ジャンボ宝くじ、ロト、ナンバーズ、ビンゴ5の当選確率と還元率一覧

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宝くじの年間売上は、2005年の1兆1047億円をピークとして、2016年には8452億円(前年度比7.7%減)にまで落ち込んでいます。

対して公営ギャンブルの2016年の売上は、競艇が1兆1111億円(前年度比6.6%増)、競輪は6346億円(前年度比0.6%増)、オートレースは654億円(前年度比3.6%減)、競馬は4870億円(前年度比13%増)と軒並み堅調・好調です(オートレースの売上減少は船橋の廃止に伴うもの)。

宝くじを運営する地方自治体(全国自治宝くじ事務協議会)は、この状況を打破するために1等の当選金額を前後賞合わせて5億円!7億円!10億円!と上げ続けていますが、売上の減少はなかなか止まりません。

その理由の1つとして考えられるのは、還元率(払戻率)です。宝くじは、公営ギャンブルに比べて還元率が低いと言われていますが、それがどのくらいの割合か知っているでしょうか。

今回は、ジャンボ宝くじ、ロト、ナンバーズ、ビンゴ5などの当選確率と還元率(払戻率)、公営ギャンブルとの比較についてお話します。

還元率(払戻率)とは

宝くじにしても、公営ギャンブルにしても、目的は当選してお金の配当を受けることです(本気で夢を買っているという人はいないでしょう……)。

この配当されるお金のことを配当金、または払戻金(はらいもどしきん)と言います。そして、投資した金額に対して払い戻される金額の割合のことを払戻率(はらいもどしりつ)、または還元率と言います。

宝くじの還元率は以下の式で計算でき、還元率が100%を超えていれば購入するほど払戻金を得られて得をし、還元率が100%未満であれば購入するほど損をすることになります。

還元率=当選金の合計金額÷売上の合計金額

宝くじには、ジャンボ宝くじ、全国通常宝くじ、ブロック宝くじ、ロトくじ(ロト7、ロト6)、ナンバーズ(ナンバーズ3、ナンバーズ4)、ビンゴ5、スクラッチという種類がありますが、これらは全てある程度の還元率を計算できます。

参考|意外とある宝くじの種類!抽選方法・当選金額・発売時期などの特徴

では、それぞれの宝くじの還元率はどのくらいなのでしょうか。

ジャンボ宝くじの当選確率

1等の当選確率

ジャンボ宝くじは、ユニットという単位で1等、2等などの当たりの本数が決められています。

ユニットとは宝くじの販売単位のことです。100000-199999の番号を1組として10万枚、それを100組作ることで1ユニットになります。つまり、1ユニットは1000万枚です(年末ジャンボは200組2000万枚)。宝くじの売れ行きが良ければユニット単位で販売枚数を増やし、少なければユニット単位で販売枚数を減らします。

つまり、ジャンボ宝くじは、1から100までの組と100000-199999の6ケタの数字によって1000万枚の中から当たりが抽選されるため、1等が当たる数字の組み合わせは1000万通り(1/1000万)もあります。

1等以外の当選確率

たとえば、2017年のサマージャンボ(第723回全国自治宝くじ)1ユニットの当せん金と本数を見てみましょう。

等級等 当せん金 本数
1等 5億円 1本
1等の前後賞 1億円 2本
1等の組違い賞 10万円 99本
2等 1000万円 3本
3等 3000円 10万本
4等 300円 100万本
夏祭り賞 5万円 2000本

2017年のサマージャンボは20ユニット販売されたため、単純に考えて1等5億円に当選した人は20人いることになります。

ちなみに、1等の当選番号は「75組の159149番」でしたが、この番号は20ユニット全て共通です。

次に「1等の前後賞」ですが、前後賞とは「75組の159150番」「75組の159148番」のことです。そのため、10枚連番で「75組の159140番から75組の159149番」を購入した場合は、1等5億円に加えて前後賞の1億円にも当選します(75組の159150番は当たらない)。

「1等の組違い賞」とは、「◯◯組の159149番」の場合です。組数は100ありますが、1等75組は省かれるため当たりの数は99本になります。という風に考えていくと、宝くじが当たる確率は以下のようになります。

1等|5億円|1000万分の1
前後賞|1億円|500万分の1
組違い賞|10万円|101010分の1
2等|1000万円|3333333の1
3等|3000円|100分の1
4等|300円|10分の1
夏祭り賞|5万円|5000分の1

1ユニットの当選金額は総額で約14.4億円なので、売上30億円(300円×1000万本)のうちの48%が還元率となります。1枚300円で買うと156円が返ってくるということですね。

5億円+(1億円×2本)+(10万円×99本)+(1000万円×3本)+(3000円×10万本)+(300円×100万本)+(5万円×2000本)=1439900000

ロトくじの当選確率

ロトくじは当選条件が少々ややこしいため、以下を参考にしてください。以下の確率を簡単にまとめてみます。

参考|意外とある宝くじの種類!抽選方法・当選金額・発売時期などの特徴

ロト7 確率 金額
1等 1/1030万 4億円
2等 1/73.5万 約1000万円
3等 1/5.25万 100万円
4等 1/1127 1.25万円
5等 1/72 2000円
6等 1/42 1000円

ロト7はおおよそ上記の確率で当たるため、売上30億8864万1600円に対して13億7693万7500円という払戻金になり、還元率は44.6%です。1枚300円で買うと133円が返ってくるということですね。

