貯金やローン返済は?プロが勧めるボーナスの賢い使い方・ダメな使い方

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サラリーマンにとってボーナスは、1年に2回(1-3回)あるプレゼントのようなもので大きな楽しみの一つです。普段は手が出せない買い物、ちょっとリッチな旅行など、使い方を考えて悩んでいる人も多いでしょう。

しかし、ボーナスが会社の業績連動ではない場合は、元々もらえるお金をボーナスとして受け取っているだけなのでプレゼントではありません。そのため、使い道には少し注意した方が良いでしょう。

参考|税金や手取りはどっちが得?ボーナスなし年俸制とありの月給制の違い

そこで今回は、お金のプロであるFPがおすすめするボーナスの賢い使い方・ダメな使い方をご紹介します。

ボーナスの使い道ランキング

そもそも、世の中の人はボーナスを何に使っているのでしょうか。

価格.comの調査(2016年5月実施、回答者数2,407人)によると、2016年夏のボーナス平均消費金額とその使い道は、1位が「貯金」(75.5%)で、その金額は207,429円でした。

参考|価格.com – No.093 夏のボーナス2016 -知りたい! みんなの懐事情- [価格.comリサーチ]No.093

1位|貯金(75.5%)207,429円
2位|商品・サービスを購入する(67.6%)70,899円
3位|国内旅行・外出をする(44.2%)57,058円
4位|ローン返済(35.9%)167,261円
5位|子供の教育費(31.0%)132,324円
6位|金融商品(投資信託、株式等)の購入・外貨預金など(14.3%)118,026円
7位|国外旅行・外出をする(12.3%)118,098円
8位|金融商品(投資信託、株式等)の補填(9.5%)101,627円
9位|新規ローンを組む(4.3%)95,268円

※平均消費金額はお金を使う予定があるた回答者のみ

ダメなボーナスの使い方1.貯金

前述したボーナスの使い道調査でも1位の貯金ですが、普段の給料からはあまり貯蓄に回せないため、ボーナス時にまとめて貯金するという人も多いようです。

お金を貯めること自体は非常に良いことですが、ボーナスのほとんどを普通預金に置きっぱなしにしているのはとてももったいないことです。

利息がほぼないどころか、物価上昇に対応できず価値が目減りするリスクもあります。今の金利政策では定期預金でも同じことが言えます。

そのため、必要なお金は現金で手元に残しつつ、ボーナスの一部を資産運用に回すことをおすすめします。少額で良いので実際に投資を経験しておくと、いざ本格的に資産運用するときにも必ず役立つでしょう。

ダメなボーナスの使い方2.ローン返済

月々の返済だけでは大変なので、住宅ローンなどをボーナス併用払いにしている人も多いと思います。

ただ、やはりボーナスは景気や会社の業績に左右されやすい会社も多く、経済状況によっては思い通りの金額が支給されるとも限りません。ボーナス減額またはカットになった場合、支払いができなければ困ったことになります。

また、ローン返済は、ボーナスでの返済割合が大きいほど返済総額が大きくなる面もあります。

ボーナス併用払いにする場合は、ボーナスの返済割合を少なくし、万が一支給されない場合は貯金で対応できるように心がけましょう。

ボーナスありきの返済計画を立ててしまっているなら、一度見直してみると良いですね。

ダメなボーナスの使い方3.衝動買い

ボーナスが支給されたら家族それぞれの好きなものを買いに行くなど、お金をパーッと使ってしまう家庭は多いですよね。お金を使うことがストレス発散になる人もいます

たしかに、普段買えないものにお金を使えるのは気持ちが良いものですが、ストレス発散のために買い物をすると、冷静になって振り返ると「いらなかった……。」と思うのを購入してしまうことも多いのです。

それどころか、何に使ったかさえも覚えていない場合もあります。

人によっては、一度深く反省をしなければ衝動買いやストレス発散買いのもったいなさに気付くことができません。そのため、たとえ衝動買いでも必ずレシートを残しておくか、買い物は全てクレジットカード払いにして後で見直しましょう。

参考|年間平均貯蓄額は?現金よりもクレカ・電子マネー派がお金が貯まる理由

そして、お金の使い方に反省をしたら、納得のいく買い物をするために計画を立てて買い物をするように習慣を変えてみてください。

賢いボーナスの使い方1.自己投資

では、賢いボーナスの使い方とはどのようなものでしょうか。

自分への投資のひとつは資格取得が良いでしょう。たとえ、就職や転職に直結するものではなくても、普段の生活に活かせる資格であれば取得する価値はあります。

たとえば、簿記やFPの資格は普段のお金の使い方を考えるためにも持っておいて損ではありません。また、最近では社内の昇級に簿記やFPなどの資格が必須になっている企業も増えています。

ちなみに費用負担は、一般教育訓練給付金制度を利用した場合、教育訓練費のうち最大10万円が支給されます。一般教育訓練給付金制度には条件があるので、申込み時に確認の上、忘れずに申請しておきましょう。

また、趣味を兼ねて料理やお菓子作りを習うのも良いでしょう。食は日常にあることなので、こちらも趣味と実益を兼ね備えています。材料費を抑えた食材を選びや健康に気遣った生活の基礎にもなります。

ただし、自己投資は自己満足ではありません。自己投資の自己満足は、お金だけでなく時間の浪費にもなります。ムダ使いになっていないか、時々振り返ってみることも忘れないようにしましょう。

賢いボーナスの使い方2.ワンランク上の体験

将来のための貯蓄は、お金だけとは限りません。また、自己投資も資格や能力だけとは限りません。

せっかくお金が使えるのだから、自分や家族にとって普段は体験ができない価値のある経験をすることもそのひとつだと考えてみましょう。

  • 英会話教室で学んだ語学が通用するかプチ留学で試してみる
  • テーブルマナーを学んでから高級フレンチや和食の店に行ってみる
  • 海外旅行で普段見ることができない美術館や寺院・遺跡を旅する

「わたしは普段からやってるよ。」という人であれば良いのですが、お金を貯めることが趣味になっていたり、常に将来楽になるためにローンの支払を考えて過ごしている人にとっては、清水の舞台から飛び降りる気持ちになりますよね。

自分自身の価値を上げるためにも、ワンランク上の知識や経験を手に入れて、今までの自分に付加価値をつけてみましょう。

ボーナスの使い道は支給が決まってから

会社の業績によってはボーナスが支給されないこともあるでしょう。当然支給されると思っていると、年払いの支出や生活費の穴埋めができず困った事態になりかねません。

厚生労働省によると、正社員の7割以上にボーナスが支給されており、非正規社員も含めるとおよそ4割にボーナスが支給されているという状況です。ちなみに、従業員数100人以上の会社(製造業及び卸売業,小売業は30人以上)に限ると、9割弱の会社がボーナスを支給しています。

引用|リーマンショックでボーナス額は変化した?平均支給額と10年間の推移

そのため、普段はできるだけアテにせず、ボーナスの支給が決まってから使い道を考えることが、ボーナスを賢く使う秘訣かもしれません。

ちなみに、「生活費を切り詰めても子どもの教育費だけは削りたくない!」というのはよく受ける相談の1つです。夢と期待を一身に背負う子どもたちは大変ですね。

ボーナスが出てもなかなかお金が貯まらない人は、以下も参考にしてください。

参考|ボーナスを散財…すぐ金欠になる人のダメなお金の使い方

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