大儲け&大損の分かれ道!株の「ストップ高・ストップ安」って何?

3

読了目安[ 4 分 ]

株を「買いたい」「売りたい」という注文は、全国の証券会社を通して証券取引所に集められます。取引所では取引時間中(平日の9:00~11:30と12:30~15:00)、銘柄ごとに買いと売りをマッチングさせて、売買を成立させていきます。

1日の値幅は株価水準で決まる

個々の銘柄の株価は、買い注文が多ければ上がり、売り注文が多ければ下がります。そのバランスによって、取引時間中は株価が刻々と変わっていきます。でも、1日のあいだにあまり大きく株価が動くと、適正な価格での売買ができなくなってしまいます。そこで証券取引所では、1日の株価の範囲に制限を設けています。これを“制限値幅”といいます。

値幅の範囲は株価の水準(100円未満から5,000万円以上まで)に応じて決まっていて、

例えば、
株価が1,000円以上1,500円未満の場合:値幅は上下300円
株価が1,500円以上2,000円未満の場合:値幅は上下400円
株価が2,000円以上3,000円未満の場合:値幅は上下500円
株価が3,000円以上5,000円未満の場合:値幅は上下700円

などのようになっています。

この値幅が、前日の終値に対して適用されます。ある銘柄の前日の終値が1,200円だったとすると、制限値幅は上下300円ですから、その日の株価は900円から1,500円までの間に制限されるというわけです。

株の注文方法には、「いくらでもいいから買う(売る)」という成行注文と、「○○円で買う(売る)」というふうに金額を指定する指値注文があります。指値注文の場合は、この値幅の制限内で金額を指定しなければなりません。ネット証券会社だと、制限値幅を超えた注文は出せないようになっています。

“ストップ安”の連続で暴落も

1日の取引時間中に、株価が制限値幅の上限に達することを“ストップ高”といいます。業績の向上につながるような情報が発表されて、買い注文が殺到したようなときに起こります。ストップ高になっても、翌日、株価の水準が元に戻るということはよくあります。

逆に、株価が制限値幅の下限に達することを“ストップ安”といいます。何か悪い情報が発表されて、いっせいに売り注文が出される状態です。この場合も、翌日になると元の水準に戻ったりするので、自分の保有している銘柄がストップ安になってもあわてることはありません。

ただ、会社の破たんのような場合だと、連日ストップ安となって株価が暴落することもあります。会社が破たんすると株価は元には戻らないので、自分の保有している銘柄がストップ安の連続で暴落しているようなときは、成行で売り注文を出して、できるだけ早く売らなければなりません。

なお、制限値幅は個々の銘柄には適用されますが、日経平均株価(東証1部に上場する代表的な225銘柄の平均株価)やTOPIX(東証株価指数=東証1部に上場する全銘柄の平均株価)に制限値幅はありません。というより、平均株価なので値幅を制限することができません。そのため、1日のあいだに数値が大きく変動することがあります。

同じカテゴリの記事 この著者の記事を表示

コメントを残す

  • コメント欄には個人情報を入力しないようにしてください。

  • 入力いただいたメールアドレスは公開されませんがサーバーに保存されます。
  • 入力いただいた情報の他に、IPアドレスを取得させていただきます。取得した IPアドレス はスパム・荒らしコメント対処ために利用され、公開することはありません。