初心者が1万円で始める投資-FXとは?外国為替との関係は

読了目安[ 5 分 ]

お金を増やしたい…と思っているのに、“いざ投資”となると戸惑ってしまうのが大部分の方のはず。

そんな投資未経験の方でも「始めてみようかな」と思ってもらえる初心者向けFXのQ&A講座です。

私は長くFX業務に携わっていたこともあり、一定の造詣を持ち合わせています。そのため、ユーザーからの視点と運営側から見た視点の両面から、FX業界の疑問や裏側を含めてレポートしていきたいと思います。

FXの経験の無い方も、FXビギナーの方も本連載を読んでいけば、一定のFXトレーダーになれる筈です。

そもそもFXとは

FXは、国同士で使うお金が違っているため、そのお金を交換する取引のことです。

お金を交換する取引とは、米ドルやユーロなどの外貨の売買、いわゆる外国為替取引の一つです。他に、私達にとって身近な外国為替取引は、海外旅行時に行う外貨の両替・外貨預金などがありますね。

「お金の価値=交換レート」は、常に変化しているので、タイミング良く交換すると儲かったり損したりと損益が生じます。

外国為替取引の中でもFXは、売買差益を狙う目的や米ドル・ユーロ・豪ドルなど外貨で資産を保有したい方などが利用できる金融商品です。個人向けの外国為替取引の中で、FXは利便性の高さが魅力です。

物々交換から通貨が誕生

まず「お金とは?」、というところから今回はお話ししていきます。この根本を理解していると今後の話が分かりやすくなるので、おさらいしていきましょう。

日本は日本円、米国は米ドルと世界中の国々は、自国で独自のお金=通貨を持っています。お金が生まれる前の時代は、物々交換で物と物を交換していたことはご存じの通り。

でも、物々交換は、たくさんある物同士を交換する時に価値を決める交渉が面倒。しかも物によっては腐ったり・持ち運びが困難と不便でした。

FXって何…初心者の疑問に答えます【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

そこで、皆が共通して使える物を「お金」として扱うことに決めたのです。もともとは、羊や牛などの家畜そして金や銀といった誰もが認める高い価値を持つ物をお金にしていたのが最初です。

さらにお金が発展すると、皆がその価値を認めて物と交換できればお金は何でも良いことが分かり、硬貨や紙幣が生まれて現代に至ります。

こうなると紙幣や硬貨を発行する人は、お金を作るためのコスト=原価に比べて、はるかに価値の高いお金を生み出すことができます。そのため、紙幣や硬貨を作るととんでもなく儲かります。

1万円の製造原価は製造原価(印刷局から日本銀行への引き渡し価格)は約22.2円です。ちなみに500円硬貨は約30円となっています。

ただし、金を作り過ぎると価値が下がることも失敗を繰り返して学びました。だからこそ、現代社会では国(厳密に言うと中央銀行)がお金を発行・管理して、一定の量以上を作らないようにしています。

外国為替とFX

外国為替とは、国ごとに異なるお金を交換すること、外国為替レート・為替相場はその交換レートのことです。

日本は「日本円」、米国は「米ドル」と別のお金を使っているため、日本から米国の物を買う時は米ドルを用意しなければいけません。つまり、米ドルと日本円の交換が必要です。

米ドルを交換する時の基本単位は1ドル、さらに細かいセントという単位もありますが、外国為替・FXでは「ドル」を基本単位として使います。日本円だと「1円」が基本単位になります。

そして、米ドルと日本円は、1ドルに対して日本円がいくら必要になるかという形で表示します。それが、「1ドル=100円」という交換レートです。

この交換レートは常に動いており、1ドルの部分は変わらずに1ドル=99円や102円というように日本円が変わります。

FXは、この外国為替相場の動きを利用して売買を行います。安く買って高く売ることができれば、差額が利益になります。

金融機関同士が行っていた為替取引を、少額単位で個人投資家が投資も行えるようにしたものがFXです。国内では1998年に取り扱い業者が登場しました。急成長した金融投資商品の一つだと言えます。

FXは外為法改正をきっかけにして始まった金融商品

FXは、1998年4月の外為法改正をきっかけにして始まった金融商品。改正前は、外国為替を扱えるのは一部の銀行に限られていました。そのため、普通の個人が外貨に投資する場合、外貨預金など限られた商品しか選べませんでした。

しかし、日本の金融市場を自由化し競争力を高めるたに改正された外為法が、外貨投資の世界に「FX」という大きな革新を起こしました。

規制緩和=金融ビッグバンで登場した新しいビジネスです。私がFX事業を立ち上げた時は1999年、日本国内で4社目でした。

アベノミクスの三本の矢の一つ、成長戦略で規制緩和による経済成長があげられているのは、規制緩和で新たな産業が生まれる可能性があるからですが、FXのようなビジネスモデルが生まれるかどうかにアベノミクスの将来はかかっていますね。

さて、FXの話に戻ると、1998年にスタートしたFXは、他の外貨投資に比べてメリットが大きく、投資家の支持を受けながら成長していきます。

FXの口座数や預り証拠金は毎年のように増加

2004年~2015年のFX口座数(データ:矢野経済研究所)

2004年~2015年のFX口座数のグラフ
FXの市場規模を調査している矢野経済研究所のデータによると、2015年3月末の口座数は約531万。預り証拠金額は1兆3,176億円。

2004年~2015年のFX預り証拠金額(データ:矢野経済研究所)

2004年~2015年のFX預り証拠金額のグラフ

リーマンショックの影響を受けた2009年3月期のみ、預り証拠金は前年度から減少。それ以降は、毎年増加しています。

ちなみに、野村証券の調査によると、2015年3月末で個人が保有している外貨資産(外貨預金、外貨建債券・信託)の総合計は43.7兆円。外貨資産を個人金融資産全体から見ると2.6%とまだ少ない金額で、これからの成長も期待できます。

FX とは?初心者の方はまずはここから

  1. なぜ投資家は外貨預金からFXに流れるのか?FXの取引の魅力とは
  2. 初心者が1万円で始める投資-FXとは?外国為替との関係は
  3. リスクが怖い…初心者の疑問に答えます【1万円で始める初心者FX】
  4. 中学生でもわかる「やさしいFX解説」【上村和弘のFX基本講座】
  5. 株・投資信託…他の投資とFXはどう違う?【1万円で始める初心者FX】
  6. サラリーマンこそFXをやるべし! 【上村和弘のFX基本講座】
  7. FX投資家の実状【上村和弘のFX基本講座】

全てのバックナンバーはこちらからご覧いただけます。
上村和弘の FX 投資講座

コメントを残す

  • コメント欄には個人情報を入力しないようにしてください。

  • 入力いただいたメールアドレスは公開されませんがサーバーに保存されます。
  • 入力いただいた情報の他に、IPアドレスを取得させていただきます。取得した IPアドレス はスパム・荒らしコメント対処ために利用され、公開することはありません。