投資初心者も5分でわかる!日経225とJPX日経400の違いとは

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投資初心者だけでなく、投資に全く興味がない人でも、多くの人がニュースなどで「日経平均株価」という言葉は耳にする機会がありますね。

日経平均株価は、日本の代表的な上場会社の株価動向を表す指標の1つです。ちなみに、日本の上場会社は2016年度で3539社あります。

出典|上場会社数・上場株式数 | 日本取引所グループ

日本であれば日経平均株価、アメリカであればNYダウ平均株価として変動する株価は、その国の経済状態を表す市場平均(ベンチマーク)と言っても過言ではありません。

そのため、これらの株価に連動するインデックスファンドに対して投資をする人は少なくありません。

ところで、インデックスファンドと言うと最もメジャーな「TOPIX(東証株価指数)」型のほかに、「日経225」型や「JPX日経400」型があります。

日経225とJPX日経400は、どちらも日本の株式市場の経済状態を見るための指数ですが、一体どのような違いがあるのでしょうか。

日経225とは

日経225とは、「日経平均株価」の略称のことで、株式市場だけではなく日本の経済状況を示すTOPIXと並ぶ重要な株価指数として知られており、新聞やテレビニュースなどでその日の株式市場の値動きを伝える際に使われます。

日経225の指数を構成する銘柄は、日本経済新聞社が東証1部上場銘柄の中から市場流動性やセクターバランスをもとに225銘柄を選定しており、定期的に見直されています。

日経225選定業種※2017年8月現在
食品(11社)|繊維(4社)|パルプ・紙(2社)|化学工業(17社)|医薬品(9社)|石油(2社)|ゴム(2社)|窯業(8社)|鉄鋼業(5社)|非鉄金属・金属製品(12社)|機械(16社)|電気機器(27社)|造船(2社)|自動車・自動車部品(10社)|精密機器(5社)|その他製造(3社)|水産(2社)|鉱業(1社)|建設(9社)|商社(7社)|小売業(8社)|銀行(11社)|証券(3社)|保険(6社)|その他金融(1社)|不動産(5社)|鉄道・バス(8社)|陸運(2社)|海運(3社)|空運(1社)|倉庫・運輸関連(1社)|情報・通信(6社)|電力(3社)|ガス(2社)|サービス業(11社)

日経225の株価指数は、この225銘柄の株価を合計して225で割ることで求めます。ただし、銘柄によって1株単価の違いが大きいため、みなし額面としてそれぞれを50円に換算することで平均としています。

参考|日経平均株価 算出要領|日経平均プロフィル

JPX日経400とは

JPX日経400とは、「JPX日経インデックス400」のことで、2014年1月から公表が始まった新しい指数です。

JPX日経400の指数を構成する銘柄は、日本経済新聞社と日本取引所グループ(東京証券取引所)が東証一部、東証二部、マザーズ、JASDAQ上場銘柄の中から、時価総額、売買代金、ROE等をもとに400銘柄を選定しており、定期的に見直されています。

日経225選定業種※2017年8月現在
水産・農産業(1社)|鉱業(1社)|建設業(21社)|食料品(15社)|繊維製品(2社)|パルプ・紙(2社)|化学(35社)|医薬品(16社)|石油・石炭製品(0社)|ゴム製品(4社)|ガラス・土石製品(6社)|鉄鋼(4社)|非鉄金属(5社)|金属製品(3社)|機械(27社)|電気機器(43社)|輸送用機器(19社)|精密機器(6社)|その他製品(5社)|電気・ガス業(7社)|陸運業(20社)|海運業(0社)|空運業(2社)|倉庫・運輸関係(0社)|情報・通信業(25社)|卸売業(20社)|小売業(33社)|銀行業(20社)|証券/商品先物取引業(8社)|保険業(6社)|その他金融業(10社)|不動産業(16社)|サービス業(18社)

JPX日経400の株価指数は、複数市場の銘柄から平均を計算するため日経225よりも複雑です。計算式の詳細は以下を参考にしてください。

参考|JPX日経インデックス400算出要領|日本取引所グループ

日経225とJPX日経400の違い

JPX日経400は、日経225に比べ、単に対象範囲を広げて指標の採用数を増やしただけではありません。採用銘柄を選ぶ条件に特徴があります。

JPX日経400の大きな特徴は、400銘柄の選択基準にROE(自己資本利益率)や企業統治の取り組みなどを考慮した点です。

ROE(=当期純利益/株主資本)は、外国人投資家や年金資金などが日本株を買う場合に注目する指標です。また、1つの銘柄に偏り過ぎない配慮もなされています。

そのため、日経225が日本を代表する人気の銘柄という位置づけに対して、JPX日経400は日本を代表する優良な銘柄の集まりと言えるでしょう(日経225も優良銘柄は多いのですが)。

ただし、JPX日経400の採用銘柄は決して市場流動性が高い銘柄ばかりではありません。そのため、値動きの面ではTOPIX(東証株価指数)や日経225と比較して、それほど優位ではないのが現実です。

市場流動性が低い銘柄は、いくらクオリティが高くても投資対象(投機対象)の魅力とイコールではありませんが、日経225銘柄に負けず劣らず日本の経済を支えている企業の株式であることは間違いありません。

JPX日経400に組み込まれている銘柄は、これまでは1銘柄単位で見ると値動きが悪く、投資家の思惑に左右されやすい側面が合ったかもしれません。

ところが、JPX日経400というインデックスファンドの選択肢の1つとして考えるならば、より安全な投資先として存在感を増していくのではないかと思います。

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