遺族基礎年金との違いは?遺族厚生年金に加入するメリットとは

読了目安[ 3 分 ]

会社に入社して1年で死亡した場合、遺族年金はどうなるのでしょうか?
たった1年しか加入していないのでもらえない?

実は、遺族厚生年金はたった1ヶ月でも加入しているときに亡くなった場合は、25年加入したとして年金の計算をしてもらえるのです。

遺族年金とは

年金に加入中の人が死亡した時、残された遺族に支給されるのが遺族年金です。

会社員が亡くなった場合は、国民年金から遺族基礎年金、厚生年金から遺族厚生年金が支給されます。2階建ての年金制度です。

反対にフリーターや、個人事業主等で国民年金しか加入していない場合は、遺族基礎年金だけとなります。

遺族基礎年金とは

遺族基礎年金とは、「国民年金」に加入している人が死亡した場合、一定の要件を満たした受給対象者が年金受給できる仕組みです。

遺族基礎年金は、遺族ならだれでもすぐにもらえるものではなく、また年金額も一定です。

遺族としては、「18歳未満の子どものある妻(配偶者)」や「子ども」に支給されます。子どものいない妻や夫、独身の場合の父母などには支給されません。

遺族基礎年金の受給対象者と受給年金額

遺族基礎年金
対象者
  • (1)子のある配偶者
  • (2)子
年金額
  • 年間779,300円+子の加算
  • 第一子、第二子までの加算 224,300円
  • 第三子以降 各74,800円

遺族厚生年金とは

遺族厚生年金とは、会社などに属し、「厚生年金」に加入している人が死亡した場合、一定の要件を満たした受給対象者が年金受給できる仕組みです。

遺族厚生年金の場合は、「子どものない妻」や「夫」、「父母」も受給することができます。ただし、夫や父母は年齢の要件があり、死亡した当時55歳以上だった人が対象となり、60歳になった時に支給されます。

遺族厚生年金の受給対象者と受給年金額計算方法

遺族厚生年金
対象者
  • (1)妻
  • (2)子、孫
  • (3)55歳以上の夫、父母、祖父母

計算方法は少し特殊で、次のような計算式によって算出します。

{平均標準報酬月額×7.125/1000×平成15年3月までの被保険者期間の月額+平均標準報酬月額×5.481/1000×平成15年4月以後の被保険者期間の月額}×3/4

平均標準報酬月額という聞きなれないものがありますが、こちらは下記のねんきんネットから調べることができます。
参考|ねんきんネット

また、遺族基礎年金、遺族厚生年金共に税金が課せられません。

厚生年金の加入期間が1年でも25年と計算

遺族厚生年金の額は、亡くなった人の老齢厚生年金の4分の3です。亡くなった人が厚生年金に加入していた月数や給料・ボーナスの額をもとに計算されます。長く勤めている人や給与・ボーナスが多い人ほど遺族厚生年金の額は多くなります。

若い人は加入期間が短いため普通に計算をしてしまうと金額が少なくなります。

そこで最低保障として25年(300ヶ月)加入したものとして計算します。お得な制度と言えます。

将来の不安を取り除く遺族年金

親の面倒を見なければいけない、小さな子どもがいる、もし自分が亡くなったらどうなるのかと不安がある人も多いと思います。

生命保険ですべてを補うことができればいいのですが、高額の保険金になると保険料も高額になり難しいのが現状です。そこで頼りになるのが遺族年金です。

若いからたいした年金がもらえないのではと思われるかもしれませんが、そこは日本という国がきちんと保障しています。

将来のことも考えたら、国民年金だけではなく、厚生年金にも加入して働くことをお勧めします。

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