投資リスクの低減No.2 時間の分散! 【上村和弘のFX基本講座】

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この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる!知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

さて、分散投資について前回説明しましたが、もう一つ大事なことをお伝えします。トレードテクニックとしての分散投資、大まかにでも理解頂けると役立つかと思います。

時間分散のテクニック

投資のセオリーとして、いきなり全額を買うよりも回数を分けて購入することでリスクを抑える手法があります。それでは、具体例を見ていきましょう。

先々、円安になると考えて、米ドル/円の買いポジション(*)を1万ドル持ちたい場合。

同じモノを買うならば、安値を買った方が有利。安く買って高く売るのが利益を得る基本です。いきなり、1万ドル全額を買うと思わぬ高値で買ってしまうかもしれません。かといって、安値を待っているといつまでも買えないケースもでてきますから、いつ売買するかを決めるのは大変ですね。

為替相場は、上がったり下がったり波のように繰り返しながら、価格が変動していきます。このイメージは、値動きのチャートを見ると良く分かりますね。

●ユーロ/円の日足チャート

投資リスクの低減、時間の分散! 上村和弘のFX基本講座
(引用:DMMFX)

思い切って買ったところが安値だと嬉しいのですが、いつもそんなに上手くいくとは限りません。出来るだけ、安い値段で買うための方法は二つ。
1.高値、安値を見極められるよう分析すること予測力
2.必要な額を一回で買うのではなく複数回に分散して買うこと分散投資

安値(=底値)や高値(=天井)を見極めることが出来れば、もちろん一番良い事ですが、天井・底値を完全に予想することはプロのトレーダーでも出来ません。そこで、分散して買うことが推奨されます。分けて買う事は誰にでも出来ますよね。

分散投資の具体的な方法

下記の図は、2016年5月31日から6月13日の米ドル/円の値動きグラフです。

投資リスクの低減、時間の分散! 上村和弘のFX基本講座

上記図のように、5月31日に1万ドルを買っていたら、110円台で買うことになっていましたね。一方で、毎日1,000ドルずつ購入していたらどうなっていたかを計算してみましょう。

★5月31日の終値価格:110.726円
★1日1,000ドルずつ購入した場合の平均価格:107.77円

約3円の価格差がありますね! まとめて購入するよりも、かなり安値で買うことができました。まとめて一回で購入するよりも、分散して購入すると価格が平均化されるため、極端な高値や安値で購入するケースが減り、概ね良いレートで保有する事が可能です。

1回で購入すると、上手く行けば一番の安値で購入できる場合もありますが、確率的にはかなり低く、逆に悪い値位置で購入する事が多々出てきます。そういったリスクを軽減できるのが分散投資になります。

FXで必要なのはコツコツとヒットを稼ぐアベレージヒッターのやり方、ホームランか三振かのブンブン丸は、リスクが大きくて使いにくいバッターです。

以上、前回の「投資先の分散」に続き、時間分散の内容を記しました。株式や225先物等を含めて変動する金融商品には大変有効な手法ですので、イメージとして覚えておかれると良いでしょう。次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:「ポジション」とは?
FXなどの金融取引での持ち高の状況を指します。新規取引が約定した後のことをポジションと言い、また、ポジションを持っている状況は、為替相場の変動で損益が生じます。
買いで新規注文が成立すると、買い(=ロング)ポジション、
売りで新規注文が成立すると、売り(=ショート)ポジションと言います。

【上村和弘のFX基本講座】バックナンバーもご覧ください!
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