はり・きゅうは、健康保険が使えるケースもある

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腰痛や肩こり、関節痛等に悩む人は、年齢が高い人だけでなく、最近では若い人でも多くなっています。骨や関節の痛みは、すぐに命に直結するものではありませんが、徐々に悪化して日常生活を送るのが大変になります。

そこで、はり・きゅうやマッサージに通っている人もいるでしょう。その場合は、健康保険が使えず全額自己負担となっているかと思います。ただし、健康保険が使える場合もあるので、どのような場合に健康保険が使えるのかみていきましょう。

はり・きゅう治療院の中には、「各種健康保険使えます」という看板を掲げているところもありますが、すべてが健康保険の対象になるわけではありません。厚生労働省は「はり・きゅう治療院」を保険医療機関とは認めていなくて、やむを得ない場合だけ健康保険を使えることにしています。そのために健康保険が使える治療は、厳格に決められていて、医療費の支払いも一般の医療機関とは違う方法がとられています。

どんな場合に健康保険の対象となるの?

はり・きゅうの施術で、健康保険の対象となるケースは、下記の2つの要件を満たした場合のみで、ハードルはかなり高いと言えます。

1.対象となる傷病であること
 ・神経痛
 ・リウマチ
 ・五十肩
 ・頚腕症候群
 ・腰痛症
 ・脊椎捻挫後遺症

2.医師が、はり・きゅうの施術に同意していること
医療機関において、治療を行いその結果治療の効果が表れなかった場合等、はり・きゅうの施術を認める医師の同意書が必要

注意点は?

また、注意してほしいのが「鍼灸院」という名前がついていればどこでも健康保険が使えるわけではありません。健康保険が使えるのは、「はり師」「きゅう師」と呼ばれる国家資格を持った人が施術を行う場合です。

また、医療費の支払いに関しても、窓口で3割負担分だけお金を支払う一般の医療機関とは異なり、はり・きゅうで健康保険を使った場合は、患者がいったん医療費の全額を支払って、後から自分で健康保険に申請して7割分を払い戻してもらうという手続が必要となります。ちょっと面倒ですね。

はり・きゅうで健康保険を使うことはできますが、医師の同意書が必要だったり、利用できる病気やケガの種類が限定されているなど、実は細かい決まりがあります。

誰でも簡単に保険で治療を受けられるわけではなく、「最近なんとなくだるい」「肩こりがひどくなった」という理由では、健康保険の対象にはなりません。ただし、対象の傷病で、医療機関にかかっているがなかなか治らない場合は、医師に相談をして、はり・きゅうの施術を健康保険を使って行うことはとても重要です。

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