ポケモンGOなどスマホ操作で事故発生!損害&生命保険は適用される?

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いまさらですが、「ポケモンGO」のことを知らない人はいませんね。

ポケモンGOとは、ナイアンティックと株式会社ポケモンが「ポケットモンスター」をモチーフにして共同開発し、2016年7月から配信を開始したスマホ向け位置情報ゲームアプリのことです。

一時期より注目は薄れましたが、2017年6月には世界累計ダウンロード数が7億5千万回を突破し、一部のファンにはまだ根強く利用されています。

また当時は、歩きスマホによる事故や不法侵入などのポケモンGO問題も大きく取り上げられ、連日話題になっていましたね。

さて、歩きスマホによる事故や不法侵入などは、ポケモンGOで話題になっただけで、それ以外でも関係なく起き得ることです。そして、問題が起こった際に、保険が適用されるシチュエーションもでてきます。

そこで今回は、ポケモンGOなどのスマホ操作によって起こりうる事故や問題と損害保険・生命保険の関係についてお話します。

損害保険と生命保険から支払われる

スマホ操作によって起こる事故や問題にまつわる保険の種類は、大きく分けて3つ考えられます以下、「個人賠償責任保険(賠責)」と「傷害保険」が損害保険分野(損)で、「医療保険・死亡保険」が生命保険分野(生)の商品になります。

1.個人賠償責任保険(賠責)

スマホ操作で他人にケガを負わせた場合、他人のものを破損した場合など、賠償責任を負わなければいけない際に適用されます。

2.傷害保険

スマホ操作で自分がケガをして病院にかかった場合に、障害状態になる、死亡するなどの際に適用されます。

3.医療保険・死亡保険

スマホ操作で自分が入院する、入院後通院する、障害状態になる、または死亡した際に適用されます。

事故事例1.歩きながら・自転車に乗りながらのゲームで事故を起こした場合

自身がケガをして入院や通院をすれば、医療保険(生)、傷害保険(損)から入院給付、通院給付が支払われます。

また、障害で就労不能になれば、就労保障保険(生・損)や介護保険(生)が該当するケースもあるでしょう。万が一死亡した場合、死亡保険(生)、傷害保険(損)から、死亡保険金が支払われます。

ただし、免責事項には注意が必要です。大手損害保険会社の約款に記載されている「保険金を支払わない場合」を一部以下に抜粋します。

・保険契約者、または被保険者の重大な過失または故意
・保険金を受け取るべきものの重大な過失または故意
・被保険者の犯罪行為・自殺行為・または闘争行為

ポケモンGO操作による事故で、故意にケガをすることは考えにくいですが、重大な過失は該当するかもしれません。

たとえば、自転車に乗りながらスマホを使用した場合、道路交通法の安全運転義務違反になる事が考えられます。その場合、法律違反のため、保険金が支払われない結果もあるかもしれません。

参考|9500万円の賠償金実例も…義務化が進む「自転車保険」FP推奨の加入法

事故事例2.私有地へ侵入した場合

ゲームに夢中になり、他人の私有地へ侵入をした場合はどうでしょうか。

モンスターの獲得のために明らかに私有地とわかる場所に長時間居続けるなどの行為は、刑法13章第130条に抵触する可能性があります。

(住居侵入等)
第130条
正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する。

この場合、住居侵入罪、また退去要求を受けて従わないことで不退去罪になります。

そのため、刑法に違反している前提であれば、保険金が支払われない事が考えられます。恐らく不退去罪は問答無用、また、不法侵入は重大な過失に該当するかどうかが論点になるでしょう。

事故事例3.スマホを落として壊した場合

火災保険などに付随する「携行品特約(けいこうひんとくやく)」という特約があります。

携行品特約は、家財を自宅外に持ち出した際、落下や盗難により破損汚損した場合補償されるものです。

ただし、一般的な携行品特約では「パソコンや携帯電話など、携帯式通信機器は対象外」とされているため、スマホは保障対象にならないことが普通です。

補償対象になる保険は、一部の少額短期保険会社が販売している「モバイル保険」です。

携帯電話会社の契約時にオプションで付ける保障サービスなどは、一部実費負担で「修理」をしてくれるものです。各会社毎に落下・水没などの条件により補償内容が違うため、事前にチェックが必要です。

プレイヤー周囲の人側で起こり得る事故

3つの保険の中で、他人にケガを負わせたり、他人の物を破損した場合の保障には、「個人賠償責任保険(賠責)」が必要とお話しましたが、ここでも免責事項に該当する場合は、保険金が支払われない可能性があります。

約款の記載では、免責事由に「保険契約者、または被保険者の重大な過失または故意」とあります。

ゲームに熱中して行き過ぎた行為の上で、他人にケガを負わせる、または他人の物を破損・汚損させた場合は、相手方から賠償責任を問われてもこの保険が使えない可能性があるという事です。

保険において最も大切なポイントは「過失」「故意」です。想定される危険を顧みずに熱中してしまい他人に迷惑をかけたり、自分が被害を被ることは、大人として恥ずかしい行動のため絶対にやめましょう。

参考|任天堂の時価総額3兆5000億円超!話題沸騰『ポケモン GO』って何?
参考|ダウンロード済が48.7%!ポケモンGO緊急調査【マネーゴーランド意識調査】

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