たばこ代に年間13万円!禁煙すると保険料はいくら節約できる?

読了目安[ 6 分 ]

近年は、社会全体が禁煙を推奨する傾向にあります。オフィスビルやタクシーも禁煙が当たり前になり、全面禁煙の飲食店や商業施設も増えました。ショッピングセンターで喫煙所を探すのも一苦労でしょう。

もちろん、たばこを吸わない人にはとてもありがたいことですが、喫煙者にとっては肩身の狭い状況が続いています。

たばこ産業(JT)の「2017年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男性の平均喫煙率は28.2%で、昭和41年の83.7%と比較すると喫煙者は3分の1に減少していることがわかります。

たばこはこれまでに何度も値上げをしてきましたが、これだけ喫煙者が減少していれば、さらなるたばこの値上がりも考えられます。

そこで、今一度喫煙者がたばこにいったいいくら使っているのかを考えてみましょう。

今回は、禁煙することで節約できる金額と安くなる保険料についてお話します。

たばこにかかるお金はいくら?

1日のたばこ代

喫煙者がたばこにかけるお金は少なくありません。JTによると、たばこを毎日吸うと答えた男性の1日平均喫煙本数は18.1本、女性が14.7本です。ちなみに、各年代男女の平均喫煙本数は以下のとおりです。

これを日本で最も有名なたばこ「メビウス(マイルドセブンから名称変更)|410円」で換算すると、男性は1日あたり371円、女性は301円消費していることになります。

1か月・1年のたばこ代

このたばこ代を月額で考えると、男性はおよそ11130円、女性はおよそ9030円です。さらに年額で考えると、男性はおよそ13万3560円、女性はおよそ10万8360円ということになります。

男性の平均喫煙本数と費用
410円÷20本×18.1本=371円
371円×30日=11130円
11130円×12か月=13万3560円

女性の平均喫煙本数と費用
410円÷20本×14.7本=301円
301円×30日=9030円
9030円×12か月=10万8360円

喫煙者が休憩時や口が寂しいときにたばこが吸いたくなる気持ちはわかりますが、たばこにかかるお金は安くありません。もし喫煙できれば、10万円以上貯めることができるというのは大きいですよね。

たばこが1箱500円、1000円になると…

たばこの値段は、今後500円、1000円になる日も遠くないかもしれません。喫煙者は今後も値上がりするたばこを吸い続けるのでしょうか。たばこが値上がりしたときに、いくら使うことになるのか男性の平均喫煙本数で計算してみます。

たばこが1箱500円の場合

500円÷20本×18.1本=453円
453円×30日=13590円
13590円×12か月=16万3080円

1箱500円になると月にかかるたばこ代は13590円、年間で16万3080円になります。たばこにかかる1年間の費用は、3万円ほど増します。

たばこが1箱700円の場合

700円÷20本×18.1本=634円
634円×30日=19020円
19020円×12か月=22万8240円

1箱700円になると月にかかるたばこ代は19020円、年間で22万8240円になります。たばこにかかる1年間の費用は、今よりも9万円以上増します。

たばこが1箱1000円の場合

1000円÷20本×18.1本=905円
905円×30日=27150円
27150円×12か月=32万5800円

1箱1000円になると月にかかるたばこ代は27150円、年間で32万5800円になります。たばこにかかる1年間の費用は、今よりも19万円以上増します。年間32万円は月給の手取りをそれほど変わらないかもしれません。

こんなにお金を払っても、まだたばこを吸い続けるでしょうか……。また、たばこを吸うことでかかる費用(損をするお金)は、これだけではありません。

喫煙者は生命保険料が高くなる

保険は、加入者が保険料を出し合い、もしもの時には保険金を受け取る仕組みです。

そのため、年齢などの条件によって、病気になりにくい人や死亡確率の低い人など、保険金を多くもらう可能性が低い人ほど保険料は安くなり、保険金を多くもらう可能性が高い人ほど保険料が高くなります。

生命保険(定期保険)には、健康状態が優良な人、たばこを吸わない人の保険料を割り引く「リスク細分型保険」という商品があります。

保険会社が定める「健康状態が優良」とは、一般的に血圧とBMI値(肥満度)が、保険会社が決める範囲内の人を指します。太り過ぎていても、やせ過ぎていてもダメというわけです。

また、「たばこを吸わない」とは、過去1年または2年間の喫煙歴がなく(期間は保険会社による)、さらに唾液検査(コチニン検査)でニコチンの影響が体内に残っていない状態を言います。

条件に該当するかどうかは、保険会社が用意する検査キットで調べられるため、病院に行く必要はありません。

この「リスク細分型保険」でたばこを吸っていないことが認められれば保険料が安くなり、たばこを吸っていれば、前述した通り高い保険料を支払わなければいけないということです。

喫煙の有無と健康状態による保険料の違い

では、喫煙の有無や健康状態によってどの程度安くなるか、2つの例をご紹介しましょう。

たばこ 健康状態 A社 B社
吸う 標準 5,940円 3,900円
優良 4,650円(▲22%)
吸わない 標準 4,170円(▲30%)
優良 2,820円(▲30%) 2,580円(▲34%)

()内は同じ保険会社の基準体からの割引率

定期保険:保険金額3,000万円(保険期間10年)30歳男性の保険料

30歳男性の場合、標準体(たばこを吸う、健康状態は標準)に比べて、たばこを吸わない、かつ健康状態が優良な人は、支払う保険料が1割-5割も安くなります。

たばこを吸う人・吸わない人の保険料

A社の場合、たばこを吸う人で標準の健康状態の人は、月にかかる保険料が5940円なので、1年で71280円になります。対して、たばこを吸わない人で優良の健康状態の人は、月にかかる保険料が2820円なので、1年で33840円です。

その差額は37440円にもなります。

B社の場合、たばこを吸う人で標準の健康状態の人は、月にかかる保険料が3900円なので、1年で46800円になります。対して、たばこを吸わない人で優良の健康状態の人は、月にかかる保険料が2580円なので、1年で30960円です。

その差額は15840円にもなります。

保険料の注意点

ただし、たとえ健康状態が標準体であっても、現在病気により通院していない、5年以内に手術や入院歴がないなど、一定条件を満たす必要はあるので注意が必要です。

保険料の分類がA社のように4パターン用意されている場合もあれば、B社のように2パターンしかない場合もありますし、各社で標準体の保険料にも差があります。上記で割引率はA社の方が大きくても、実際の保険料はB社の方が安いなど、割引率だけで比べられない点も注意してください。

自分で選定することが難しければ、複数の商品を取り扱うお近くの保険ショップなどで、健康状態や喫煙の有無をを伝えて、条件に合う安い商品を探してもらうと良いでしょう。

どちらにしても、禁煙をして一定期間経過すれば、健康に寄与するだけでなく、生命保険料も節約できるという一石二鳥の家計見直しプランです。

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