印鑑証明はいつ必要?実印作成・印鑑登録・印鑑証明取得の方法と流れ

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先日、わたしの母が亡くなったときのことです。両親名義の実家を父のみの名義に変更するため、「相続権がある子の同意証明に必要なため、印鑑登録証明書を郵送してください。」と行政書士の先生から連絡がありました。

思い返せば、以前何かの用事で実印を作り、印鑑登録を済ませていたはずですが、「そういえば印鑑証明ってどうやって取れば良いんだっけ?」という状態でした。

印鑑登録証明書(印鑑証明)は、不動産登記や遺産相続など大事な場面で必要になる書類です。印鑑証明は、日常でお目にかかることがあまりない書類のため、いざ必要なときにわたしのように「あれ?」となる人は多いかもしれません。

印鑑証明を取得するためには、実印を持っていなければいけません。実印を持っていない人はあまりいないとは思いますが、改めて印鑑証明を取得するまでに必要な「実印用はんこの作成」「印鑑登録」「印鑑登録証明書の取得」という流れは押さえておいた方が良いでしょう。

今回は、印鑑登録証明書はいつ必要なのか、また印鑑登録証明書取得までの流れについてお話します。

印鑑証明が必要なときとは

相手方から印鑑証明が必要だと言われるのは、主に以下の場合です。以下の多くは個人の印鑑証明ですが、法人の場合はさらに多くの場面で印鑑証明が必要になります。

・住宅ローンを組む場合
・不動産売買をする場合
・不動産などに抵当権の設定をする場合
・不動産の名義変更をする場合
・賃貸住宅に入居する場合
・金融機関の融資の連帯保証をする場合
・年金を受け取る場合
・公証証書を作成する場合
・生命保険・自動車保険など保険加入する場合
・各種保険金を受け取る場合
・自動車を売買する場合
・自動車を廃車する場合
・遺産相続をする場合
・相続の名義変更をする場合
・会社を設立する場合
・その他重要な契約書締結の場合

※印鑑証明は必要な書類の選択肢の1つとなっている場合があります。

このように、意外と印鑑証明が必要な場面はあるものです。さて、印鑑証明を発行するためには、印鑑登録がされていなければいけません。そして、印鑑登録をするためには、それなりの実印が必要です。というわけで、以下の3ステップを見ていきます。

1.実印を作る
2.印鑑登録をする
3.印鑑証明を発行する

印鑑証明までの流れ1.実印を作る

実印を持つためには、市区町村役所でハンコの登録作業が必要になります。実印は、普段使っている認印を実印として登録しても良いのですが、恐らく普段使っている認印はハンコのサイズが小さく、名字だけの三文判でしょう。

参考|実印・認印・シャチハタ・銀行印の違いは?ハンコの種類と使い方

しかし実印は、大切な契約に使うハンコのため、偽造などを防ぐために手彫りのハンコを用意した方が良いでしょう。

注意点1.名前と書体

実印は唯一のハンコになるため、偽造や重複を防ぐために「苗字と名前」を吉相体(きっそうたい)や篆書体(てんしょたい)、太枠篆書体(ふとわくてんしょたい)などの複雑な書体で彫るなど、簡単に真似できないハンコを作ります。

住民票と同じ氏名でなければ、実印の登録はできません。

注意点2.ハンコの大きさ

実印として登録できるハンコの大きさは、直径8.1mm以上25mm以下のサイズのものです。男性は15.0mm-18.0mm、女性は13.5mm-15.0mmを使うことが多いようです。

注意点3.ハンコの値段

どこまで材質にこだわるかで値段は変わりますが、安いものは3000円から6000円ほど、高いものは5万円以上のものもあります。

注意点4.完成までの期間

ハンコの作成を依頼してから完成するまではお店によって異なります。最近はかなりスピーディーなお店が多く、翌日までに仕上がっていることが多いのですが、3営業日ほどかかるお店もあります。

わたしが先日注文をしたお店は、午前中に注文をして夕方には仕上がっていました。

印鑑証明までの流れ2.印鑑登録をする

印鑑登録をするためには、今自分が住んでいて住民票がある市区町村役所に、作成したハンコと運転免許証などの本人確認書類を持参し、登録手続きを行って「印鑑登録証(カード)」を発行してもらいます。

出典|印鑑登録証明書 墨田区公式ウェブサイト

印鑑登録は15歳以上から可能です(未成年の場合は諸条件があり)。また、住所変更の際には、印鑑登録証の廃止手続きを行い、転居先で新たに登録し直す必要があります。

これで作ったハンコは実印として登録されました。災害や窃盗に備えて、大切に管理保管しておきましょう。

参考|災害や窃盗に備えた通帳・キャッシュカード・印鑑の保管場所は?

印鑑証明までの流れ3.印鑑証明を発行する

印鑑登録証明書(印鑑証明)が必要な場合は、市区町村役所の窓口に必要事項を記載した「印鑑登録証明書交付申請書」と「印鑑登録証(カード)」を持参すれば、即日発行してもらえます。

また、市区町村役所以外でも証明書発行センター、地方自治体によっては、マイナンバーカードがあればコンビニで印鑑証明が取得可能な場合もあります。

印鑑証明は一通300円ほどです。もちろん、印鑑証明自体が非常に大事な書類なので、紛失にはくれぐれも気をつけてください。

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