株式投資で銘柄を選ぶ際にはIR活動もチェックしよう!

1

読了目安[ 3 分 ]

証券取引所に登録している“上場会社”の株は、誰でも買うことができます。投資家は、上場会社の業績や経営の状態などの情報を総合して、その会社の株を「買う」あるいは「売る」という判断をします。ですから、上場会社はこうした情報を公表しなければなりません。

基本は「有価証券報告書」

情報提供の手段として最も基本となるのが“有価証券報告書”です。上場会社は年に1回、有価証券報告書を作成して財務省に提出することが義務づけられています。これには、事業内容、子会社・関連会社、株式の総数や大株主、設備の状況などとともに、利益や損失、会社の保有する資産の状況などの決算書が掲載されています。
有価証券報告書や決算書は、各上場会社のホームページなどで見ることができます。

有価証券報告書はページ数が多く専門的な内容であるのに対して、株主向けの“事業報告書”は、会社の業績や決算の内容などが図表などで簡潔にわかりやすく書かれています。事業報告書はその会社の株主に送られてきますが、各社のホームページに載っているので、株主でなくても見ることができます。

IR情報をうまく利用しよう

有価証券報告書や事業報告書など制度として義務づけられた情報提供のほかに、会社が自主的に投資家に対してさまざまな情報を発信することをIR(アイアール)といいます。“I”は投資家(Investor)、“R”は関係(Relationship)を表します。

上場会社は、ホームページにあるいは<投資家のみなさまへ>などといった項目を設けて、投資家へ向けた社長のメッセージや、業績見通し・新商品情報など投資の判断につながるニュース、株主総会や決算発表のスケジュールなどを掲載しています。

さまざまな情報を提供して会社のことをよく知ってもらい、ファン株主を増やすことがIRの目的の一つです。ファン株主は株を長期にわたって保有してくれる傾向があります。長期安定株主が増えることは経営の安定につながるのです。

投資家や株主に対する情報提供が充実しているだけでなく、株主優待を設ける、株主総会のほかに決算説明会を開催する、株主向けの広報誌を発行する、株主を対象とした工場見学会を開催する、など、IRに熱心な会社は、株主を大切にする会社と考えられます。

株式投資で銘柄を選ぶときは、その会社のホームページを見て、どんな会社なのか、業績はどうかなどをチェックするとともに、どんなIR活動を行っているかも見てみるとよいでしょう。

同じカテゴリの記事 この著者の記事を表示

コメントを残す

  • コメント欄には個人情報を入力しないようにしてください。

  • 入力いただいたメールアドレスは公開されませんがサーバーに保存されます。
  • 入力いただいた情報の他に、IPアドレスを取得させていただきます。取得した IPアドレス はスパム・荒らしコメント対処ために利用され、公開することはありません。