あなたの「実行力」を事例でテスト!~社会人、誰からも必要とされるためのスキル~

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経済産業省が提唱している「社会人基礎力」は「前に踏み出す力(アクション)」と「考え抜く力(シンキング)」、「チームで働く力(チームワーク)」の3つの能力と、それを構成する12の能力要素で成ります。

本シリーズでは、社会人1年生の柴田さんを通して、この「社会人基礎力」の「12の能力」を「12のスキル」としてクイズ形式で学んでいきます。

柴田さんは、マジメでしっかり者ですが少し抜けたところもあるヨガが大好きな女性です。この春大学を卒業し、○○食品会社に入社、営業企画部に配属となりました。

今回のテーマは、スキル3:【実行力】です。
まずは、あなたの実行力を事例クイズでチェックしてみましょう。

【事例クイズ】

新人の柴田さん、業務も終わりヨガに行こうと帰り支度を始めました。ところが先輩の石橋さんに「柴田さん、(顧客の)○○商事様からまだ見積書届いてないって電話があったわよ」と言われ大慌て。本日中に届けると約束していた見積書の作成をすっかり忘れていたことに気がつきました。もう夕方なので、本日中に届けることは不可能な状態です。柴田さんはどうするべきでしょうか。

選択肢A:すぐに〇〇商事へ電話をかけ謝罪し、今晩中に仕上げて明日の朝一番で届けると伝える。
選択肢B:すぐに見積書の作成に取り掛かり、夜遅くなっても〇〇商事のオフィスのポストに投函しておく。
選択肢C:〇〇商事へ連絡を入れて、素直に謝罪し、相手の都合を聞いて、指定された日時に見積書を届けるようにする。

【実行力とは何か】

実行力とは、目的を設定して確実に行動する能力のことです。単に行動するだけではなく、行く着くべきゴール(=目的)があり、そこに向かって踏み出す力が本当の意味での実行力といえます。

【なぜ実行力が必要なのか】

失敗を恐れてばかりで行動を起こさなければ、成長は止まってしまい、新しいものを生み出すこともできません。また、新しく一歩を踏み出したときにのみ得られる成功体験や達成感も味わうことができません。常に、妥協しない気持ちやチャレンジ精神を持ち、粘り強く取り組むことが重要です。

【クイズの解答】

選択肢A:△ 選択肢B:× 選択肢C:○

選択肢Aは、素早い対応は評価できます。しかし、朝一番に届けるということを勝手に決めてはいけません。顧客がそれで良いというのであればいいですが、選択肢Cのように相手の意向を確認した上で、計画的に行動することが実行力のある対応といえます。
選択肢Bのような行動は、相手の状況を理解しようという姿勢が欠けている、といえます。まずは、すぐに謝罪しましょう。その上で、自らの失態に対してどう対応するか、実行力が試されます。

柴田さんは、〇〇商事へ連絡を入れて、素直に謝罪し、「いつお持ちすれば良いですか?」と相手の都合を聞いて、指定された日時に見積書を届けるようにしました。

まとめ:実行力を鍛える5つのポイント

(1)「まずはやってみよう」という前向きな気持ちを持って、動き出そう!
(2)失敗も経験のひとつと考えることで、失敗を恐れずチャレンジしよう!
(3)目標を達成するための手順や方法を計画的に考えて取り組もう!
(4)「するべきこと」について、常に優先順位を考えて行動しよう!
(5)目標達成のためには強い意志を持ち、粘り強く取り組もう!

このシリーズは、著書『わかる!できる!「社会人基礎力」講座 誰からも必要とされる人になるための12のスキル』(高橋忠寛著・ビジネス教育出版社)を一部改編しながらお伝えしていきます。

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