仕事のミスで取引先に謝罪…役立つ定番菓子折り3選と渡し方のマナー

読了目安[ 5 分 ]

もしも仕事において取引先相手に重大なミスをしてしまったら……。もちろん、どのような事情があっても、まずは相手方に誠意のある謝罪をすることが大切です。

そのときに社会人として知っておきたいのが、謝罪時のお詫びの仕方や菓子折りの渡し方などの謝罪・お詫びマナーです。

昔の話ですが、わたしの知り合いで取引先への謝罪の際に菓子折りを渡したところ、「詫びるときにこんなものでごまかすなー!」と余計に怒らせたという話を聞いたことがありますが、それは菓子折りの渡し方がまずかったのでしょうか。

まずは仕事のミスをしないことが大切ですが、自分の部下がミスをすることもあります。何かあったときにすぐ対処できるように、予めどのような菓子折りがふさわしいのか、渡し方のマナーも含めて把握しておきましょう。

菓子折りとは

菓子折りを渡す行為は日本独特の文化ですが、菓子折りはお菓子を木製の折り箱に詰めていたことが名前の由来とされています(由来は諸説ある)。

お菓子は元々隋の時代に伝わってきたものですが、江戸時代には茶道とともに日本独自の和菓子文化が発展し、貴族などの上流階級の間で甘いもの贈る行為が生まれました。

時代劇でも、商人が大名に対して菓子折りを包んで渡すシーンを見たことはあるでしょう。ただし、時代劇では砂糖菓子やおまんじゅうの下に小判が敷いてありましたが。

現在では、木製の折り箱に入ったお菓子はほとんど見なくなりましたが、代わりに贈答用の化粧箱やきれいに包装されたお菓子のことを菓子折りと呼び、「菓子折りは贈るもの」という行為だけが残っています。

ちなみに菓子折りは日本の文化ですが、お菓子自体は和菓子だけでなく洋菓子でも問題ありません。

いざという時の定番菓子折り

では、謝罪の際に適切な定番の菓子折りとはどのようなものでしょうか。

1.とらやの羊羹(ようかん)

定番中の定番ともいえるのは、「とらや」の羊羹です。とらやは、500年以上の歴史がある老舗の和菓子屋として有名ですよね。

羊羹は、そのずっしりとした重さが「事態を重く受け止めている」「お詫びする気持ちの重さを表現している」と考えられることから、謝罪時の菓子折りに適していると言われています。

とらやの羊羹は、賞味期限が常温保存で1年ほどです。羊羹は味に飽きてしまいそうですが、とらやの「小形羊羹」は小ぶりで食べやすく、味の種類も豊富なため飽きにくいお菓子です。4,000円~6,000円程で購入できます。

参考|とらやの和菓子|株式会社 虎屋

2.松翁軒(しょうおうけん)のカステラ

カステラは万人受けするため、相手の好みがわからない時におすすめのお菓子です。松翁軒の五三焼カステラ桐箱入は、桐箱なので風格もありますし、カステラも予めカットされているため食べる際の手間もかかりません。

松翁軒は、長崎県にお店があり、全国の百貨店では取り扱っていない可能性があります。ネットショッピングでも注文はできますが、数日かかるため注意が必要です。

謝罪時には早急な対応が基本ですが、相手の都合で謝罪に伺うまで日数がある場合は利用しても良いでしょう。

松翁軒のカステラの賞味期限は14日程で、冷暗所での保存、開封後は冷蔵保存が適しています。最もシンプルな五三焼カステラ2本入りで5,832円(税込)です。

参考|松翁軒 創業天和元年・カステラ元祖

3.新正堂(しんしょうどう)の切腹最中

最中も食べやすく品があるため、菓子折りとして人気があります。新正堂の切腹最中は、比較的親交の深い取引先相手への謝罪時に使いやすいおすすめの菓子折りです。

大容量のあんこが最中でサンドされた形をしており、ともすれば最中が切腹したようにぱっくり割れているような見た目が特徴的です。

そのため謝罪時の菓子折りとしてよく使われるお菓子ですが、重大なミスでの謝罪では「ふざけている」と捉える人もいるかもしれないため注意しましょう。

新正堂の切腹最中の賞味期限は1週間ほどで、20個入りが4500円となっています。

参考|◇新正堂のホームページ◇

菓子折りを渡すときのマナー

謝罪は誠意をもってすることがまず大切ですが、菓子折りを渡すときのマナーもしっかりと把握しておきたいですね。

今回ご紹介した定番菓子折りは和菓子ばかりでしたが、もちろん洋菓子でも問題ありません。

菓子折りの相場

謝罪にかかわらず、菓子折りの相場は5,000円-1万円程度とされています。安価なお菓子は渡しづらいですし、あまりに高価なお菓子では相手に気を使わせてしまいます。

菓子折りを渡すタイミング

菓子折りを差し出すタイミングは、相手が謝罪を受け入れ、前向きな姿勢になってからが鉄則です。会ってすぐに渡してしまうと、菓子折りで解決しようとしていると誤解をされて印象が悪くなります。

菓子折りはあくまでもおまけ

取引先に謝罪をする際、菓子折りを持っていくことはあくまでもマナーであり、菓子折りを渡すことが目的ではありません。

そのため、菓子折りを渡すことではなく、謝罪をした上で「なぜ重大なミスが起こったのか」「ミスによって何が懸念されるのか」「ミスをどのようにリカバリーするのか」「今後ミスを起こさないために何をするのか」を相手に伝えることの方が重要です。

さて、冒頭でお話した「詫びるときにこんなものでごまかすなー!」と余計に怒らせた件は何がまずかったのでしょうか。

もちろん、菓子折り云々ではなく礼を欠いた謝罪だったことは否めないでしょう。

コメントを残す

  • コメント欄には個人情報を入力しないようにしてください。

  • 入力いただいたメールアドレスは公開されませんがサーバーに保存されます。
  • 入力いただいた情報の他に、IPアドレスを取得させていただきます。取得した IPアドレス はスパム・荒らしコメント対処ために利用され、公開することはありません。