REIT(不動産投資信託)はマイナス金利政策と相性バツグン

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マイナス金利政策の下で資産運用を考えた時、有利な運用方法として名が挙がる「REIT(Real Estate Investment Trust=不動産投資信託)」。

なぜ、日本銀行のマイナス金利とREITの相性が良いのでしょうか?
『庶民でも不動産投資ができる!「REIT」とは?』
で紹介したREITのメリット(魅力)とデメリット(リスク)を踏まえて考えてみましょう。

REITのメリット(魅力)とデメリット(リスク)

メリット
(魅力)
  1. 実物不動産に比べ、少額で投資ができる
  2. 複数の不動産に分散投資ができる
  3. 実物不動産に比べ、売買がしやすい
  4. 上場株式に比べ、配当利回りが高い
  5. インフレに強い
  6. 不動産投資とは違い、投資家による物件の管理やメンテナンスは不要
デメリット
(リスク)
  1. 預貯金と違い、投資元本が保証されない
  2. 景気が悪くなるとREITの価格が下落したり分配金が減ったりする
  3. 自然災害などで対象不動産の価値が下がるとREITの価格が下落する
  4. 金利の上昇に弱い
  5. 極端に売買の少ない銘柄は売却時に不利になることもある

デメリット「4.金利の上昇に弱い」の反対が、現在。すなわち、低金利がメリットとなっています。

低金利がメリットになるその理由とは……?

当面の使い道がないお金があったとします。金利がある程度高ければ、わざわざリスクをとらなくても、そのお金が預貯金や債券に向かうのは自然です。

しかし、環境はマイナス金利。預貯金や債券には魅力のかけらもありません。
そこで分配金利回りの高いREITに関心が集まります。なぜREITの分配金利回りが高いのか?
それは『庶民でも不動産投資ができる! 「REIT」とは?』を参照してください。

REITは価格が変動するので、投資元本が割れることもあります。
しかし、当面使う予定のない資金でゆったりと投資できるなら、REITを持ち続けて定期的な分配金受け取り目的で投資したいと考えます。

このように、高い分配金利回りが魅力のREITにお金が集まると、次の展開が待っています。
『投資信託が「上場している」って、どういうこと?』
の通り、REITは証券取引所に上場しています。いわばオークション商品。
多くの人が「いいね」「欲しい」と思えば価値が上がります。

早い時期に安い値段でREITを買っていた人は、値上がり益も期待できるのです。

ただし、REIT価格の上昇後に買う場合、すでに購入代金が高くなっています。
同じ分配金額なら、値上がり後の購入では分配金利回りが低くなるので要注意です。

さらに、マイナス金利がREITの追い風になっている理由がもう1つ。

『庶民でも不動産投資ができる! 「REIT」とは?』
では、REITの運用資金は、投資家のお金以外に金融機関からも資金を借りていると説明しました。
マイナス金利政策の下では借入金利が低く、REIT運用上の必要経費が抑えられるため、投資家に還元する金額が増えます。

マイナス金利で、金融商品として相対的に魅力が高まるという側面と、運用上の経費削減という側面の2点から、REITはマイナス金利政策と相性バツグンと言われるのです。

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