40代で貯金なし…不安な老後生活に向けた家計改善プランとは

読了目安[ 4 分 ]

人生の折り返し地点である40歳を越えると、自分の親も60-70代になる人が増えます。そのため、老後の生活がどのようなものかイメージできるようになるでしょう。

親の老後の姿を見ると、「まだ無理ができる今のうちに、自分もそろそろ老後の生活に備えた資金準備をしないとな……。」と夫婦で先々の心配をしているという話をよく耳にします。

たしかに、新婚当初はまだ全貌が見えていなかった住宅ローンや子どもの教育費は、40代になると負担が大きいことを実感するようになりますね。

しかも、全貌が見えたところで、全てを払い終わっているわけではないため、余計に不安になってしまうのでしょう。

今回は、2人の大きなお子さんを持つ40代男性からの将来のお金に関するご相談と、それに対するアドバイスをご紹介します。

お金の相談者プロフィール

相談者|Aさん43歳男性、大手自動車メーカーの開発部、年収700万円
家族|妻43歳(専業主婦)、長男(大学1年生)、長女(高校1年生)

現在43歳の会社員Aさんは、40歳で住宅購入をした際に頭金を払ってしまったこと、長男が理系私立大学に進学したことで手持ちの貯蓄がなくなってしまい焦っています。

「住宅ローンは65歳の定年後も70歳まで続くし、2年後には娘の大学進学もあるからまだまだお金がかかる。そんな中で、どのように老後の資産形成をすれば良いかわからない。」という相談でした。

アドバイス1.まずは収支を把握する

相談者のAさんは「将来が心配」と言いますが、このように心配する方の多くは心配事が漠然としているため、まずは解決の糸口を発見する必要があります。

そこで、まずは収入や支出など以下の項目を性格に把握をして、1つ1つ対策を考えていく必要があります。

  • 現在の収入
  • 生活費等の支出
  • 残債務
  • 加入保険
  • 無駄な出費
  • これからもらえる収入
  • 将来必要な資金
  • 将来もらえる年金
  • 将来もらえる退職金
  • 足りない老後資金

もちろん、上記のなかには正確には把握できない項目もありますが、予想はできるはずです。予想がいくつかに分かれるなら、パターンを複数作っても良いでしょう。把握をした数字から、いつどのくらいの資金が必要か足りない金額が見えてきます。

アドバイス2.老後資金の目標貯蓄額を考える

足りない老後資金の把握が出来たら、その準備をするために毎月いくら収入から分ければよいかを計算します。計算式は以下の通りです。

毎月の目標貯蓄額=必要な老後資金÷退職までの期間÷12か月

Aさんの場合、不足分の老後資金は以下の条件で約1500万円でした。

  • 70歳まで住宅ローン返済がある
  • 65歳で退職
  • 夫婦で90歳まで生きると仮定
  • ゆとりある生活費は35万円
  • 年金は夫婦で25万円ぐらいはもらえる
  • 退職金は1500万円ぐらいを想定

つまり、「1500万円÷22年÷12か月=56818円」となり、Aさんは月々57000円を貯め続ければ、老後資金は何とかなる計算になります。

アドバイス3.目標達成できる自分に合った手段を見つける

目標にする金額がわかったら、あとは目標達成をするための手段を考えるだけです。目標達成のためには、まずは確実な手段から考える必要があります。いくつか例を挙げてみましょう。

  1. 生活費を見直して無駄を減らし貯蓄に回す
  2. 住宅ローンを見直して浮いた分を貯蓄に回す
  3. 保険に貯蓄部分があるとしたらそれを貯蓄と考える奥様が働くなどで収入を増やす

単純に貯蓄ではなく、利回りの良い保険を使うのもひとつです。それでも老後資金が足りなければ、子どもに説明したうえ子どもの教育費の一部を奨学金にしたり、多少リスクのある運用商品で準備を考えるなどを検討しましょう。

老後資金であれば税制的に有利で、リスクを抑えられる「確定拠出年金」や「NISA」などを最初に考えましょう。

アドバイス4.焦らずコツコツが重要

将来を考えた資金計画は何歳になってもやることは変わりません。たとえ、30代新婚で全く貯金がない家庭でも、今回のように40代で人生の半ばであっても、収支の現状を把握することから始めます。

そのため、貯蓄がないという事実だけを見てしまうと必要以上に気持ちが焦ってしまい、早くお金を増やそうとして大きなリスクを伴う投資商品に手を出してしまう……という人も割と多いのです。

もちろん、難しい投資商品に安易に手を出すと、今以上に財産を失いかねません。

もう1度言いますが、長い人生を考えた場合、安心できる一番の近道は現状を把握することです。焦らずコツコツ進むことを前提に、家計の見直しから始めてください。

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