和泉昭子の「お金持ちになるための教科書s」第8回中村芳子著「20代のいま、やっておくべきお金のこと(新版) 」

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読了目安[ 7 分 ]

お金のことと自分の人生について向き合うのは、結婚、出産、転職、住宅購入などがきっかけで、ある程度年齢がいってからなのかもしれません。

しかし、若いうちに無頓着すぎてお金との付き合い方を誤ってしまうと、もしかしたら将来の人生に影を落とすことになる可能性だってあります。

そんな事態を避けるために、若いときから真剣にお金に取り組もうと提案しているのが、今回ご紹介する本、中村芳子著著『20代のいま、やっておくべきお金のこと(新版)』。翻訳出版もされたベストセラーの一冊です。

中村芳子著「20代のいま、やっておくべきお金のこと(新版) 」、和泉昭子の「お金持ちになるための教科書s、マネーゴーランド

■著者のコメント
この本を書こうと思ったのは、当時27歳の美容師さんのため。腕もセンスもいい男性だったので、毎月ヘアカットをお願いしてました。彼の夢は「自分の店を持つこと」。でもいろいろ話を聞いてみると、カードローンを使っている、貯金はしていない。これじゃあ、せっかく素晴らしい才能と夢があるのに実現できない! そんなの悲しすぎる!

彼を「お金の知識」の面から応援して、ぜひ夢を実現してほしいと思って、企画をつくり出版社に持ち込みました。2004年のことです。当時は20代向けのお金の本がほとんどなかったので、1社目からは「20代はお金も持ってないし本も読まないから無理です」と断られました。2社目の編集者が「20代向けのお金の本はほとんどないから、面白いですね。やりましょう」とのってくれました。

驚くことにトータル12万部の爆発的なヒットとなり、韓国、中国、台湾でも翻訳出版されました。金融の環境は違ってもお金の基本は同じなんです!読者の方から「おかげで結婚できました」「30歳までに1000万円貯めました」「借金をやめて人生が変わりました」とうれしい声をいただいています。

世の中にはお金の情報はあふれています。でも、大切なのは最新情報を追いかけるのではなく、自分の中に土台を築くこと。つまり、お金の基本の知識やテクニックを理解して、身に付けること。〇〇投資でxx万円儲けることではなく、毎月の収入から10%以上を自動積立するとか、クレジットカードのリボ払いを使わないとか、ムダな手数料を払わないとか。

もちろんタイトルの通り、20代のお金初心者の方に読んでいただきたいのですが、30代、40代以上の「お金のことがなんとなく苦手」「よくわからないことがある」方々にもおすすめです。この本を読んだ方からよくコンサルティング(FP相談)の申し込みがあるのですが、40代、50代、60代の方もいらっしゃいます。

初版から10年たったので、その本をさらに読みやすく工夫し、カーシェアリングや、スマホバンキングなどの新しい情報を加えてパワーアップ、新版を出しました。ぜひ手にとって読んでみてください。

中村芳子、マネーゴーランド

中村芳子(なかむら よしこ)

日本の女性FP(ファイナンシャルプランナー)第1号。早稲田大学卒業後、大手電機メーカーに就職するも、金融関係の仕事をしたくて日本最初のFP会社に転職。ファイナンシャルプランニングを実践で学び、1991年に退社、友人と有限会社アルファ アンド アソシエイツを設立。むずかしいお金のことを、やさしく解説するのが得意。愛にあふれた辛口のアドバイスが人気。現在は国際派ファイナンシャルプランナーとして、個人のマネー相談、マネーセミナー、マネー記事の執筆、金融機関のアドバイサーなどを行っている。趣味はヨットと太極拳。

<主な著書>
『結婚までに、やっておくべきお金のこと』『女性が30代で必ずやっておくべきお金のこと』『お金が貯まる人 貯まらない人』など多数あるほか、『三日でわかる聖書』『養子でわくわく家族』などお金以外の著書もある。

和泉昭子のココがオススメ!

先日、熊本県のY子さんからお便りをいただきました。そこには「お金に関する本を探しています。どの本を読んでも難しくて読めません。」とありました。詳しいプロフィールはわかりませんがその内容や文字の雰囲気から、まだ20代の若い女性ではないかと推測しました。

そこで、今回は「新版 20代のいま、やっておくべきお金のこと」を御紹介することに決めました。まさに、若いうちからどうお金とつきあうべきかが生活・仕事・貯金・自己投資・結婚・将来・老後といった多角的な側面から展開されているからです。

著者の中村芳子さんは、ものすごく明快な考え方をする人で、その柔軟な発想、メリハリのある生き方は、私にとって非常に刺激的で大好きなのですが、書かれた本にもその人となりや考え方がそのまま出ています。

たとえば、「貧乏は財産だ。金持ちではない親に感謝しよう!」という発想。昔からお金持ちの人は、知らないうちに「防御」の態勢に入っている。収入や貯金が減ることを怖れていては、何にもチャレンジできない。人生、守りに入ってはつまらない…といった具合です。多くの日本人、とくに最近の若い人たちが陥りがちな罠にはまらず、強くて思い通りの人生を切り拓いていく考え方を伝授してくれます。

中村さんの筆力に、多くのベストセラー&ロングセラーを生み出しているダイヤモンド社の土江英明さんの編集力が加わって、非常に読みやすい1冊に仕上がっています。日ごろ本を読むことに慣れていない人でも、メッセージがスラスラと頭に入ってくるでしょう。

未来を怖れず、自分の可能性を広げながら、楽しく生きていくために、ぜひ手にとってくださいませ。


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