経済産業省)

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