ヘリ救出で100万円…!登山前に知っておきたい「山岳保険の基礎知識」

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今年から、ついに「山の日」という祝日が制定されることになりました。
登山に縁がない人にとっても、8月に祝日ができることは大変喜ばしい出来事といえるでしょう。
また、この日をきっかけに「登山を始めてみようかな?」と考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし初心者の登山者が増えることで心配になってくるのが、山岳事故の増加です。

遭難の捜索・救助費は1日100万!

登山愛好家ならば、今年の大型連休に雪山遭難が多発したことを記憶されている方も多いかと思います。
ゴールデンウィークになぜ多発?“雪山遭難事故”は未然に防げる!
の記事でも触れているように、遭難にかかる捜索・救助費用は、公共機関だけで行なわれた場合は税金から賄われます。

しかし、山岳事故が集中する登山シーズンの最盛期には、公共機関だけでは間に合わないこともあり、民間機関に依頼する可能性も。
出動した人数分の日当や、民間ヘリのチャーター代、その他諸々で1日およそ100万円ほど、捜索が長引けば数千万円という莫大な金額がかかることもあります。

「春山をなめてはいけない」
「自分の力量を過信しない」
「事前調査は念入りにする」
等で事故を未然に防ぎましょう、といわれていますが、もちろんそれはそれとして、もう一つ提案したいことがあります。

転ばぬ先の杖として「山岳保険に加入しておく」ということです。

山岳保険は2種類

山岳保険はざっと大きく分けると2種類あります。
一つはハイキングや登山用の一般的な保険。
もう一つは山岳登攀(とうはん)用の保険です。

ハイキングや登山用の一般的な保険例

ハイキングや軽登山者向けの保険には、東京海上日動火災保険が提供する『国内旅行傷害保険』やモンベルの『野外活動保険』、木村総合保険事務所の『救援者費用等補償特約付傷害総合保険』等があります。

山岳登攀者向けの保険例

山岳登攀者向けの保険は、モンベルの『山岳保険』、木村総合保険事務所の『山岳登はん補償:運動危険補償特約付傷害総合保険』、jRO 日本山岳救助機構合同会社の『日本山岳救助機構』への入会、等が該当します。

山岳登攀の中には、ザイルやハンマー等の登山用品を使用するロッククライミングやフリークライミング、アイスアックス、ピッケル、アイゼン等を使用するアイスクライミング等が含まれます。

一般的な山岳保険 or 山岳登攀保険、どっちを選ぶべき?

ロッククライミングや冬山登山、バックカントリースキー等をする場合は、山岳登攀に対応した保険に入る必要がありますが、一般的な夏山登山しかやらないといった場合は、ハイカー向けの登山保険で十分といえるでしょう。

掛け金は、軽登山なら一回掛け捨てで500円山岳登攀なら2,000円前後が相場です。
年会費にすると、軽登山なら数千円ほど、山岳登攀の場合は万単位の費用がかかることも。

また山岳登攀に対応した保険でも、国内のみの活動に限り、海外登山には適用しない場合がほとんどです。
海外でも登山をしたい人は、木村総合保険事務所の『山岳登はん補償:運動危険割増付海外旅行保険』やJMA山岳保険の別途オプション等が対応しているので、そちらに相談しましょう。

初めてむかえる「山の日」が、みなさんにとって素晴らしいものになりますように。
山へ登る前に、まずは保険のお見積りを!(某保険会社CM風)

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