NISAよりお得?確定拠出年金「主婦が加入前にチェックするべき項目」

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来年の1月から、専業主婦やパート主婦(いわゆる国民年金の第3号被保険者)も確定拠出年金に加入できるようになります。参照老後生活は自分で守る!“パート&専業主婦に自分年金がいい”理由」

今回は、加入する場合の留意点についてお伝えします。

確定拠出年金の税制優遇について

確定拠出年金の最大の魅力は、税制優遇です。その一つが、運用で得られた収益が非課税となることです。つまり、確定拠出年金を活用して運用した場合、そこから生まれる利息や分配金、値上がり益といった利益に対して、税金が一切かかりません。

確定拠出年金とNISAどちらがお得?

同じような運用収益非課税制度としては2014年にスタートしたNISA(ニーサ)があります。ただ、NISAの場合は、運用期間が5年間と制限されているのに対して、確定拠出年金は60歳まで長期間非課税の効果が継続するので複利効果を考えると非課税の効果は大きいといえます。

またNISAは株や投資信託といった投資性の商品しか利用できませんが、確定拠出年金は定期預金などの元本確保型商品も利用できるので、価格変動のリスクをとりたくない人にも向いているといえます。

所得のない主婦には所得控除のメリットがない

では、デメリットはないのでしょうか?

確定拠出年金の税制優遇の2つ目は、掛け金が全額非課税(所得控除)となるという点です。ところが専業主婦の場合、所得控除される所得がないので、掛け金の非課税メリットが受けられません。一方、60歳以降に年金あるいは一時金として受け取るときには課税対象となります。

一般的にサラリーマンの場合は、掛金が非課税による税効果が受取時の税負担よりも大きくなるのでメリットがあるといえるのですが、主婦の場合は掛金の非課税効果がないところ、将来は課税収入として扱われることに留意する必要があります。

ちなみに、他の社会保険料の場合、妻が負担する社会保険料を夫の所得から控除できるのですが、確定拠出年金の掛金はそれが出来ません。

主婦が加入する場合の留意点は?

その他の留意点としては、60歳までは引き出せないという制限があることです。いざというときに使えないため、この点ではNISAの方が換金性が高く有利といえるかもしれません。

また、個人で確定拠出年金に加入する主婦の場合、会社で確定拠出年金に加入している会社員のように制度説明会や投資教育がありません。企業では制度導入時に確定拠出年金の説明会を行ったり、商品説明、運用の基礎知識を学ぶ講習会を実施することが義務付けられています。

ということで、主婦が確定拠出年金に加入する場合は、以下の2点に留意する必要があります。

1)60歳まで引き出せないため、近いうちに必要な資金を確定拠出年金に拠出してしまうと資金が不足する可能性があること

2)自分で制度に関する情報収集や運用知識を磨く必要があるということです

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