4億円+(1000万円*14本)+(100万円*196本)+(12500円*9135本)+(2000円*142100本)+(1000円*242550本)=13億7693万7500円

ロト6 確率 金額
1等 1/610万 2億円
2等 1/101万 約1000万円
3等 1/2.8万 30万円
4等 1/610 6800円
5等 1/39 1000円

ロト6はおおよそ上記の確率で当たるため、売上12億1929万0800円に対して5億4813万2000円という払戻金になり、還元率は45.0%です。1枚200円で買うと90円が返ってくるということですね。

2億円+(1000万円*6本)+(30万円*216本)+(6800円*9990本)+(1000円*155400本)=5億4813万2000円


ミニロト 確率 金額
1等 1/17万 約1000万円
2等 1/3.4万 約15万円
3等 1/1360 1万円
4等 1/52 1000円

ミニロトはおおよそ上記の確率で当たるため、売上3398万2200円に対して1525万円という払戻金になり、還元率は44.9%です。1枚200円で買うと90円が返ってくるということですね。

1000万円+(15万円*5本)+(10000円*125本)+(1000円*3250本)=1525万円

ナンバーズの当選確率

ナンバーズ3の当選確率

ナンバーズ3は、ストレートが10×10×10=1000通り、ボックスは3ケタゾロ目は省くため1000-10=990通り、ミニは00-99までの100通りの揃い方があり、2090通り全てを購入すると418000円(1口200円)になります。

バラを選んだ場合、以下を合計すると189000円になるため、還元率は45.0%です。1枚200円で買うと90円が返ってくるということです。

・ストレート|1本×9万円
・ボックス|6本×1.5万円
・ミニ|10本×9000円

2個ゾロを選んだ場合も、以下の合計が189000円になるため、還元率は45.0%です。

・ストレート|1本×9万円
・ボックス|3本×3万円
・ミニ|10本×9000円

ナンバーズ4の当選確率

ナンバーズ4は、ストレートが10×10×10×10=10000通り、ボックスは210+360+45+100-90=705通り(0000、1111、2222、3333、4444、5555、6666、7777、8888、9999は省く)があり、10705通り全てを購入すると214万1000円になります。

バラを選んだ場合、以下を合計すると90万円になるため、還元率は42.0%です。1枚200円で買うと84円が返ってくるということです。

・ストレート|1本×90万円
・ボックス|24本×3.75万円

2個ゾロを選んだ場合も、以下の合計が90万円になるため、還元率は42.0%です。

・ストレート|1本×90万円
・ボックス|12本×7.5万円

2個ゾロセットを選んだ場合も、以下の合計が90万円になるため、還元率は42.0%です。

・ストレート|1本×90万円
・ボックス|6本×15万円

3個ゾロを選んだ場合も、以下の合計が90万円になるため、還元率は42.0%です。

・ストレート|4本×22.5万円
・ボックス|6本×15万円

ビンゴ5の当選確率

ビンゴ5は、それぞれのラインが揃う確率とその配当金は以下のようになります。

条件 確率 金額
8ライン 1/390625 555万6200円
6ライン 16/390625 30万円
5ライン 48/390625 4.5万円
4ライン 192/390625 1.82万円
3ライン 1248/390625 2500円
2ライン 6656/390625 700円
1ライン 56832/390625 200円

上記を元に計算すると、390625通り×200円=7812万5000円に対して3515万6200円という期待値になり、還元率は45.0%です。1枚200円で買うと90円が返ってくるということですね。

555万6200円+(30万円*16本)+(4.5万円*48本)+(1.82万円*192本)+(2500円*1248本)+(700円*6656本)+(200*56832本)=3515万6200円

宝くじと公営競技の還元率比較

冒頭でお話した通り、宝くじは売上が伸び悩んでおり、その対策として1等の当選金を上げる施策を強化しています。ところが、ジャンボ宝くじだけではなく、どの宝くじも軒並み還元率は45%前後のままです。

期待を煽って売上を伸ばしたいのであれば、還元率こそ多くするべきなのですが、簡単にそうできない理由があります。それは、還元率が法律によって決められているためです。

出典|宝くじ・公営競技・サッカーくじの実効還元率|総務省

これを見ると、宝くじ(当せん金付証票法)だけでなく、競艇(モーターボート競走法)、競輪(自転車競技法)、オートレース(小型自動車競走法)、競馬(競馬法)と全て払戻率(還元率)が法律によって決められています。

そして、その中でも宝くじは当選金が非課税とは言え、払戻率がひときわ低いことがわかります。

宝くじ|払戻率45.7%
競艇|払戻率74.8%
競輪|払戻率75.0%
オートレース|払戻率74.8%
競馬|払戻率74.1%

キャリーオーバーがあるロトくじなどは還元率が45%を超えますが、それは前回当選該当者が出なかっただけの話で、トータルで見るとやはり45%程度に収まるように調整されています。

払戻率が変わらずに1等当選金だけが上がるということは、「当選者数が少なくなっている」、または「1等以外の当選金が少なくなっている」ということになりますね。

個人的には、「1等10億円!」よりも「100万円が1000本!」の方が当たる人数が多い分、周囲にも当選者が増えて、自分も買おうという気持ちになる気がしますがどうでしょうか。

宝くじの売上推移を見ていると、大きな夢を追い求める時代は終わり、多少は堅実思考の人が増えたのではないかなと……。

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