家計の助けになる…?FPが解説「互助会」メリット&デメリット

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互助会という言葉は、聞いたことがあっても詳しいことは知らないという人も多いはず。今回は、身近なのにあまり知られていない、互助会の基本をFPの視点からお伝えします。

互助会ってなに?

互助会とは「互いに助け合う会」のことで、会員の結婚式や葬儀を行う費用を賄うために、会員全員が少しずつお金を出し合って助け合おうというものです。それを組織化して、決まりを作り、お金を一度に持ち出すのではなく、毎月など分けて事前に積み立てておくこととし、管理しやすくしたのが「互助会」です。なんだか保険の仕組みに似ていますね。

どんな種類があるの?

町内会内や会社内など、任意の組織を作って、その中で運営している小さな互助会もあれば、『全日本冠婚葬祭互助協会』などのように全国規模で、数百の互助会が加盟している大きな組織もあります。

加盟互助会は、共済や保険と同じ仕組みですが、大きな違いは、共済などは現金で支給されるのに対して、現物いわゆるモノやサービスで提供されるということです。

基本的に加入は任意であり、解約もいつでもできるのですが、町内会や会社内となると、なかなか任意とは言い難い面もあるかもしれません。私も勤務先内に互助会があったときは、この会社で働くための必要経費と割り切って加入していました。もちろん、自分の冠婚葬祭のときにはお金をもらうことができます。

FPの視点から、互助会に入った方が良いのかどうか?

加盟互助会については、加入は完全な任意なのでするかしないかは自由です。メリット・デメリットをしっかり理解した上で、加入するかどうかを決めましょう。

○メリット
・一度に大きな費用がかかる結婚式や葬儀を、毎月積み立てで準備できる
・加入している互助会の所有する施設を優先して利用できる
・葬儀や結婚式の費用について考えるきっかけとなる
・七五三や成人式等に対応できるところもある
・引っ越ししても転居先の互助会に移籍可能なところが多い

○デメリット
・加入している互助会の施設での利用に限られる
・ほとんどのケースで、費用の全てを積立金でまかなえないため追加資金が必要
・大きな施設が多く規模も大きくなるので、家族葬などには向かないことがある
・解約する場合、解約手数料と1ヶ月ほどの期間がかかる
・それぞれの互助会は民間企業のため、経営破綻のリスクもある
(加盟互助会の場合は、別の互助会が引き継いでもらえる)

町内会や会社内などの互助会については、断りきれない面もあると思います。加入した際は、どのようなときにいくらもらうことができるのかきちんと理解し、請求し忘れないようにしましょう。

加盟互助会については、目的が葬儀であれば保険と同じです。入ればいいというのでは、お金があまりにももったいない。特にデメリットについて十分説明を受け、納得した上で加入を検討しましょう。

家族に迷惑をかけたくないとの思いで、葬儀費用を積み立てておこうと考える方も多くあります。その方法の一つである互助会ですが、制度を正しく理解しておくことがとても大切です。

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